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Q1 DIGITAL |
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手に入れたジャンク機のCCDパネルにゴミが混入していたのでその除去を兼ねてオーバーホールしてみました。
精密機械を分解する際には搭載されているコンデンサーやキャパシタに蓄電された電気によって感電する恐れがありますので十分に注意して作業を行って下さい。
特に4900Zの場合は、ストロボのキャパシタの脚が長く、剥き出しとなるため危険度は高めです。
背面カバーを外すのに先ずは側面各1本づつと底面4本、合計6本のネジを外します。
すると、簡単に背面カバーを外せますが、
シャッターボタンの基盤を固定してあるステーと電池ボックスが干渉して上部のストロボボタン付近が引っ掛かって完全に着脱することができません。
画像のようにある程度隙間を開けてからステーとプラ製の電池ボックスの間にマイナスドライバーを挿し込んでステーを上側に逃がしてあげます。
すると引っ掛かりが外れてカバーを完全に着脱することができます。
あとは緑丸部分の端子から背面に装備されるコントロール基盤のケーブルを外します。
次に液晶パネルが固定されているプラ製のベースを外します。
赤丸部分の爪でメイン基盤のステーに固定されているだけですので、これを外すことで簡単にベースごと外せます。
緑丸の端子から液晶パネルのフラットケーブルを外し、画像では見難いですがバックライトのケーブルのコネクターも一緒に外します。
次に側面にあるスイッチユニットを外します。
これはボディの鏡筒部分に挿し込んであるだけですので、緑丸部分にある端子からフラットケーブルを外して操作パネルごと引き抜きます。
この端子は白いプラパーツを引き上げてからケーブルを引き抜きます。
次にメイン基盤を外します。
赤丸部分のネジ2本を外し、緑丸部分のコネクターを外します。
次に側面にあるバッテリーコードのコネクターを抜きます。
次に緑丸部分の端子から液晶ビューファインダーのケーブルを外します。
この下に液晶ビューファインダーのバックライトのコードとストロボ系のコード、合わせて3つのコネクターが隠れています。
先に説明したネジ2本と3か所のケーブルを外したことでメイン基盤を逃がすことができます。
メイン基盤を逃がしたことで隠れていた3つのケーブルにアクセスできるようになりますのでそれぞれを外します。
これでメイン基盤を完全に着脱できます。
外したメイン基盤の裏側。
冒頭に説明したようにストロボのキャパシタの脚が剥き出し状態です。
これに蓄電されていると簡単に感電しますので必ず絶縁対策を行って下さい。
ここまで来たら液晶ビューファインダーを簡単に外せますのでこれを外します。
画面奥ファインダーの左側にある爪を1ヶ所外してから引き抜きます。
次に赤丸部分のネジ1本を外して、バッテリースロット部分にある金属プレートを外します。
ネジを外したら画像のようにバッテリーカバーを逃がして金属プレートを浮き上がらせます。
その状態のまま金属プレートを持ち上げて赤丸部分のネジ1本を外します。
金属プレートを外したらバッテリーカバーとヒンジ部だけとなりますのでこれをバッテリー挿入口方向から抜いて外します。
次にメイン基盤を固定していたプラベースを外します。
画像赤丸部分のネジ4本を外すことで簡単に着脱できます。
このプラベースを外すと漸くレンズユニットとご対面になります。
レンズユニットはボディ鏡筒に挿し込んであるだけですのでユニットごと引き抜きます。
引き抜いたレンズユニット。
これで各ユニットごとに分解できました。
それでは今回の目的であるCCDパネルの清掃に入ります。
レンズユニットにある緑丸部分の端子からレンズユニットのケーブルを外し、CCDパネルを固定するプレートのネジにアクセスします。
ケーブルを逃がすことで隠れていた片方のネジとアクセス可能となります。
この赤丸部分のネジ2本を外すとCCDパネルを着脱できます。
外したCCDパネル。
黄丸部分にゴミが付着しておりました。
これをエアーダスターで吹き飛ばし元に戻します。
液晶ビューファインダーの中にも埃が混入しておりましたのでこれも序でに清掃します。
黄丸部分の爪が両側面にありますので、これを精密のマイナスで抉って外せば簡単に分解できます。
内部の液晶パネルにゴミが付着しているのが確認できます。
これも同じくエアーダスターで吹き飛ばし、プラスティックレンズも清掃します。
あとは逆に辿って組み立てて行き終了です。