DocFlavor の使用方法

以下の手順では、標準的なアプリケーションにおける DocFlavor の機能について説明します。

1. クライアントが、印刷データの書式を判断し、データをプリンタに渡す方法を決定します。次に、書式を表現する DocFlavor を作成または取得します: DocFlavor flavor = DocFlavor.INPUT_STREAM.GIF;
2. DocFlavor を使用して、DocFlavor に指定された書式を認識し、クライアントの属性セットに指定されている機能を持つプリンタを検索します: PrintService[] services = PrintServiceLookup.lookupPrintServices(flavor, aset);
3. 印刷サービスから、DocPrintJob オブジェクトによって表現される印刷ジョブを作成します: DocPrintJob printJob = services[0].createPrintJob();
4. 印刷するドキュメントを表現する Doc を作成します: Doc doc = new InputStreamDoc("duke.gif", flavor);
5. DocPrintJob オブジェクトの印刷メソッドを呼び出して、ドキュメントを印刷します: printJob.print(doc, aset);。クライアントが Doc オブジェクトを印刷メソッドに渡すと、DocPrintJob オブジェクトは印刷データを Doc オブジェクトから取得し、クライアントで使用できるドキュメントフレーバを判断します。ドキュメントフレーバの表現クラスは、DocPrintJob がクライアントから文字またはバイトのシーケンスを取得するときに使用するコンジットです。

印刷アプリケーションの詳細については、「ドキュメントの印刷とストリーミング配信」を参照してください。