NHK ドラマ10で放映していた『 さよなら私 』(全9話)が今週終了しました。
夜中にテレビの設定値を確認中に偶々放映されていた第2話の再放送を観てしまったのを切っ掛けに見事に嵌ってしまいました。
このドラマを率直に表すと、家族(子供を含め)や家庭、夫として男として、妻として女として、そして彼氏や彼女、友人知人など、人が生きて行く中で持つべき姿が描かれており、主人公が抱える病気、そしてのちに迎える死によってそれぞれが培ってきた愛情や絆がより深くなって行く姿が描かれています。
主人公に永作博美、そしてその友人役に石田ゆり子を迎えての放映でありましたが、永作ちゃんは本当にいい女優になりましたね。その演技を観ていて自然と涙がこぼれます。
そして第7話のラストシーンから最終話の亡くなるまで永作ちゃんの姿(演技)からティッシュが手放せなくなります。
使用された挿入歌の Olivia Burrell の「Love is…」も感情を盛り上げてくれて良いですね。
但し、主題歌である平井堅の「おんなじさみしさ」は当方的にイマイチでした。歌詞の内容にこのドラマの鍵となる部分があることから主題歌に選ばれたそうですが、このドラマのエンディングにはちょっと合わないように思います。
今のドラマは死を題材にすると同じ病状で悩む視聴者を配慮して柔らかく描きすぎて大抵は失敗作となることが殆んどなのですが、このドラマの最後は上手く纏めて上げて周りの人たちが新たな一歩を踏み出せるよう描かれています。
ストーリーは NHKの公式サイト でも確認できますし、視聴者のコメントが幾つかサイト検索で引っ掛かるので、気になる方は探してみて下さい。
第一話を見逃してしまった為、視聴しては消去してしまって保存せずにいたのですが、これはまた観たいドラマなので再放送を期待したいと思います。
日本のドラマはあまり好きではなく殆んど観ませんが、これは良作だと思います。
えんひろ 2014.12.12(金) 13:31 修正
はるぼーさんが国内ドラマを褒めるのは珍しいですね(笑)
自分も見てみたくなりました。なかなか、地上波は見なくなってしまったので、このドラマは全く知りませんでした。専らケーブルテレビの海外ドラマが主流になってしまったので新鮮かもしれませんね。再放送のアナウンスがあったら、お互いに周知し会いましょうね。