こんにちは、Keiです。
2026年6月13日(土)、SHISHAMO THE FINAL!!! THANKS DAY の1日目を等々力陸上競技場で見届けました。
朝に新幹線で上京して友人と合流し、つけ麺屋で腹ごしらえをしてから、カラオケに入ってSHISHAMOをひと通り歌って予習しました。我ながら気合いが入っています。
9割がタオルを持っていた
等々力陸上競技場は、サッカーの試合会場として使われる場所です。通常のライブ会場とは違う。それをSHISHAMOが強く望んで選んだと聞いていました。
入場してすぐ気づいたのは、赤と白のツアータオルの多さでした。ざっと見回して、持っている人が9割近くいる。グッズを見て状況の温度感がわかるタイプのライブではなく、参加者全員が「ここに向けて来た」という空気がありました。

セットリスト25曲、アンコール2回
本編は全25曲。アンコールは2回。トータルで何時間になったのか数えませんでしたが、とにかく長かった。
「最近知った人から、13年間みっちりファンだった人まで楽しめる」という設計は意図的だと感じました。新しめの曲で入口を作りながら、年季の入ったナンバーで古参の心を抉る。曲そのものへの感謝みたいなものも、選曲の中に滲んでいました。
SHISHAMO THE FINAL!!! ~Thanks for everything~ THANKS DAY
2026.06.13 @Uvanceとどろきスタジアム by FUJITSU
- 君と夏フェス
- 夏恋注意報
- 君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!
- 笑顔のおまじない
- 量産型彼氏
- ひっちゃかめっちゃか
- 君の大事にしてるもの
- かわいい
- きっとあの漫画のせい
- 花
- 熱帯夜
- 夏の恋人
- 夢で逢う
- 運命と呼んでもいいですか
- 最高速度
- ねぇ、
- タオル
- OH!
- 恋する
En.1
- ハッピーエンド
- 恋じゃなかったら
- メトロ
En.2
- 明日も
- 明日はない
- 僕に彼女ができたんだ
二回目のアンコールで、吉川が帰ってきた
最大の山場がそこにありました。
二回目のアンコールで、ステージの袖からドラマーの吉川がサプライズで登場しました。彼は1〜2年ほど体調不良でバンド活動を休んでいました。
会場がざわつきました。気づいた人から波紋のように驚きが広がっていくのがわかった。演奏が続く中で、周りを見ると、盛り上がりながら泣いている人が何人もいました。私もそのひとりでした。
「明日も」というタイトルが、ラストライブの文脈で別の意味を帯びていました。そこに吉川が現れた。もうなんというか、言葉になりませんでした。
最後の3曲で、バンドの意志を感じた
「明日も」のあと、「明日はない」、そして「僕に彼女ができたんだ」でライブは締められました。
この並びを見たとき、これは偶然ではないと思いました。バンドが「こう終わりたい」と決めた3曲だと感じました。特に「明日はない」というタイトルが、ファイナルライブの締め近くに来ることの重さは、ここでは書ききれません。
普段しゃべらない松岡が、涙腺崩壊しながら話した
SHISHAMOのベーシスト、松岡は普段のライブでほとんどしゃべりません。
その松岡が、ファイナルで言葉を絞り出しました。泣きながら。
話していたのは、自分が最初はベースが下手だったということ。練習を積んで上手くなっていったということ。それを初期メンバーとして語る松岡の姿は、低姿勢というか、バンドの歴史を自分の成長とともに語る誠実さがありました。うまいかどうかより、13年間続けてきたということの重さがそこにありました。
普段無口な人が最後に絞り出す言葉は、どんな名スピーチよりも届きます。
宮崎が言った「SHISHAMOは自律した生命体」
ボーカルの宮崎は、「ありがとう」を20〜30回は言っていた気がします。数えていたわけではありませんが、それだけ繰り返されると、感謝の言葉というより、感情が溢れてそれしか出てこない状態に見えました。
そして、「SHISHAMOに育てられた」と言いました。
バンドを作った本人が、自分がSHISHAMOに育ててもらったと言う。これは謙遜ではないと思いました。本当にそう感じているんだと。
さらに、SHISHAMOはメンバーだけのものではないと言いました。スタッフ、会場にいる観客、そしてCDやサブスクで音楽を届けた先にいるすべての人——その全員で成り立っているのがSHISHAMOだ、と。
「私のものではない」という言葉を、バンドを作った人間が言う重みは独特です。自律した生命体、という表現がしっくりきます。宮崎自身もその一部であって、全体ではない。そう言えるところに、このバンドの13年間の厚みを感じました。

2日目は配信で観た
翌日の2日目は配信で観ました。セットリストは半数ほど入れ替わっていました。
1日目を現地で観た人間として、2日目の配信は少し違う景色に見えました。選曲が変わることで、ある曲は1日目の観客へ、ある曲は2日目の観客へ届けられた。どちらにも、それぞれの「あの曲をここで聴けた」があったはずです。

まとめ
等々力で終わって良かったと思っています。
普通のライブ会場ではない場所をSHISHAMOは選びました。理由はわかりませんが、広い空の下で25曲を聴いて、吉川が帰ってきて、松岡が泣きながら話して、宮崎がありがとうを繰り返した。その光景は、たぶんずっと覚えています。
SHISHAMOはいなくなりますが、音楽は残ります。自律した生命体は、形を変えて続いていく気がしました。
— Kei
