JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

javax.security.auth.kerberos
クラス KerberosPrincipal

java.lang.Object
  上位を拡張 javax.security.auth.kerberos.KerberosPrincipal
すべての実装されたインタフェース:
Serializable, Principal

public final class KerberosPrincipal
extends Object
implements Principal, Serializable

このクラスは Kerberos 主体をカプセル化します。

導入されたバージョン:
1.4
関連項目:
直列化された形式

フィールドの概要
static int KRB_NT_PRINCIPAL
          ユーザ主体の名前タイプです。
static int KRB_NT_SRV_HST
          インスタンス (telnet、rcommands) の名前タイプとしてホスト名を保持するサービスです。
static int KRB_NT_SRV_INST
          サービスやそのほかの固有インスタンス (krbtgt) の名前タイプです。
static int KRB_NT_SRV_XHST
          残りのコンポーネント名前タイプのホストを保持するサービスです。
static int KRB_NT_UID
          一意の ID 名前タイプです。
static int KRB_NT_UNKNOWN
          不明な名前タイプです。
 
コンストラクタの概要
KerberosPrincipal(String name)
          指定した文字列入力で KerberosPrincipal を構築します。
KerberosPrincipal(String name, int nameType)
          指定した文字列と名前タイプの入力で KerberosPrincipal を構築します。
 
メソッドの概要
 boolean equals(Object other)
          この Principal と指定した Object が等しいかどうかを比較します。
 String getName()
          返される文字列は、RFC 1964 のセクション 2.1 で指定されている Kerberos Principal 名の単一文字列表現に対応します。
 int getNameType()
          KerberosPrincipal の名前タイプを返します。
 String getRealm()
          この Kerberos 主体の領域コンポーネントを返します。
 int hashCode()
          この主体のハッシュコードを返します。
 String toString()
          オブジェクトの文字列表現を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

フィールドの詳細

KRB_NT_UNKNOWN

public static final int KRB_NT_UNKNOWN
不明な名前タイプです。

関連項目:
定数フィールド値

KRB_NT_PRINCIPAL

public static final int KRB_NT_PRINCIPAL
ユーザ主体の名前タイプです。

関連項目:
定数フィールド値

KRB_NT_SRV_INST

public static final int KRB_NT_SRV_INST
サービスやそのほかの固有インスタンス (krbtgt) の名前タイプです。

関連項目:
定数フィールド値

KRB_NT_SRV_HST

public static final int KRB_NT_SRV_HST
インスタンス (telnet、rcommands) の名前タイプとしてホスト名を保持するサービスです。

関連項目:
定数フィールド値

KRB_NT_SRV_XHST

public static final int KRB_NT_SRV_XHST
残りのコンポーネント名前タイプのホストを保持するサービスです。

関連項目:
定数フィールド値

KRB_NT_UID

public static final int KRB_NT_UID
一意の ID 名前タイプです。

関連項目:
定数フィールド値
コンストラクタの詳細

KerberosPrincipal

public KerberosPrincipal(String name)
指定した文字列入力で KerberosPrincipal を構築します。この主体の名前タイプは、デフォルトで KRB_NT_PRINCIPAL です。この文字列は RFC 1964 のセクション 2.1.1 (Kerberos Principal Name Form) で指定された形式の名前を含む必要があります (たとえば duke@FOO.COM。ここで duke は主体、FOO.COM は領域を表す)。

入力した名前に領域が含まれない場合は、デフォルトの領域が使用されます。デフォルトの領域は Kerberos 構成ファイルか、java.security.krb5.realm システムプロパティで指定されます。詳細は、「Kerberos 要件」 を参照してください。

パラメータ:
name - 主体名
例外:
IllegalArgumentException - 名前の形式が正しくない場合、名前が null の場合、あるいは、名前に使用できる領域が含まれず、かつデフォルトの領域が Kerberos 構成ファイルでも java.security.krb5.realm でも指定されていない場合

KerberosPrincipal

public KerberosPrincipal(String name,
                         int nameType)
指定した文字列と名前タイプの入力で KerberosPrincipal を構築します。この文字列は RFC 1964 のセクション 2.1 (Mandatory Name Forms) で指定された形式の名前を含む必要があります。有効な名前タイプは、RFC 1510 のセクション 7.2 (Principal Names) で定義されています。入力名は、指定した名前タイプと矛盾しないようにしなければなりません (たとえば duke@FOO.COM は名前タイプ KRB_NT_PRINCIPAL に対して有効な入力文字列。ここで duke は主体、FOO.COM は領域を表す)。

入力した名前に領域が含まれない場合は、デフォルトの領域が使用されます。デフォルトの領域は Kerberos 構成ファイルか、java.security.krb5.realm システムプロパティで指定されます。詳細は、「Kerberos 要件」 を参照してください。

パラメータ:
name - 主体名
nameType - 主体の名前タイプ
例外:
IllegalArgumentException - 名前の形式が正しくない場合、名前が null の場合、nameType がサポートされていない場合、あるいは、名前に使用できる領域が含まれず、かつデフォルトの領域が Kerberos 構成ファイルでも java.security.krb5.realm でも指定されていない場合
メソッドの詳細

getRealm

public String getRealm()
この Kerberos 主体の領域コンポーネントを返します。

戻り値:
この Kerberos 主体の領域コンポーネント

hashCode

public int hashCode()
この主体のハッシュコードを返します。ハッシュコードは、次の計算の結果として定義されます。

  hashCode = getName().hashCode();
 

定義:
インタフェース Principal 内の hashCode
オーバーライド:
クラス Object 内の hashCode
戻り値:
この KerberosPrincipal の hashCode()
関連項目:
Object.equals(java.lang.Object), Hashtable

equals

public boolean equals(Object other)
この Principal と指定した Object が等しいかどうかを比較します。指定したオブジェクトが KerberosPrincipal であり、2 つの KerberosPrincipal インスタンスが等価である場合に true を返します。より正確には、getName() で返される値が等しく、getNameType() で返される値が等しい場合、2 つの KerberosPrincipal インスタンスは等しいと言えます。

定義:
インタフェース Principal 内の equals
オーバーライド:
クラス Object 内の equals
パラメータ:
other - 比較対象の Object
戻り値:
渡された Object がこの主体と同じ主体を表す場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
Object.hashCode(), Hashtable

getName

public String getName()
返される文字列は、RFC 1964 のセクション 2.1 で指定されている Kerberos Principal 名の単一文字列表現に対応します。

定義:
インタフェース Principal 内の getName
戻り値:
主体名

getNameType

public int getNameType()
KerberosPrincipal の名前タイプを返します。有効な名前タイプは、 RFC1510 のセクション 7.2 で指定されています。

戻り値:
名前タイプ

toString

public String toString()
クラス Object の記述:
オブジェクトの文字列表現を返します。通常、toString メソッドはこのオブジェクトを「テキストで表現する」文字列を返します。この結果は、人間が読める簡潔で有益な情報であるべきです。すべてのサブクラスで、このメソッドをオーバーライドすることをお勧めします。

Object クラスの toString メソッドは、オブジェクトの派生元のクラス名、アットマーク (@)、およびオブジェクトのハッシュコードの符号なし 16 進表現から構成される文字列を返します。つまり、このメソッドは次の値と等しい文字列を返します。


 getClass().getName() + '@' + Integer.toHexString(hashCode())
 

定義:
インタフェース Principal 内の toString
オーバーライド:
クラス Object 内の toString
戻り値:
このオブジェクトの文字列表現

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