NHK ドラマ10で放映していた『 さよなら私 』(全9話)が今週終了しました。
夜中にテレビの設定値を確認中に偶々放映されていた第2話の再放送を観てしまったのを切っ掛けに見事に嵌ってしまいました。
このドラマを率直に表すと、家族(子供を含め)や家庭、夫として男として、妻として女として、そして彼氏や彼女、友人知人など、人が生きて行く中で持つべき姿が描かれており、主人公が抱える病気、そしてのちに迎える死によってそれぞれが培ってきた愛情や絆がより深くなって行く姿が描かれています。
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あまり本筋を話してしまうと感動が薄れるので話しませんが、偶然観たシーンが冒頭の心が入れ替わる場面で、我々世代がリアルタイムで観た映画『転校生』に似ていて最初はファンタジックなドラマだと思ったんですよ。
ところがファンタジックながらも実はリアリティもあって、そのリアリティの方が強く、心が入れ替わった意味が主人公の病気を告げられた辺りから明らかになって行きます。
視聴率は5%に満たないほどの低視聴率だったようですが、これは名作と言ってもよいと思いますね。観終えた今でも第7話と8話のラストシーン(永作ちゃんの演技)を思い出すと自然と目が潤んできますからね。
兎に角このドラマは脚本と演出の良さ、それになんといっても俳優陣の演技力の賜物だと思います。永作ちゃんも演技に悩んだと語っていたそうですが、その甲斐あっての見事な演技だったと思います。
因みに友人女性は3人構成でもう一人は佐藤仁美が演じており、その旦那役は『転校生』で主人公であった尾美としのりが演じています。このふたりのドタバタがまた面白くドラマを和ませてくれます。
女性向けの内容で男性には受け入れにくい脚本ですが、大人のドラマ故に男性でも共感できるのはないかと思います。
映画『マディソン郡の橋』、ドラマ『東京ラブストーリー』と同じく、ひとりじゃないと観れないドラマですね。(^^ゞ
再放送のアナウンスは了解しました。
えんひろ 2014.12.12(金) 13:31 修正
はるぼーさんが国内ドラマを褒めるのは珍しいですね(笑)
自分も見てみたくなりました。なかなか、地上波は見なくなってしまったので、このドラマは全く知りませんでした。専らケーブルテレビの海外ドラマが主流になってしまったので新鮮かもしれませんね。再放送のアナウンスがあったら、お互いに周知し会いましょうね。