|
JavaTM 2 Platform Standard Ed. 5.0 |
|||||||||
前のクラス 次のクラス | フレームあり フレームなし | |||||||||
概要: 入れ子 | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド |
public interface Document
Document
インタフェースは、HTML 文書または XML 文書全体を表します。概念上は文書ツリーのルートであり、文書データに最初にアクセスする手段を提供します。
要素、テキストノード、コメント、処理命令などのオブジェクトは、Document
のコンテキスト外では存在し得ません。このため、Document
インタフェースには、これらのオブジェクトを作成するために必要なファクトリメソッドが含まれています。作成された Node
オブジェクトは、その作成コンテキスト内で自身と Document
を関連付ける ownerDocument
属性を持っています。
「Document Object Model (DOM) Level 3 Core Specification」も参照してください。
フィールドの概要 |
---|
メソッドの概要 | |
---|---|
Node |
adoptNode(Node source)
ほかの文書のノードを現在の文書にインポートします。 |
Attr |
createAttribute(String name)
所定の名前の Attr を作成します。 |
Attr |
createAttributeNS(String namespaceURI,
String qualifiedName)
所定の修飾名と名前空間 URI の属性を作成します。 |
CDATASection |
createCDATASection(String data)
指定された文字列を値として持つ CDATASection ノードを作成します。 |
Comment |
createComment(String data)
指定された文字列を持つ Comment ノードを作成します。 |
DocumentFragment |
createDocumentFragment()
空の DocumentFragment オブジェクトを生成します。 |
Element |
createElement(String tagName)
指定された型の要素を作成します。 |
Element |
createElementNS(String namespaceURI,
String qualifiedName)
所定の修飾名と名前空間 URI の要素を作成します。 |
EntityReference |
createEntityReference(String name)
EntityReference オブジェクトを作成します。 |
ProcessingInstruction |
createProcessingInstruction(String target,
String data)
指定された名前およびデータの文字列を持つ ProcessingInstruction ノードを作成します。 |
Text |
createTextNode(String data)
指定された文字列を持つ Text ノードを作成します。 |
DocumentType |
getDoctype()
このドキュメントに関連付けられている文書型宣言 ( DocumentType を参照)。 |
Element |
getDocumentElement()
文書の文書要素になっている子ノードへの直接アクセスを可能にする便利な属性です。 |
String |
getDocumentURI()
文書の場所。 |
DOMConfiguration |
getDomConfig()
Document.normalizeDocument() が呼び出されたときに使用される設定。 |
Element |
getElementById(String elementId)
所定の値の ID 属性を持つ Element を返します。 |
NodeList |
getElementsByTagName(String tagname)
所定のタグ名とともに、文書に含まれるすべての Elements の NodeList を文書順に返します。 |
NodeList |
getElementsByTagNameNS(String namespaceURI,
String localName)
所定のローカル名と名前空間 URI とともに、すべての Elements の NodeList を文書順に返します。 |
DOMImplementation |
getImplementation()
この文書を処理する DOMImplementation オブジェクトです。 |
String |
getInputEncoding()
このドキュメントを解析するときに使用するエンコーディングを指定します。 |
boolean |
getStrictErrorChecking()
エラーチェックを適用するかどうかを指定します。 |
String |
getXmlEncoding()
この文書のエンコーディングを XML 宣言の一部として指定します。 |
boolean |
getXmlStandalone()
この文書がスタンドアロンかどうかを XML 宣言の一部として指定します。 |
String |
getXmlVersion()
この文書のバージョン番号を XML 宣言の一部として指定します。 |
Node |
importNode(Node importedNode,
boolean deep)
別の文書から現在の文書へノードをインポートします。 |
void |
normalizeDocument()
このメソッドは、文書を通常の形式に変換して、保存およびロードするように動作します。 |
Node |
renameNode(Node n,
String namespaceURI,
String qualifiedName)
ELEMENT_NODE または ATTRIBUTE_NODE 型の既存のノードの名前を変更します。 |
void |
setDocumentURI(String documentURI)
文書の場所。 |
void |
setStrictErrorChecking(boolean strictErrorChecking)
エラーチェックを適用するかどうかを指定します。 |
void |
setXmlStandalone(boolean xmlStandalone)
この文書がスタンドアロンかどうかを XML 宣言の一部として指定します。 |
void |
setXmlVersion(String xmlVersion)
この文書のバージョン番号を XML 宣言の一部として指定します。 |
メソッドの詳細 |
---|
DocumentType getDoctype()
DocumentType
を参照)。文書型宣言を持たない XML 文書の場合は null
を返します。HTML 文書では、文書内の文書型宣言の有無とは関係なく DocumentType
オブジェクトを返すことができます。DocumentType
ノードとこの Document
の子ノードへ直接アクセスします。このノードは文書作成時に設定され、それ以降は Node.insertBefore
、Node.replaceChild
などの子ノード操作メソッドを使用して変更できます。ただし、一部の実装では、作成時に指定された DocumentType
に基づいて、「HTML」の「DOM Level 2 HTML」などの「Core」以外の追加機能をサポートしているさまざまな Document
オブジェクトをインスタンス化できます。あとで変更してもサポートされている機能が変化することはほとんどありません。
DOMImplementation getImplementation()
DOMImplementation
オブジェクトです。DOM アプリケーションは、複数の実装からのオブジェクトを使用できます。
Element getDocumentElement()
Element createElement(String tagName) throws DOMException
Element
インタフェースを実装するため、属性は返されるオブジェクトに直接指定できます。Attr
ノードが自動的に作成され、要素に付加されます。createElementNS
メソッドを使用します。
tagName
- インスタンス化する要素型の名前。XML の場合、アルファベットの大文字と小文字が区別される。XML の以外の場合には、大文字と小文字の区別は、使用しているマークアップ言語に依存し、DOM 実装によってその正規マークアップにマッピングされる
tagName
に設定された nodeName
属性、localName
、prefix
、null
に設定された namespaceURI
を持つ新しい Element
オブジェクト
DOMException
- INVALID_CHARACTER_ERR: 指定された名前が、使用中の XML バージョン (Document.xmlVersion
属性に指定されている) に定められている XML 名ではない場合DocumentFragment createDocumentFragment()
DocumentFragment
オブジェクトを生成します。
DocumentFragment
Text createTextNode(String data)
Text
ノードを作成します。
data
- ノードのデータ
Text
オブジェクトComment createComment(String data)
Comment
ノードを作成します。
data
- ノードのデータ
Comment
オブジェクトCDATASection createCDATASection(String data) throws DOMException
CDATASection
ノードを作成します。
data
- CDATASection
に含まれるデータ
CDATASection
オブジェクト
DOMException
- NOT_SUPPORTED_ERR: この文書が HTML 文書の場合ProcessingInstruction createProcessingInstruction(String target, String data) throws DOMException
ProcessingInstruction
ノードを作成します。
target
- 処理命令のターゲット部分。Document.createElementNS
や Document.createAttributeNS
とは異なり、このターゲット名が名前空間整形式かどうかは確認されない。このターゲット名を名前空間整形式にするには、アプリケーションは「namespaces」パラメータを true
に設定して、Document.normalizeDocument()
を呼び出す必要があるdata
- ノードのデータ
ProcessingInstruction
オブジェクト
DOMException
- INVALID_CHARACTER_ERR: 指定されたターゲットが、使用中の XML バージョン (Document.xmlVersion
属性に指定されている) に定められている XML 名ではない場合Attr createAttribute(String name) throws DOMException
Attr
を作成します。その後、この Attr
インスタンスは、setAttributeNode
メソッドにより Element
に設定されることに注意してください。createAttributeNS
メソッドを使用します。
name
- 属性の名前
name
に設定された nodeName
属性、localName
、prefix
、null
に設定された namespaceURI
を持つ新しい Attr
オブジェクト
DOMException
- INVALID_CHARACTER_ERR: 指定された名前が、使用中の XML バージョン (Document.xmlVersion
属性に指定されている) に定められている XML 名ではない場合EntityReference createEntityReference(String name) throws DOMException
EntityReference
オブジェクトを作成します。さらに、参照されるエンティティが既知の場合には、対応する Entity
ノードの子リストと同じように EntityReference
ノードの子リストが作成されます。注: Entity
ノードの下位ノードの名前空間接頭辞のバインドが解除されている場合には、作成された EntityReference
ノードの対応する下位ノードのバインドも解除されます (その namespaceURI
はnull
)。DOM Level 2 と DOM Level 3 では、このような場合に名前空間接頭辞を解決する機構がサポートされていません。
name
- 参照されるエンティティの名前。Document.createElementNS
や Document.createAttributeNS
とは異なり、このエンティティ名が名前空間整形式かどうかは確認されない。このエンティティ名を名前空間整形式にするには、アプリケーションは「namespaces」パラメータを true
に設定して、Document.normalizeDocument()
を呼び出す必要がある
EntityReference
オブジェクト
DOMException
- INVALID_CHARACTER_ERR: 指定された名前が、使用中の XML バージョン (Document.xmlVersion
属性に指定されている) に定められている XML 名ではない場合NodeList getElementsByTagName(String tagname)
Elements
の NodeList
を文書順に返します。
tagname
- 一致するタグの名前。特殊な値「*」はすべてのタグに一致する。XML では、tagname
パラメータの大文字と小文字が区別される。XML でない場合、大文字と小文字の区別は、使用しているマークアップ言語に依存する
Elements
を含む新しい NodeList
オブジェクトNode importNode(Node importedNode, boolean deep) throws DOMException
parentNode
は null
)。nodeName
および n odeType
とまったく同じ属性値に加えて、名前空間に関連付けられている属性 (prefix
、localName
、namespaceURI
) を持っています。cloneNode
操作の場合と同じく、ソースノードは変更されません。インポートされているノードに関連するユーザデータは持ち越されません。ただし、関連するデータとともに UserDataHandlers
が指定された場合、ハンドラはこのメソッドがノードを返す前に該当するパラメータとともに呼び出されます。 nodeType
にコピーされます。XML ソースまたは HTML ソースのフラグメントが一方の文書からもう一方の文書にコピーされた場合、2 つの文書が XML ケース内に異なった DTD を持つ可能性があることを受けて、適切な動作のミラー化が試行されます。各ノード型の特性を次に説明します。
Attr
上で、ownerElement
属性は null
、specified
フラグは true
に設定されます。ソースである Attr
の子孫の再帰的インポートと結果ノードの再アセンブルにより、対応するサブツリーが形成されます。なお、deep
パラメータは Attr
ノードに影響を及ぼしません。これらのパラメータは、子とともにインポートされます。deep
オプションが true
に設定されている場合には、ソース DocumentFragment
の子孫は再帰的にインポートされ、結果ノードはインポートした DocumentFragment
の下で再アセンブルされて、対応するサブツリーが形成されます。それ以外の場合は、空の DocumentFragment
が生成されるだけです。Document
ノードはインポートできません。DocumentType
ノードはインポートできません。Attr
ノードが同じく生成された Element
に接続されます。インポートされる文書がこの要素名のデフォルト属性 (割り当て済み) を定義する場合も、デフォルト属性は「コピーされません」。importNode
の deep
パラメータが true
に設定されている場合は、ソース要素の子孫が再帰的にインポートされ、結果ノードが再アセンブルされて、対応するサブツリーが形成されます。DocumentType
は読み取り専用ですが、Entity
ノードはインポート可能です。こうしてインポートされたノードを DocumentType
に追加する機能は、将来の DOM のリリースで追加される予定です。インポート時には、publicId
、systemId
、notationName
の各属性がコピーされます。deep
のインポートが要求された場合は、Entity
(ソース) の子孫が再帰的にインポートされ、結果ノードが再アセンブルされて、対応するサブツリーを形成します。deep
のインポートが要求された場合も、ソース文書とデスティネーション文書でエンティティの定義が異なる場合があるので、EntityReference
だけがコピーされることになります。インポートされる文書がこのエントリ名を定義する場合は、その値が割り当てられます。DocumentType
は読み取り専用ですが、Notation
ノードはインポート可能です。こうしてインポートされたノードを DocumentType
に追加する機能は、将来の DOM リリースで追加される予定です。インポート時には、publicId
属性と systemId
属性がコピーされます。これらのノードは子を持つことができないので、deep
パラメータは何の影響も及ぼしません。target
と data
の値をコピーします。これらのノードは子を持つことができないので、deep
パラメータは何の影響も及ぼしません。CharacterData
を継承する 3 つのノード型で、data
属性と length
属性をソースノードからコピーします。これらのノードは子を持つことができないので、deep
パラメータは何の影響も及ぼしません。
importedNode
- インポートされるノードdeep
- true
の場合は指定されたノードのサブツリーを再帰的にインポートし、false
の場合は指定されたノードだけをインポートする。子を持つことができないノードや Attr
、EntityReference
ノードには影響を及ぼさない
Document
に所属する、インポートされたノード
DOMException
- NOT_SUPPORTED_ERR: インポートされるノード型がサポート対象外の場合Document.xmlVersion
属性に指定されている) に定められている XML 名ではない場合。これは、XML 1.1「XML 1.1」要素を XML 1.0 ドキュメントにインポートするときなどに発生することがあるElement createElementNS(String namespaceURI, String qualifiedName) throws DOMException
null
値を使用する必要があります。
namespaceURI
- 作成する要素の名前空間 URIqualifiedName
- インスタンス化する要素型の修飾名
Element
オブジェクト属性 | 値 |
---|---|
Node.nodeName | qualifiedName |
Node.namespaceURI | namespaceURI |
Node.prefix | qualifiedName から抽出された接頭辞。接頭辞がない場合は null |
Node.localName | qualifiedName から抽出されたローカル名 |
Element.tagName | qualifiedName |
DOMException
- INVALID_CHARACTER_ERR: 指定された qualifiedName
が、使用中の XML バージョン (Document.xmlVersion
属性に指定されている) に定められている XML 名ではない場合qualifiedName
が不正な修飾名である場合。qualifiedName
が接頭辞を持ち、namespaceURI
が null
の場合。qualifiedName
が接頭辞「xml」を持ち、namespaceURI
が「 http://www.w3.org/XML/1998/namespace」の XML 名前空間以外である場合。qualifiedName
またはその接頭辞が「xmlns」で、namespaceURI
が「http://www.w3.org/2000/xmlns/」以外である場合。namespaceURI
が「http://www.w3.org/2000/xmlns/」であり、qualifiedName
もその接頭辞も「xmlns」でない場合「XML」
機能をサポートしない場合は常にスローされるAttr createAttributeNS(String namespaceURI, String qualifiedName) throws DOMException
namespaceURI
パラメータに null
値を使用する必要があります。
namespaceURI
- 作成する属性の名前空間 URIqualifiedName
- インスタンス化する属性の修飾名
Attr
オブジェクト属性 | 値 |
---|---|
Node.nodeName | qualifiedName |
Node.namespaceURI | namespaceURI |
Node.prefix | qualifiedName から抽出された接頭辞。接頭辞がない場合は null |
Node.localName | qualifiedName から抽出されたローカル名 |
Attr.name | qualifiedName |
Node.nodeName | 空の文字列 |
DOMException
- INVALID_CHARACTER_ERR: 指定された qualifiedName
が使用中の XML バージョン (Document.xmlVersion
属性に指定されている) に定められている XML 名ではない場合qualifiedName
が不正な修飾名である場合。qualifiedName
が接頭辞を持ち、namespaceURI
が null
の場合。qualifiedName
が接頭辞「xml」を持ち、namespaceURI
が「 http://www.w3.org/XML/1998/namespace」以外である場合。qualifiedName
またはその接頭辞が「xmlns」で、 namespaceURI
が「http://www.w3.org/2000/xmlns/」以外である場合。namespaceURI
が「http://www.w3.org/2000/xmlns/」であり、qualifiedName
もその接頭辞も「xmlns」でない場合「XML」
によって定義されているため、現在の文書が機能をサポートしない場合は常にスローされるNodeList getElementsByTagNameNS(String namespaceURI, String localName)
Elements
の NodeList
を文書順に返します。
namespaceURI
- 一致する要素の名前空間 URI。特殊な値「*」
はすべての名前空間に一致するlocalName
- 一致する要素のローカル名。特殊な値「*」はすべてのローカル名に一致する
Elements
を含む新しい NodeList
オブジェクトElement getElementById(String elementId)
Element
を返します。このような要素がない場合は、null
を返します。複数の要素が所定の値の ID 属性を持っている場合には、どの値が返されるかは定義されていません。Attr.isId
属性を使用して、ID 属性かどうかを判定することが求められます。注: 属性名に「ID」または「id」が含まれていても、そのように定義されていない場合には、ID 属性ではありません。
elementId
- 要素の一意の id
値
null
String getInputEncoding()
Document
がメモリで作成されたときなど、未知の場合は null
です。
String getXmlEncoding()
Document
が作成された場合など、未指定の場合や認識されない場合は null
です。
boolean getXmlStandalone()
false
です。注: この属性を設定するときに、値の検証は行われません。アプリケーションは「validate」パラメータを持つ Document.normalizeDocument()
を使用して、値が「XML 1.0」で定義されるスタンドアロン文書宣言に対する有効性の制約に一致するかどうかを検証する必要があります。
void setXmlStandalone(boolean xmlStandalone) throws DOMException
false
です。注: この属性を設定するときに、値の検証は行われません。アプリケーションは「validate」パラメータを持つ Document.normalizeDocument()
を使用して、値が「XML 1.0」で定義されるスタンドアロン文書宣言に対する有効性の制約に一致するかどうかを検証する必要があります。
DOMException
- NOT_SUPPORTED_ERR: この文書が「XML」機能をサポートしていない場合String getXmlVersion()
1.0
です。この文書が「XML」機能をサポートしていない場合には、値は常に null
です。この属性を変更すると、XML 名の無効な文字を確認するメソッドに影響します。この Document
の既存の Node
に無効な文字があるかどうかを確認するには、アプリケーションで Document.normalizeDocument()
を呼び出す必要があります。DOMImplementation.hasFeature(feature, version)
メソッドを使用します。DOM アプリケーションで実装が「XML 1.1」をサポートしているかどうかを判定するときは、パラメータ値「XMLVersion」と「1.1」を指定して同じメソッドを使用します。どちらの XML をサポートする場合でも、この仕様に定義されている「XML」機能を実装がサポートしている必要があります。 XMLVersion」機能のバージョンをサポートしている Document
オブジェクトが、Document.xmlVersion
を使用しているときに、同じバージョンの NOT_SUPPORTED_ERR
例外をスローすることはありません。
void setXmlVersion(String xmlVersion) throws DOMException
1.0
です。この文書が「XML」機能をサポートしていない場合には、値は常に null
です。この属性を変更すると、XML 名の無効な文字を確認するメソッドに影響します。この Document
の既存の Node
に無効な文字があるかどうかを確認するには、アプリケーションで Document.normalizeDocument()
を呼び出す必要があります。DOMImplementation.hasFeature(feature, version)
メソッドを使用します。DOM アプリケーションで実装が「XML 1.1」をサポートしているかどうかを判定するときは、パラメータ値「XMLVersion」と「1.1」を指定して同じメソッドを使用します。どちらの XML をサポートする場合でも、この仕様に定義されている「XML」機能を実装がサポートしている必要があります。「XMLVersion」機能のバージョンをサポートしている Document
オブジェクトが、Document.xmlVersion
を使用しているときに、同じバージョンの NOT_SUPPORTED_ERR
例外をスローすることはありません。
DOMException
- NOT_SUPPORTED_ERR: この Document
がサポートしていない値がバージョンに設定されている場合。または、この文書が「XML」機能をサポートしていない場合boolean getStrictErrorChecking()
false
に設定した場合、この実装は DOM 処理に通常定義されているあらゆるエラーケースをテストしません。また、DOM 処理に関する DOMException
をスローせず、Document.normalizeDocument()
を使用しているときはエラーを報告しません。エラーが発生した場合の動作は未定義です。この属性はデフォルトで true
です。
void setStrictErrorChecking(boolean strictErrorChecking)
false
に設定した場合、この実装は DOM 処理に通常定義されているあらゆるエラーケースをテストしません。また、DOM 処理に関する DOMException
をスローせず、Document.normalizeDocument()
を使用しているときはエラーを報告しません。エラーが発生した場合の動作は未定義です。この属性はデフォルトで true
です。
String getDocumentURI()
Document
が DOMImplementation.createDocument
を使用して作成された場合は null
です。この属性が設定されている場合には、字句は確認されないため、Node.baseURI
を使用したときに null
値が返される可能性があります。Document
が「HTML」の「DOM Level 2 HTML」機能をサポートしているときには、Node.baseURI
を計算する際、HTML BASE 要素の href 属性がこの属性よりも優先されます。
void setDocumentURI(String documentURI)
Document
が DOMImplementation.createDocument
を使用して作成された場合は、null
です。この属性が設定されている場合には、字句は確認されないため、Node.baseURI
を使用したときに null
値が返される可能性があります。Document
が「HTML」の「DOM Level 2 HTML」機能をサポートしているときには、Node.baseURI
を計算する際、HTML BASE 要素の href 属性がこの属性よりも優先されます。
Node adoptNode(Node source) throws DOMException
ownerDocument
、その子、および接続されている属性ノード (存在する場合) を変更します。ソースノードが親を持っている場合には、そのソースノードが親の子リストから最初に削除されます。これにより、ある文書のサブツリーをほかの文書にインポートできます (importNode()
の場合は、ソースノードをインポートする代わりにコピーを作成する)。失敗した場合は、代わりにアプリケーションで Document.importNode()
を使用する必要があります。インポートしたノードがすでにこの文書の一部である場合 (つまり、ソースとターゲット文書が同じである場合)、このメソッドは、親の子からソースノードを削除する場合にも効果的です (存在する場合)。次のリストでは、各ノードについて説明します。
Attr
の ownerElement
属性を null
に設定し、specified
フラグを true
に設定します。ソース Attr
の子孫を再帰的にインポートします。Document
ノードはインポートできません。DocumentType
ノードはインポートできません。Entity
ノードはインポートできません。EntityReference
だけをインポートし、子孫は破棄します。インポートされる文書がこのエントリ名を定義する場合は、その値が割り当てられます。Notation
ノードはインポートできません。注: このメソッドは、Document.importNode()
メソッドとは異なり、新しいノードを作成しないので、INVALID_CHARACTER_ERR
例外をスローしません。アプリケーションでは、Document.normalizeDocument()
メソッドを使用して、インポートした名前が使用中の XML バージョンに定められている XML 名でないかどうかを確認する必要があります。
source
- この文書に移動するノード
null
(ソースノードの実装が違っている場合など)
DOMException
- NOT_SUPPORTED_ERR: ソースノードが DOCUMENT
、DOCUMENT_TYPE
型である場合DOMConfiguration getDomConfig()
Document.normalizeDocument()
が呼び出されたときに使用される設定。
void normalizeDocument()
Node.normalize()
メソッドの定義に基づいて、EntityReference
ノードの置換ツリーを更新し、Text
ノードを正規化します。Document.domConfig
オブジェクトに設定されている機能と、その機能がどんな処理を実際に実行するかに応じて異なります。たとえば、記述されているアルゴリズムに従って、文書を名前空間整形式に変換したり、文字が正規化されているかどうかを確認したり、CDATASection
ノードを削除することもできます。詳細は、DOMConfiguration
を参照してください。
// Keep in the document the information defined // in the XML Information Set (Java example) DOMConfiguration docConfig = myDocument.getDomConfig(); docConfig.setParameter("infoset", Boolean.TRUE); myDocument.normalizeDocument();
Node.nodeName
に含まれている場合など) には、error-handler パラメータに関連付けられている DOMErrorHandler
オブジェクトを使用して、エラーまたは警告 (DOMError.SEVERITY_ERROR
または DOMError.SEVERITY_WARNING
) が報告されます。また、実装がエラーから回復できない場合に、致命的なエラー (DOMError.SEVERITY_FATAL_ERROR
) を報告することがあります。
Node renameNode(Node n, String namespaceURI, String qualifiedName) throws DOMException
ELEMENT_NODE
または ATTRIBUTE_NODE
型の既存のノードの名前を変更します。Element
の場合には、その属性が新しいノードに移動します。新しいノードは、親の子ノードリスト内で古いノードがあった位置に挿入されます。古いノードにユーザデータが関連付けられていた場合には、そのユーザデータは新しいノードに関連付けられます。Element
の場合、指定した属性だけが移動し、DTD に基づいて設定されたデフォルト属性が新しい要素名に基づいて更新されます。この実装は、他のスキーマからデフォルト属性を更新することもあります。アプリケーションは、Document.normalizeDocument()
を使用して、これらの属性を更新する必要があります。Attr
で、Element
に関連付けられているときには、そのノードはまず Element
属性マップから削除されます。次に、ノードの名前を変更すると (既存のノードを変更するか、前述の手順で新しいノードを作成する)、ノードが元に戻ります。NODE_RENAMED
が発生するhttp://www.w3.org/2001/xml-events
, DOMElementNameChanged
} または { http://www.w3.org/2001/xml-events
, DOMAttributeNameChanged
} が発生する
n
- 名前を変更するノードnamespaceURI
- 新しい名前空間 URIqualifiedName
- 新しい修飾名
DOMException
- NOT_SUPPORTED_ERR: 指定されたノードの型が ELEMENT_NODE
および ATTRIBUTE_NODE
でない場合、または実装が文書要素の名前変更をサポートしていない場合Document.xmlVersion
属性に指定されている) に定められている XML 名ではない場合qualifiedName
が不正な修飾名である場合。qualifiedName
が接頭辞を持ち、namespaceURI
が null
である場合。あるいは、qualifiedName
が接頭辞「xml」を持ち、namespaceURI
が「 http://www.w3.org/XML/1998/namespace」の XML 名前空間以外である場合。または、名前を変更しているノードが属性である場合。qualifiedName
またはその接頭辞が「xmlns」で、namespaceURI
が「http://www.w3.org/2000/xmlns/」以外である場合
|
JavaTM 2 Platform Standard Ed. 5.0 |
|||||||||
前のクラス 次のクラス | フレームあり フレームなし | |||||||||
概要: 入れ子 | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド |
Copyright 2004 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. Use is subject to license terms. Documentation Redistribution Policy も参照してください。