JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

javax.accessibility
インタフェース AccessibleComponent

既知のサブインタフェースの一覧:
AccessibleExtendedComponent
既知の実装クラスの一覧:
AbstractButton.AccessibleAbstractButton, Component.AccessibleAWTComponent, JComponent.AccessibleJComponent, JLabel.AccessibleJLabel, JList.AccessibleJList.AccessibleJListChild, JTable.AccessibleJTable.AccessibleJTableCell, JTableHeader.AccessibleJTableHeader.AccessibleJTableHeaderEntry, JTree.AccessibleJTree.AccessibleJTreeNode, MenuComponent.AccessibleAWTMenuComponent

public interface AccessibleComponent

AccessibleComponent インタフェースは、画面に描画されるすべてのオブジェクトによってサポートされる必要があります。このインタフェースは、オブジェクトのグラフィカルな表現を決定し、設定するためのユーザ補助機能を提供します。アプリケーションは、オブジェクトの AccessibleContext を取得してから、AccessibleContext.getAccessibleComponent() メソッドを呼び出すと、オブジェクトが AccessibleComponent インタフェースをサポートするかどうかを判定できます。戻り値が null でなければ、そのオブジェクトはこのインタフェースをサポートしています。

関連項目:
Accessible, Accessible.getAccessibleContext(), AccessibleContext, AccessibleContext.getAccessibleComponent()

メソッドの概要
 void addFocusListener(FocusListener l)
          このコンポーネントからのフォーカスイベントを受け取る、指定されたフォーカスリスナーを追加します。
 boolean contains(Point p)
          指定されたポイントがオブジェクトの境界の内側にあるかどうかを判定します。
 Accessible getAccessibleAt(Point p)
          ローカル座標ポイントに保持されたユーザ補助機能を実装する子がある場合はそれを返します。
 Color getBackground()
          オブジェクトのバックグラウンドカラーを取得します。
 Rectangle getBounds()
          オブジェクトの境界を、Rectangle オブジェクトの形式で取得します。
 Cursor getCursor()
          オブジェクトのカーソルを取得します。
 Font getFont()
          オブジェクトのフォントを取得します。
 FontMetrics getFontMetrics(Font f)
          オブジェクトのフォントメトリックスを取得します。
 Color getForeground()
          オブジェクトのフォアグラウンドカラーを取得します。
 Point getLocation()
          親を基準にしたオブジェクトの位置を取得します。
 Point getLocationOnScreen()
          画面上のオブジェクトの位置を返します。
 Dimension getSize()
          オブジェクトのサイズを、Dimension オブジェクトの形式で返します。
 boolean isEnabled()
          オブジェクトが使用可能かどうかを判定します。
 boolean isFocusTraversable()
          オブジェクトがフォーカスを受け入れることができるかどうかを返します。
 boolean isShowing()
          オブジェクトが表示されているかどうかを判定します。
 boolean isVisible()
          オブジェクトが可視かどうかを判定します。
 void removeFocusListener(FocusListener l)
          指定されたフォーカスリスナーを削除して、コンポーネントからのフォーカスイベントを受け取らないようにします。
 void requestFocus()
          オブジェクトに対するフォーカスを要求します。
 void setBackground(Color c)
          オブジェクトのバックグラウンドカラーを設定します。
 void setBounds(Rectangle r)
          オブジェクトの境界を、Rectangle オブジェクトの形式で設定します。
 void setCursor(Cursor cursor)
          オブジェクトのカーソルを設定します。
 void setEnabled(boolean b)
          オブジェクトを有効な状態に設定します。
 void setFont(Font f)
          オブジェクトのフォントを設定します。
 void setForeground(Color c)
          オブジェクトのフォアグラウンドカラーを設定します。
 void setLocation(Point p)
          親を基準にしてオブジェクトの位置を設定します。
 void setSize(Dimension d)
          オブジェクトが指定の幅と高さを持つように、オブジェクトのサイズを変更します。
 void setVisible(boolean b)
          オブジェクトの可視状態を設定します。
 

メソッドの詳細

getBackground

public Color getBackground()
オブジェクトのバックグラウンドカラーを取得します。

戻り値:
サポートされている場合はオブジェクトのバックグラウンドカラー。そうでない場合は null
関連項目:
setBackground(java.awt.Color)

setBackground

public void setBackground(Color c)
オブジェクトのバックグラウンドカラーを設定します。

パラメータ:
c - バックグラウンドの新規 Color
関連項目:
setBackground(java.awt.Color)

getForeground

public Color getForeground()
オブジェクトのフォアグラウンドカラーを取得します。

戻り値:
サポートされている場合はオブジェクトのフォアグラウンドカラー、そうでない場合は null
関連項目:
setForeground(java.awt.Color)

setForeground

public void setForeground(Color c)
オブジェクトのフォアグラウンドカラーを設定します。

パラメータ:
c - フォアグラウンドの新規 Color
関連項目:
getForeground()

getCursor

public Cursor getCursor()
オブジェクトのカーソルを取得します。

戻り値:
サポートされている場合はオブジェクトの Cursor、そうでない場合は null
関連項目:
setCursor(java.awt.Cursor)

setCursor

public void setCursor(Cursor cursor)
オブジェクトのカーソルを設定します。

関連項目:
getCursor()

getFont

public Font getFont()
オブジェクトのフォントを取得します。

戻り値:
サポートされている場合はオブジェクトの Font、そうでない場合は null
関連項目:
setFont(java.awt.Font)

setFont

public void setFont(Font f)
オブジェクトのフォントを設定します。

パラメータ:
f - オブジェクトの新規 Font
関連項目:
getFont()

getFontMetrics

public FontMetrics getFontMetrics(Font f)
オブジェクトのフォントメトリックスを取得します。

パラメータ:
f - Font
戻り値:
サポートされている場合はオブジェクトの FontMetrics、そうでない場合は null
関連項目:
getFont()

isEnabled

public boolean isEnabled()
オブジェクトが使用可能かどうかを判定します。使用可能なオブジェクトでは、AccessibleStateSet に AccessibleState.ENABLED 状態も設定されています。

戻り値:
オブジェクトが使用可能な場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
setEnabled(boolean), AccessibleContext.getAccessibleStateSet(), AccessibleState.ENABLED, AccessibleStateSet

setEnabled

public void setEnabled(boolean b)
オブジェクトを有効な状態に設定します。

パラメータ:
b - true の場合はオブジェクトを使用可能にし、そうでない場合は使用不可にする
関連項目:
isEnabled()

isVisible

public boolean isVisible()
オブジェクトが可視かどうかを判定します。注: オブジェクトは可視であったとしても、そのオブジェクトを含むオブジェクトのひとつが可視でない場合は、そのオブジェクトも画面に表示されない場合があります。オブジェクトが画面に表示されているかどうかを判定するには、isShowing() を使います。

可視のオブジェクトでは、AccessibleStateSet で AccessibleState.VISIBLE 状態も設定されます。

戻り値:
オブジェクトが可視状態の場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
setVisible(boolean), AccessibleContext.getAccessibleStateSet(), AccessibleState.VISIBLE, AccessibleStateSet

setVisible

public void setVisible(boolean b)
オブジェクトの可視状態を設定します。

パラメータ:
b - true の場合はオブジェクトを表示し、そうでない場合はオブジェクトを隠す
関連項目:
isVisible()

isShowing

public boolean isShowing()
オブジェクトが表示されているかどうかを判定します。オブジェクトおよびその上位オブジェクトの可視性を調べます。注: オブジェクトが他のオブジェクトに隠されている場合でも、可視であれば true を返します。たとえば、オブジェクトがプルダウンメニューの下になった場合などがそれに該当します。

戻り値:
オブジェクトが表示されている場合は true、そうでない場合は false

contains

public boolean contains(Point p)
指定されたポイントがオブジェクトの境界の内側にあるかどうかを判定します。そのポイントの x および y 座標は、オブジェクトの座標系を基準に定義されます。

パラメータ:
p - オブジェクトの座標系を基準にした、Point の相対位置
戻り値:
オブジェクトが Point を保持している場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
getBounds()

getLocationOnScreen

public Point getLocationOnScreen()
画面上のオブジェクトの位置を返します。

戻り値:
画面上のオブジェクトの位置。オブジェクトが画面上にない場合は null
関連項目:
getBounds(), getLocation()

getLocation

public Point getLocation()
親を基準にしたオブジェクトの位置を取得します。画面の座標空間でオブジェクトの左上隅を指定するポイントの形式で取得します。

戻り値:
オブジェクトの境界の左上隅を画面の座標系で示す、Point のインスタンス。このオブジェクトまたはその親が画面上にない場合は null
関連項目:
getBounds(), getLocationOnScreen()

setLocation

public void setLocation(Point p)
親を基準にしてオブジェクトの位置を設定します。

パラメータ:
p - 左上隅の新しい位置
関連項目:
getLocation()

getBounds

public Rectangle getBounds()
オブジェクトの境界を、Rectangle オブジェクトの形式で取得します。境界は、オブジェクトの幅、高さ、および親を基準にした位置を指定します。

戻り値:
コンポーネントの境界を示す矩形。オブジェクトが画面上にない場合は null
関連項目:
contains(java.awt.Point)

setBounds

public void setBounds(Rectangle r)
オブジェクトの境界を、Rectangle オブジェクトの形式で設定します。境界は、オブジェクトの幅、高さ、および親を基準にした位置を指定します。

パラメータ:
r - コンポーネントの境界を示す矩形
関連項目:
getBounds()

getSize

public Dimension getSize()
オブジェクトのサイズを、Dimension オブジェクトの形式で返します。Dimension オブジェクトの高さフィールドは、オブジェクトの高さを保持し、幅フィールドは、オブジェクトの幅を保持します。

戻り値:
コンポーネントのサイズを示す Dimension オブジェクト。オブジェクトが画面上にない場合は null
関連項目:
setSize(java.awt.Dimension)

setSize

public void setSize(Dimension d)
オブジェクトが指定の幅と高さを持つように、オブジェクトのサイズを変更します。

パラメータ:
d - オブジェクトの新規サイズを指定する寸法
関連項目:
getSize()

getAccessibleAt

public Accessible getAccessibleAt(Point p)
ローカル座標ポイントに保持されたユーザ補助機能を実装する子がある場合はそれを返します。

パラメータ:
p - このオブジェクトの座標系を基準にした、ポイントの相対位置
戻り値:
存在する場合は指定された場所にある Accessible、そうでない場合は null

isFocusTraversable

public boolean isFocusTraversable()
オブジェクトがフォーカスを受け入れることができるかどうかを返します。フォーカスを受け入れることができるオブジェクトは、AccessibleStateSet に AccessibleState.FOCUSABLE 状態も設定されます。

戻り値:
オブジェクトがフォーカスを受け入れ可能な場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
AccessibleContext.getAccessibleStateSet(), AccessibleState.FOCUSABLE, AccessibleState.FOCUSED, AccessibleStateSet

requestFocus

public void requestFocus()
オブジェクトに対するフォーカスを要求します。このオブジェクトがフォーカスを受け取ることができない場合は、何も起こりません。そうでない場合は、オブジェクトはフォーカスを受け取ろうとします。

関連項目:
isFocusTraversable()

addFocusListener

public void addFocusListener(FocusListener l)
このコンポーネントからのフォーカスイベントを受け取る、指定されたフォーカスリスナーを追加します。

パラメータ:
l - フォーカスリスナー
関連項目:
removeFocusListener(java.awt.event.FocusListener)

removeFocusListener

public void removeFocusListener(FocusListener l)
指定されたフォーカスリスナーを削除して、コンポーネントからのフォーカスイベントを受け取らないようにします。

パラメータ:
l - フォーカスリスナー
関連項目:
addFocusListener(java.awt.event.FocusListener)

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