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Aシリーズ初となる1/2.0型を超える1/1.7型の大型ハニカムCCDパネルを搭載したモデル。
また600万画素とフジが拘って力を入れていた時代のパネルでもある。
正面はAシリーズ末期にあたるA800やA900に似ており、グリップ部分をラウンドさせたデザインになっている。
ストロボはCCD調光式で手持ちのZシリーズよりも露出精度はまとも。
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側面はUSB端子にAV端子、DCジャックのみで剥き出し状態である。
どんなカメラでも埃の混入を考えたら端子カバーは是非ともつけて頂きたい装備である。
メッキパーツを巡らさせているデザインはAシリーズの特徴。
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上面は電源ボタンにシャッターボタンとビギナー機ならではのシンプルな構成。
A345と同じく電源ボタンは一段窪んだ仕様のままだがスイッチ自体を突起させて押し難さを解消している。
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底面にバッテリーとメディアスロットの挿入口は変わらぬ仕様。
三脚ネジ穴はプラスティック製である。
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レンズの焦点距離はf=8.0mm〜24mm(35mm換算36mm〜108mm相当)の光学3倍ズーム。
スナップ写真やポートレートには十分な領域。
私的に好きなズーム領域で写真を勉強するのにはベストな画角だと思う。
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液晶ディスプレイは2.4型11.2万画素(視野率約91%)。
視野率も91%と低く、実画像との差異を考えるともっと視野率を上げて欲しいところ。
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Aシリーズ中期のボタン配列で十字の方向キーはまだ採用されていない。
この頃から再生ボタンが設けられてスライド式の切り替えスイッチは廃止となった。
ビギナー機であるためボタン数は少なく各設定はメニュー画面から行う。
A345から比べるとディスプレイが大型化され、ディスプレイ脇のボタンが右寄りに配置されるようになったため、親指1本での操作性は向上している。
以前のモデルには親指が添えられるようにズームレバー下に窪みがあったが、廃止されてしまったのは残念。
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ディスプレイの大きさとしては十分なのだが、如何せんこの大きさで11万画素は荒くて少々見づらい。
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使用するメディアは既に衰退したxDピクチャーカードのみの仕様。
それと駆動は単三電池仕様である。
最後に
『ひとこと』カテゴリーでも記述してあるが、このカメラのボトルネックはやはり電池の持ちだろう。
当方が試写した際にパナソニックのエボルタ1000mAhを使用して50枚ほどの撮影(ストロボ未使用)が限界。
撮影した画像を再生せずにこの枚数なので、ストロボ撮影や画像の確認などをしていたなら、半分の25枚も撮影できないのではないかと思ってしまう。
このような状態だと屋外撮影などこのカメラを使用するのを躊躇してしまい、外に持ち出すことなど考え難くなってしまう。
電池ボックスを片手にDCジャックから供給なんてことも考えられるが、そんな手間をするならば他のカメラを持ち出してしまう。
価格コムなどではISO400で他社よりもノイズが少なく、なかなか良い写りをするとの評判なのだが…
この電池の持ちだけは残念なカメラである。