JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

java.util
クラス PropertyPermission

java.lang.Object
  |
  +--java.security.Permission
        |
        +--java.security.BasicPermission
              |
              +--java.util.PropertyPermission
すべての実装インタフェース:
Guard, Serializable

public final class PropertyPermission
extends BasicPermission

このクラスはプロパティへのアクセス権のためのクラスです。

名前はプロパティの名前 (java.home、os.name など) です。命名規約は、階層型プロパティの命名規約に従います。また、アスタリスクを名前の最後、「.」のあと、または単独でワイルドカードとして一致するものを示すこともできます。たとえば、「java.*」または「*」は有効ですが、「*java」と「a*b」は無効です。

許可されるアクションは、0 個以上のキーワードからなるコンマで区切られたリストを含む文字列でコンストラクタに渡されます。有効なキーワードは read と write です。これらの意味は次のように定義されています。

read
読み取り権。System.getProperty への呼び出しを許可
write
書き込み権。System.setProperty への呼び出しを許可

アクション文字列は、処理の前に小文字に変換されます。

特定のシステムプロパティにアクセスできるようにするコードアクセス権を許可する場合には注意が必要です。たとえば、java.home システムプロパティへのアクセス権を許可すると、システム環境 (Java インストールディレクトリ) についてのコードの重要な情報に悪意のある変更が加えられる危険があります。また、user.name および user.home システムプロパティへのアクセス権を与えると、ユーザ環境 (ユーザのアカウント名およびホームディレクトリ) についてのコードの重要な情報に悪意のある変更が加えられる危険があります。

導入されたバージョン:
1.2
関連項目:
BasicPermission, Permission, Permissions, PermissionCollection, SecurityManager

コンストラクタの概要
PropertyPermission(String name, String actions)
          名前を指定して新しい PropertyPermission オブジェクトを作成します。
 
メソッドの概要
 boolean equals(Object obj)
          2 つの PropertyPermission オブジェクトが同じであるかどうかを判定します。
 String getActions()
          アクションの「正規の文字列表現」を返します。
 int hashCode()
          オブジェクトのハッシュコード値を返します。
 boolean implies(Permission p)
          PropertyPermission オブジェクトが、指定されたアクセス権を含んでいるかどうかを判定します。
 PermissionCollection newPermissionCollection()
          PropertyPermission オブジェクトを格納するための新しい PermissionCollection オブジェクトを返します。
 
クラス java.security.Permission から継承したメソッド
checkGuard, getName, toString
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

PropertyPermission

public PropertyPermission(String name,
                          String actions)
名前を指定して新しい PropertyPermission オブジェクトを作成します。name はシステムプロパティの名前で、actions には、プロパティで許可されている目的のアクションのコンマで区切られたリストが入ります。有効なアクションは read と write です。

パラメータ:
name - PropertyPermission の名前
actions - アクションの文字列です。
メソッドの詳細

implies

public boolean implies(Permission p)
PropertyPermission オブジェクトが、指定されたアクセス権を含んでいるかどうかを判定します。

つまり、このメソッドは次の場合に true を返します。

オーバーライド:
クラス BasicPermission 内の implies
パラメータ:
p - チェック対象のアクセス権
戻り値:
指定されたアクセス権がこのオブジェクトに含まれる場合は true、そうでない場合は false

equals

public boolean equals(Object obj)
2 つの PropertyPermission オブジェクトが同じであるかどうかを判定します。obj が PropertyPermission であり、オブジェクトと同じ名前とアクションを持っているかどうかを判定します。

オーバーライド:
クラス BasicPermission 内の equals
パラメータ:
obj - このオブジェクトと等しいかどうかが判定されるオブジェクト
戻り値:
obj が PropertyPermission であり、PropertyPermission オブジェクトと同じ名前とアクションを持っている場合は true

hashCode

public int hashCode()
オブジェクトのハッシュコード値を返します。使用されるハッシュコードは、このアクセス権の名前のハッシュコード、つまり、getName().hashCode() (Permission スーパークラスからの getName) です。

オーバーライド:
クラス BasicPermission 内の hashCode
戻り値:
このオブジェクトのハッシュコード値

getActions

public String getActions()
アクションの「正規の文字列表現」を返します。つまり、このメソッドは常に read、write の順序で現在のアクションを返します。たとえば、この PropertyPermission オブジェクトが write および read アクションを許可する場合、getActions を呼び出すと、「read,write」という文字列が返されます。

オーバーライド:
クラス BasicPermission 内の getActions
戻り値:
アクションの標準的な文字列表現

newPermissionCollection

public PermissionCollection newPermissionCollection()
PropertyPermission オブジェクトを格納するための新しい PermissionCollection オブジェクトを返します。

オーバーライド:
クラス BasicPermission 内の newPermissionCollection
戻り値:
PropertyPermission を格納するのに適切な新しい PermissionCollection オブジェクト

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