JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

javax.swing
クラス SpringLayout.Constraints

java.lang.Object
  上位を拡張 javax.swing.SpringLayout.Constraints
含まれているクラス:
SpringLayout

public static class SpringLayout.Constraints
extends Object

Constraints オブジェクトは、SpringLayout が制御するコンテナ内のコンポーネントのサイズ変更方法および位置変更方法を決定する制約を保持します。Constraints オブジェクトには Rectangle と同様に xywidth、および height の各プロパティがあります。ただし、Constraints オブジェクトの各プロパティは、整数ではなく Spring 値です。また、Constraints オブジェクトは、constraint プロパティを使用して、north、south、east、および west の 4 個のエッジとして操作できます。

次の式は、Constraints オブジェクトに対して常に true となります。


west = x
north = y
east = x + width
south = y + height
: 本書では、演算子は Spring クラスのメソッドを表します。たとえば、「a + b」は Spring.sum(a, b) を示し、「a - b」は Spring.sum(a, Spring.minus(b)) を示します。スプリング演算の詳細については、Spring のAPI ドキュメントを参照してください。

エッジ、サイズ、および位置を表す Constraints オブジェクトのプロパティはすべて独立して設定できますが、相互に関係しているため、Constraints オブジェクトは「過剰な制約」を受けることがあります。たとえば、x プロパティと width プロパティの両方を設定し、east エッジも設定した場合、オブジェクトは水平方向に過剰な制約を受けます。この場合、式を保持するために、値が自動的に変更されます。この例では x プロパティ変更されます。

Constraints オブジェクトが水平方法に過剰な制約を受けた場合に変更される値を、次の表に示します。

設定される値
(メソッドが使用)
水平方向の過剰制約が発生した場合の結果
(xwidth、および east エッジはすべて null 以外)
x または west エッジ
(setX または setConstraint)
width 値が自動的に east - x に設定される
width
(setWidth)
east エッジの値が自動的に x + width に設定される
east エッジ
(setConstraint)
x 値が自動的に east - width に設定される

垂直方向のプロパティについても、次のように同様の規則となります。

設定される値
(メソッドが使用)
垂直方向の過剰制約が発生した場合の結果
(yheight、および south エッジはすべて null 以外)
y または north エッジ
(setY または setConstraint)
height 値が自動的に south - y に設定される
height
(setHeight)
south エッジの値が自動的に y + height に設定される
south エッジ
(setConstraint)
y 値が自動的に south - height に設定される


コンストラクタの概要
SpringLayout.Constraints()
          空の Constraints オブジェクトを生成します。
SpringLayout.Constraints(Component c)
          コンポーネント c の適切な xywidth、および height の各スプリングを使用して Constraints オブジェクトを生成します。
SpringLayout.Constraints(Spring x, Spring y)
          x プロパティと y プロパティに指定された値で Constraints オブジェクトを生成します。
SpringLayout.Constraints(Spring x, Spring y, Spring width, Spring height)
          xywidth、および height の各プロパティに指定された値を使用して、Constraints オブジェクトを生成します。
 
メソッドの概要
 Spring getConstraint(String edgeName)
          指定されたエッジの値を返します。
 Spring getHeight()
          height プロパティの値を返します。
 Spring getWidth()
          width プロパティの値を返します。
 Spring getX()
          x プロパティの値を返します。
 Spring getY()
          y プロパティの値を返します。
 void setConstraint(String edgeName, Spring s)
          指定されたエッジを制御するスプリングを設定します。
 void setHeight(Spring height)
          コンポーネントの高さを制御する height プロパティを設定します。
 void setWidth(Spring width)
          コンポーネントの幅を制御する width プロパティを設定します。
 void setX(Spring x)
          コンポーネント位置の x 値を制御する x プロパティを設定します。
 void setY(Spring y)
          コンポーネント位置の y 値を制御する y プロパティを設定します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

SpringLayout.Constraints

public SpringLayout.Constraints()
空の Constraints オブジェクトを生成します。


SpringLayout.Constraints

public SpringLayout.Constraints(Spring x,
                                Spring y)
x プロパティと y プロパティに指定された値で Constraints オブジェクトを生成します。height スプリングと width スプリングは null 値です。

パラメータ:
x - コンポーネントの x 値を制御するスプリング
y - コンポーネントの y 値を制御するスプリング

SpringLayout.Constraints

public SpringLayout.Constraints(Spring x,
                                Spring y,
                                Spring width,
                                Spring height)
xywidth、および height の各プロパティに指定された値を使用して、Constraints オブジェクトを生成します。注: 指定されたコンポーネントの Constraints オブジェクトで、SpringLayout クラスに null 値が設定された場合、null 値は適切なデフォルト値に置換されます。

パラメータ:
x - x プロパティのスプリング値
y - y プロパティのスプリング値
width - width プロパティのスプリング値
height - height プロパティのスプリング値

SpringLayout.Constraints

public SpringLayout.Constraints(Component c)
コンポーネント c の適切な xywidth、および height の各スプリングを使用して Constraints オブジェクトを生成します。x および y の各スプリングは、このメソッドが呼び出されたときにコンポーネントの位置で初期化される定数スプリングです。width および height の各スプリングは、Spring.width() および Spring.height() メソッドによって作成される特殊なスプリングで、コンポーネントのサイズ特性をその変更に伴って追跡します。

パラメータ:
c - この Constraints オブジェクトによって特性が反映されるコンポーネント
例外:
NullPointerException - c が null の場合
導入されたバージョン:
1.5
メソッドの詳細

setX

public void setX(Spring x)
コンポーネント位置の x 値を制御する x プロパティを設定します。

パラメータ:
x - コンポーネント位置の x 値を制御するスプリング
関連項目:
getX(), SpringLayout.Constraints

getX

public Spring getX()
x プロパティの値を返します。

戻り値:
コンポーネント位置の x 値を制御するスプリング
関連項目:
setX(javax.swing.Spring), SpringLayout.Constraints

setY

public void setY(Spring y)
コンポーネント位置の y 値を制御する y プロパティを設定します。

パラメータ:
y - コンポーネント位置の y 値を制御するスプリング
関連項目:
getY(), SpringLayout.Constraints

getY

public Spring getY()
y プロパティの値を返します。

戻り値:
コンポーネント位置の y 値を制御するスプリング
関連項目:
setY(javax.swing.Spring), SpringLayout.Constraints

setWidth

public void setWidth(Spring width)
コンポーネントの幅を制御する width プロパティを設定します。

パラメータ:
width - Constraints オブジェクトの幅を制御するスプリング
関連項目:
getWidth(), SpringLayout.Constraints

getWidth

public Spring getWidth()
width プロパティの値を返します。

戻り値:
コンポーネントの幅を制御するスプリング
関連項目:
setWidth(javax.swing.Spring), SpringLayout.Constraints

setHeight

public void setHeight(Spring height)
コンポーネントの高さを制御する height プロパティを設定します。

パラメータ:
height - Constraints オブジェクトの高さを制御するスプリング
関連項目:
getHeight(), SpringLayout.Constraints

getHeight

public Spring getHeight()
height プロパティの値を返します。

戻り値:
コンポーネントの高さを制御するスプリング
関連項目:
setHeight(javax.swing.Spring), SpringLayout.Constraints

setConstraint

public void setConstraint(String edgeName,
                          Spring s)
指定されたエッジを制御するスプリングを設定します。エッジには、SpringLayout.NORTHSpringLayout.SOUTHSpringLayout.EASTSpringLayout.WEST のどれかの値を設定する必要があります。

パラメータ:
edgeName - 設定されるエッジ
s - 指定されたエッジを制御するスプリング
関連項目:
getConstraint(java.lang.String), SpringLayout.NORTH, SpringLayout.SOUTH, SpringLayout.EAST, SpringLayout.WEST, SpringLayout.Constraints

getConstraint

public Spring getConstraint(String edgeName)
指定されたエッジの値を返します。エッジには、SpringLayout.NORTHSpringLayout.SOUTHSpringLayout.EASTSpringLayout.WEST のどれかの値が設定されている必要があります。

パラメータ:
edgeName - 値が返されるエッジ
戻り値:
指定されたエッジを制御するスプリング
関連項目:
setConstraint(java.lang.String, javax.swing.Spring), SpringLayout.NORTH, SpringLayout.SOUTH, SpringLayout.EAST, SpringLayout.WEST, SpringLayout.Constraints

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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