JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

javax.sound.sampled
クラス AudioFileFormat

java.lang.Object
  上位を拡張 javax.sound.sampled.AudioFileFormat

public class AudioFileFormat
extends Object

AudioFileFormat クラスのインスタンスは、オーディオファイルについて、ファイルの型、バイト数で表されるファイルの長さ、ファイルに含まれるオーディオデータのサンプルフレーム数で表される長さ、オーディオデータの形式などを記述します。

AudioSystem クラスには、オーディオファイル形式の判別、オーディオファイルからのオーディオ入力ストリームの取得、およびオーディオ入力ストリームからのオーディオファイルの書き出しを実行するメソッドが含まれます。

AudioFileFormat オブジェクトには、一式のプロパティを組み込むことができます。プロパティは、String 型のキーと、任意のオブジェクトを値として指定するプロパティ値のペアで構成されます。プロパティには、作成者や著作権やファイルのデュレーションなど、付加的な情報のメタデータを指定します。プロパティはオプション情報なので、ファイルリーダおよびファイルリーダの実装でプロパティを提供したり認識したりすることは必須ではありません。

次の表に、実装で使用される一般的なプロパティの例を示します。

プロパティのキー 値の型 説明
「duration」 Long マイクロ秒単位でのファイルの再生デュレーション
「author」 String このファイルの作成者の名前
「title」 String このファイルのタイトル
「copyright」 String 著作権メッセージ
「date」 Date 録音またはリリースの日付
「comment」 String 任意のテキスト

導入されたバージョン:
1.3
関連項目:
AudioInputStream

入れ子のクラスの概要
static class AudioFileFormat.Type
          Type クラスのインスタンスは、オーディオファイルの標準タイプを表します。
 
コンストラクタの概要
  AudioFileFormat(AudioFileFormat.Type type, AudioFormat format, int frameLength)
          オーディオファイル形式オブジェクトを構築します。
  AudioFileFormat(AudioFileFormat.Type type, AudioFormat format, int frameLength, Map<String,Object> properties)
          定義された一式のプロパティを使用して、オーディオファイル形式オブジェクトを構築します。
protected AudioFileFormat(AudioFileFormat.Type type, int byteLength, AudioFormat format, int frameLength)
          オーディオファイル形式オブジェクトを構築します。
 
メソッドの概要
 int getByteLength()
          (オーディオデータだけでなく) オーディオファイル全体のサイズをバイト単位で取得します。
 AudioFormat getFormat()
          オーディオファイルに含まれるオーディオデータの形式を取得します。
 int getFrameLength()
          サンプルフレーム数で表される、ファイルに含まれるオーディオデータの長さを取得します。
 Object getProperty(String key)
          キーによって指定されたプロパティ値を取得します。
 AudioFileFormat.Type getType()
          WAVE または AU などのオーディオファイル型を取得します。
 Map<String,Object> properties()
          変更不可能なプロパティのマップを取得します。
 String toString()
          ファイル形式の文字列表現を提供します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

AudioFileFormat

protected AudioFileFormat(AudioFileFormat.Type type,
                          int byteLength,
                          AudioFormat format,
                          int frameLength)
オーディオファイル形式オブジェクトを構築します。この protected コンストラクタは、オーディオファイルまたはサポートされているオーディオファイル形式に関する情報を返すときに、ファイル読み込みサービスを行うプロバイダによって使用されます。

パラメータ:
type - オーディオファイルの型
byteLength - バイト数で表されるファイルの長さ、または AudioSystem.NOT_SPECIFIED
format - ファイルに含まれるオーディオデータの形式
frameLength - サンプルフレーム数で表されるオーディオデータの長さ、または AudioSystem.NOT_SPECIFIED
関連項目:
getType()

AudioFileFormat

public AudioFileFormat(AudioFileFormat.Type type,
                       AudioFormat format,
                       int frameLength)
オーディオファイル形式オブジェクトを構築します。この public コンストラクタは、要求されたオーディオファイルのプロパティを記述するためにアプリケーションで使用できます。

パラメータ:
type - オーディオファイルの型
format - ファイルに含まれるオーディオデータの形式
frameLength - サンプルフレーム数で表されるオーディオデータの長さ、または AudioSystem.NOT_SPECIFIED

AudioFileFormat

public AudioFileFormat(AudioFileFormat.Type type,
                       AudioFormat format,
                       int frameLength,
                       Map<String,Object> properties)
定義された一式のプロパティを使用して、オーディオファイル形式オブジェクトを構築します。この public コンストラクタは、要求されたオーディオファイルのプロパティを記述するためにアプリケーションで使用できます。プロパティマップは、変更できないようにするためにコピーされます。

パラメータ:
type - オーディオファイルの型
format - ファイルに含まれるオーディオデータの形式
frameLength - サンプルフレーム数で表されるオーディオデータの長さ、または AudioSystem.NOT_SPECIFIED
properties - プロパティを指定した Map<String,Object> オブジェクト
導入されたバージョン:
1.5
メソッドの詳細

getType

public AudioFileFormat.Type getType()
WAVE または AU などのオーディオファイル型を取得します。

戻り値:
オーディオファイルの型
関連項目:
AudioFileFormat.Type.WAVE, AudioFileFormat.Type.AU, AudioFileFormat.Type.AIFF, AudioFileFormat.Type.AIFC, AudioFileFormat.Type.SND

getByteLength

public int getByteLength()
(オーディオデータだけでなく) オーディオファイル全体のサイズをバイト単位で取得します。

戻り値:
バイト数で表されるオーディオファイルの長さ
関連項目:
AudioSystem.NOT_SPECIFIED

getFormat

public AudioFormat getFormat()
オーディオファイルに含まれるオーディオデータの形式を取得します。

戻り値:
オーディオデータの形式

getFrameLength

public int getFrameLength()
サンプルフレーム数で表される、ファイルに含まれるオーディオデータの長さを取得します。

戻り値:
ファイル内のオーディオデータのサンプルフレーム数
関連項目:
AudioSystem.NOT_SPECIFIED

properties

public Map<String,Object> properties()
変更不可能なプロパティのマップを取得します。プロパティの概念の詳細は、クラスの説明を参照してください。

戻り値:
すべてのプロパティを含む Map<String,Object> オブジェクト。プロパティが 1 つも認識されない場合は、空のマップが返される
導入されたバージョン:
1.5
関連項目:
getProperty(String)

getProperty

public Object getProperty(String key)
キーによって指定されたプロパティ値を取得します。プロパティの概念の詳細は、クラスの説明を参照してください。

指定したプロパティが特定のファイル形式で定義されていない場合、このメソッドは null を返します。

パラメータ:
key - 取得したいプロパティのキー
戻り値:
指定されたキーを持つプロパティの値。そのプロパティが存在しない場合は null
導入されたバージョン:
1.5
関連項目:
properties

toString

public String toString()
ファイル形式の文字列表現を提供します。

オーバーライド:
クラス Object 内の toString
戻り値:
文字列としてのファイル形式

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バグの報告と機能のリクエスト
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