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2015年1月にジャンク3台セットに含まれていたシルバーのZ5fdを利用してチョコブラウンのZ5fdへ部品換装した際に全バラも行ったのでその模様をこちらに掲載します。
尚、個人で分解修理する場合は右ペインにあります注意事項をお読みになり、くれぐれも事故のないよう細心の注意を払って作業するようにして下さい。
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上図3枚に赤丸で記されたネジをすべて外します。
ネジを外したことで背面カバーはフリーの状態になりますが、上面に一個所爪が掛かっているのと背面スイッチに繋がるフレキシブルケーブルがありますので、一気に背面カバーを外さないで下さい。
下部からゆっくりと抉るように背面カバーを外し、上面の爪が外れたところでストラップ通しの穴がある右面を軸に背面カバーを180度展開させます。
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背面カバーを180度展開させたところ。赤丸部分が上面の爪の部分になります
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次に基盤にあるコネクターから背面スイッチに繋がるフレキシブルケーブルを外します。
茶色いストッパーを精密ドライバーなどで90度起こすことで簡単にケーブルを外すことができます。
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次に背面スイッチを外します。
圧着プレートに貼り付けてある鉛シートを剥がすとネジが現れますので、下部側のネジを含めた4本のネジをすべて外せば圧着プレートと共にスイッチパネルを脱着できます。
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背面カバーにあります白いラバーはスイッチボタンが接着されていますので、文字消えなどでスイッチ部を交換したい場合はこの白いラバーごとそっくり交換します。
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本体に戻り、背面ディスプレイの液晶パネルを外します。
本体に備わります金型プレートに赤丸で記された部分でパネルが固定されているだけですので、液晶パネルを画面左側方向にスライドさせて金具を開放させます。これだけで液晶パネルはフリーな状態になります。
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そのまま180度展開させて赤丸部分のロック式のコネクターからケーブルを外せば液晶パネルを脱着できます。
180度展開させた時に基盤上のチップなどでパネル表面に傷が付く可能性がありますので、ウエスやティッシュなどで保護するようにして下さい。
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次に液晶パネルを固定してあった金型プレートとメイン基盤を脱着します。
赤丸で記したネジ3本と緑丸で記したケーブルを外すとレンズユニットを含めたメイン基盤がフリーな状態になります。
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ケーブルはプレートがあると外し難いので、プレートを外してから抜くようにすれば作業は楽かと思います。
一点注意して頂きたいのは、このケーブルを外すと当方のZ5fdでは元に戻す時に何故かコネクターとケーブルとがスカスカの状態でケーブルをきちんと固定することができませんでした。
このコネクターにはロック機能が無く、ただケーブルが挿し込んであるだけですが、外した時に一緒に挟み込んである薄いプラパーツを失くしてしまった可能性があります(詳細は不明)。よってこのケーブルを外す場合は十分注意して作業するようにして下さい。
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ネジとケーブルを外すとメイン基盤とレンズユニットを前面カバーからそっくりそのまま脱着できるようになります。ユニットを脱着する際はスピーカーとマイク用のケーブルもありますので、断線しないよう注意して下さい。
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次にレンズユニットとメイン基盤を分離させます。
赤丸にある2箇所のロック式コネクターからケーブルを外すだけで簡単にレンズユニットを分離できます。
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レンズユニットを分離させたところ。
画像で確認できるようにスピーカーとマイク用のケーブルは非常に細くメイン基盤に直に半田付けされています。半田部で負担を掛けると簡単にケーブルが切れてしまうので作業中は十分に注意して下さい。
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ユニット単位での分解作業は以上です。
部品点数が少なく組立分解も簡単に作られておりメンテナンス性は非常に高いです。
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最後にレンズバリアとバッテリー収納部の分解。
画像右上の赤丸部分のシートを剥がし、合計四つのネジをすべて外します。
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すると、レンズバリアもバッテリー収納部もフリーな状態になりますので、先ずはバッテリー収納部を脱着し、最後にレンズバリアを外します。
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前面カバーの部品構成。こちらも部品点数は非常に少なく分解は容易です。