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F710やF810のオーバーホール時の分解工程を掲載したサイトを見付けられなかったので、CCDパネル不良のF710を分解してここへ掲載することにしました。
雑記帳にも『F810基盤交換』と題して作業工程を公開していますので、そちらも合わせて参考にして下さい。
一部画像を撮り忘れている部分もあるので画像を使い回して説明しています。
先ずは底部のネジ4本に両サイド2本ずつ、合計8本すべてを外します。

上部モードダイヤル脇に爪が1か所ありますが、底部から少しずつ貝を開くように開けると上部の爪を楽に外せます。
背面カバーに取り付けられている基盤に、フラットケーブル2本が繋がっているので切らないように注意します。

@とAのフラットケーブルをディスプレイ基盤側から外してディスプレイ基盤ごと背面カバーを外します。
Aのフラットケーブルはコネクター部にある茶色く細長い横長のレバーを、精密ドライバーのマイナスなどで90度に起こすとケーブルをコネクターから抜くことができます。

@のフラットケーブルは画像赤丸のコネクターに差さっているだけですのでそのまま引き抜きます。
ディスプレイ基盤を背面カバーごと外したら、CCDパネル上にある黒い絶縁フィルムを外します。

次にレンズユニットを外します。
赤丸3か所のネジと@とAのフラットケーブルを外せば、実像ファインダーとCCDパネルを含めたレンズユニットをボディより引き抜くことができます。
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次にストロボユニットを外します。
赤丸2か所のネジを外すだけでユニットごと外せます。
画像を見て下の赤丸部分のネジはストロボのコンデンサーの下にあるので、ドライバーで少し避けてあげるとアクセス可能になります。
ストロボユニットをボディから引き抜く際、細いスピーカーケーブルが繋がっているので注意。
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コンデンサー下のネジを別角度から見たところ。

ストロボユニットを外したところ。
スピーカーユニットがプラのガイドレールに挿し込んであるのでこれを引き抜きます。
スピーカーケーブルはかなり細いので、ケーブルを引っ張ってスピーカーユニットを外すような行為はしないこと。
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次にメイン基盤を外します。
メイン基盤はメディアとバッテリー系の基盤と一緒にバッテリースロットステーに取り付けられているのでステーごと外します。
画像赤丸部分に爪で固定されているだけなので、精密ドライバーのマイナスなどで抉って外します。
外したらそのまま基盤ごとスロットステーを引き抜きます。
この際にシャッターとモードダイヤルのフラットケーブルが繋がったままなのでケーブルを軸に180度起こしてボディ外側へ逃がします。
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上部の画像のようにメイン基盤をボディ脇に逃がします。
赤丸部分のモードダイヤルとシャッターを外します。
両方ともボディ側へ挿し込まれているだけですので精密のマイナスドライバーなどで抉って引き抜きます。
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メイン基盤をスロットステーから外します。
上部画像赤丸部分のネジ1本を外し、あとは画像左手前のスロット挿入口のプラ部分に挿し込まれているだけですのでここから引き抜きます。
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CCDパネルは画像赤丸のネジ2本を外し、圧着板を外せばCCDユニットごと外せます。
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これで各ASSY部品ごとに外せたこととなります。
最後に背面ディスプレイ側。
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赤丸5か所のネジをすべて外します。
外した状態で画像奥にある爪で基盤が固定されているだけになります。
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液晶パネルのケーブルを外して手前に逃がし、基盤を手前側から起こして背面カバーより外します。
背面基板を外せば液晶パネルにアクセス可能になります。
大体の流れはこんな感じで、機械を分解したことのある人なら大よそ把握できるのではないかと思います。
これで各ASSY部ごとに交換可能かと思いますので、不具合が発生した場合、その不具合箇所に相当する部品を換装すればよいと思います。