JavaTM 2 Platform
Standard Ed. 5.0

javax.swing.filechooser
クラス FileSystemView

java.lang.Object
  上位を拡張 javax.swing.filechooser.FileSystemView

public abstract class FileSystemView
extends Object

JFileChooser が使用する、ファイルシステムへのゲートウェイです。JDK1.1 File API はルートパーティション、ファイルの種類、隠しファイルのフラグビットなどの情報へのアクセスを許可しないため、このクラスは OS 固有のファイルシステムに関するできるだけ多くの情報について、その概要が直観的に把握できるように設計されています。

Java のライセンスは、特定のオペレーティングシステムをより効率よく処理するために FileSystemView の異なる実装を提供できます。


コンストラクタの概要
FileSystemView()
           
 
メソッドの概要
 File createFileObject(File dir, String filename)
          指定された filename で dir に作成された File オブジェクトを返します。
 File createFileObject(String path)
          指定されたパス文字列から作成された File オブジェクトを返します。
protected  File createFileSystemRoot(File f)
          ファイルシステムのルートディレクトリに対して正しく動作する f 用の新しい File オブジェクトを作成します。
abstract  File createNewFolder(File containingDir)
          デフォルトのフォルダ名で新しいフォルダを作成します。
 File getChild(File parent, String fileName)
           
 File getDefaultDirectory()
          ファイルチューザ用のユーザのデフォルトの起動ディレクトリを返します。
 File[] getFiles(File dir, boolean useFileHiding)
          表示されている (隠されていない) ファイルのリストを返します。
static FileSystemView getFileSystemView()
           
 File getHomeDirectory()
           
 File getParentDirectory(File dir)
          dir の親ディレクトリを返します。
 File[] getRoots()
          このシステムのすべてのルートパーティションを返します。
 String getSystemDisplayName(File f)
          システムファイルブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダの名前です。
 Icon getSystemIcon(File f)
          システムファイルブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダのアイコンです。
 String getSystemTypeDescription(File f)
          システムファイルブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダのタイプの説明です。
 boolean isComputerNode(File dir)
          コンピュータのノードを表す特殊なアイコン (My Computer やネットワークサーバなど) を表示するかどうかを判断するために UI クラスによって使用されます。
 boolean isDrive(File dir)
          ドライブやパーティションを表す特殊なアイコン (「ハードディスク」アイコンなど) を表示するかどうかを判断するために UI クラスによって使用されます。
 boolean isFileSystem(File f)
          fDesktop などの特殊なフォルダとは対照的に実際のディレクトリまたはファイルを表しているかどうかを確認します。
 boolean isFileSystemRoot(File dir)
          dir がドライブやパーティションなど、ファイルシステムのツリーのルートであるかどうかを返します。
 boolean isFloppyDrive(File dir)
          フロッピーディスクを表す特殊なアイコンを表示するかどうかを判断するために UI クラスによって使用されます。
 boolean isHiddenFile(File f)
          ファイルに隠し属性が付いているかどうかを返します。
 boolean isParent(File folder, File file)
          Windows では、ファイルはファイルシステムの親ディレクトリではなく、複数のフォルダ内に表示されます。
 boolean isRoot(File f)
          指定されたファイルがナビゲート可能なツリーのルートであるかどうかを確認します。
 Boolean isTraversable(File f)
          ファイルまたはディレクトリがトラバースできる場合は true を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承されたメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

FileSystemView

public FileSystemView()
メソッドの詳細

getFileSystemView

public static FileSystemView getFileSystemView()

isRoot

public boolean isRoot(File f)
指定されたファイルがナビゲート可能なツリーのルートであるかどうかを確認します。たとえば、Windows 98 は Desktop フォルダというルートを持ちます。DOS は C:\D:\ などといったドライブ文字ごとに 1 つのルートを持ちます。UNIX は / ディレクトリというルートを持ちます。 デフォルト実装は、ShellFolder クラスから情報を取得します。

パラメータ:
f - ディレクトリを表す File オブジェクト
戻り値:
f がナビゲート可能なツリーの場合は true
関連項目:
isFileSystemRoot(java.io.File)

isTraversable

public Boolean isTraversable(File f)
ファイルまたはディレクトリがトラバースできる場合は true を返します。ディレクトリがトラバースできない場合は false を返します。

パラメータ:
f - File
戻り値:
ファイルとディレクトリのトラバースができる場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
JFileChooser.isTraversable(java.io.File), FileView.isTraversable(java.io.File)

getSystemDisplayName

public String getSystemDisplayName(File f)
システムファイルブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダの名前です。Windows の例では、M:\ ディレクトリは CD-ROM (M:) と表示されます。 デフォルト実装は、ShellFolder クラスから情報を取得します。

パラメータ:
f - File オブジェクト
戻り値:
ネイティブのファイルチューザで表示されるファイル名
関連項目:
JFileChooser.getName(java.io.File)

getSystemTypeDescription

public String getSystemTypeDescription(File f)
システムファイルブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダのタイプの説明です。Windows の例では、Desktop フォルダの説明は「デスクトップ」となります。 ネイティブの ShellFolder の実装はプラットフォームをオーバーライドします。

パラメータ:
f - File オブジェクト
戻り値:
ネイティブのファイルチューザで表示されるファイルの種類の説明。ネイティブの情報が使用できない場合は null
関連項目:
JFileChooser.getTypeDescription(java.io.File)

getSystemIcon

public Icon getSystemIcon(File f)
システムファイルブラウザに表示されるファイル、ディレクトリ、またはフォルダのアイコンです。Windows の例では、M:\ ディレクトリは CD-ROM のアイコンで表示されます。 デフォルト実装は、ShellFolder クラスから情報を取得します。

パラメータ:
f - File オブジェクト
戻り値:
ネイティブのファイルチューザで表示されるアイコン
関連項目:
JFileChooser.getIcon(java.io.File)

isParent

public boolean isParent(File folder,
                        File file)
Windows では、ファイルはファイルシステムの親ディレクトリではなく、複数のフォルダ内に表示されます。たとえば、フォルダは file.getParentFile() とは異なる Desktop フォルダになります。

パラメータ:
folder - ディレクトリまたは特殊なフォルダを表す File オブジェクト
file - File オブジェクト
戻り値:
folder がディレクトリまたは特殊なフォルダで、file を格納する場合は true

getChild

public File getChild(File parent,
                     String fileName)
パラメータ:
parent - ディレクトリまたは特殊なフォルダを表す File オブジェクト
fileName - parent 内に存在するファイルまたはフォルダの名前
戻り値:
File オブジェクト。通常、これは親または子が両方とも特殊なフォルダではない場合に new File(parent, fileName) を使用して構築されます。この場合、FileShellFolder オブジェクトを格納するラッパーです。

isFileSystem

public boolean isFileSystem(File f)
fDesktop などの特殊なフォルダとは対照的に実際のディレクトリまたはファイルを表しているかどうかを確認します。ディレクトリの選択を行うときにフォルダが選択可能かどうかを判断するために UI クラスが使用します。

パラメータ:
f - File オブジェクト
戻り値:
f が実際のファイルまたはディレクトリの場合は true

createNewFolder

public abstract File createNewFolder(File containingDir)
                              throws IOException
デフォルトのフォルダ名で新しいフォルダを作成します。

例外:
IOException

isHiddenFile

public boolean isHiddenFile(File f)
ファイルに隠し属性が付いているかどうかを返します。


isFileSystemRoot

public boolean isFileSystemRoot(File dir)
dir がドライブやパーティションなど、ファイルシステムのツリーのルートであるかどうかを返します。たとえば、Windows 98 では C:\ の場合に true を返します。

パラメータ:
f - ディレクトリを表す File オブジェクト
戻り値:
f がファイルシステムのルートである場合は true
関連項目:
isRoot(java.io.File)

isDrive

public boolean isDrive(File dir)
ドライブやパーティションを表す特殊なアイコン (「ハードディスク」アイコンなど) を表示するかどうかを判断するために UI クラスによって使用されます。 デフォルトの実装ではこれを調べる方法がないため、常に false が返されます。

パラメータ:
dir - ディレクトリ
戻り値:
常に false

isFloppyDrive

public boolean isFloppyDrive(File dir)
フロッピーディスクを表す特殊なアイコンを表示するかどうかを判断するために UI クラスによって使用されます。isDrive(dir) を含みます。 デフォルトの実装ではこれを調べる方法がないため、常に false が返されます。

パラメータ:
dir - ディレクトリ
戻り値:
常に false

isComputerNode

public boolean isComputerNode(File dir)
コンピュータのノードを表す特殊なアイコン (My Computer やネットワークサーバなど) を表示するかどうかを判断するために UI クラスによって使用されます。 デフォルトの実装ではこれを調べる方法がないため、常に false が返されます。

パラメータ:
dir - ディレクトリ
戻り値:
常に false

getRoots

public File[] getRoots()
このシステムのすべてのルートパーティションを返します。たとえば、Windows の場合、これは Desktop フォルダとなり、DOS の場合、A: から Z: までのドライブになります。


getHomeDirectory

public File getHomeDirectory()

getDefaultDirectory

public File getDefaultDirectory()
ファイルチューザ用のユーザのデフォルトの起動ディレクトリを返します。

戻り値:
デフォルトの起動フォルダを表す File オブジェクト

createFileObject

public File createFileObject(File dir,
                             String filename)
指定された filename で dir に作成された File オブジェクトを返します。


createFileObject

public File createFileObject(String path)
指定されたパス文字列から作成された File オブジェクトを返します。


getFiles

public File[] getFiles(File dir,
                       boolean useFileHiding)
表示されている (隠されていない) ファイルのリストを返します。


getParentDirectory

public File getParentDirectory(File dir)
dir の親ディレクトリを返します。

パラメータ:
dir - 照会される File
戻り値:
dir の親ディレクトリ。dirnull の場合は null

createFileSystemRoot

protected File createFileSystemRoot(File f)
ファイルシステムのルートディレクトリに対して正しく動作する f 用の新しい File オブジェクトを作成します。

パラメータ:
f - ファイルシステムのルートディレクトリを表す File オブジェクト。たとえば UNIX の場合は /、Windows の場合は C:\
戻り値:
新しい File オブジェクト

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バグの報告と機能のリクエスト
さらに詳しい API リファレンスおよび開発者ドキュメントについては、Java 2 SDK SE 開発者用ドキュメントを参照してください。開発者向けの詳細な解説、概念の概要、用語の定義、バグの回避策、およびコード実例が含まれています。

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