org.omg.PortableServer
インタフェース CurrentOperations

すべてのスーパーインタフェース:

CurrentOperations

既知のサブインタフェースの一覧:

Current

public interface CurrentOperations

extends CurrentOperations

PortableServer::Current インタフェースは、CORBA::Current から派生し、メソッドの各実装でそのメソッド呼び出しの対象となるオブジェクトの ID にアクセスできるようにします。Current インタフェースは、複数のオブジェクトを実装するサーバントをサポートするために用意されていますが、任意のサーバントに対する POA ディスパッチメソッドのコンテキスト内で使用できます。位置の透過性を実現するため、ORB ではローカルとリモートの両方で呼び出されたオペレーションのコンテキストで Current を使用できるようにしています。Current のインスタンスは、アプリケーションで CORBA::ORB::resolve_initial_references("POACurrent") オペレーションを実行することによって取得できます。それ以降は、POA によってディスパッチされるメソッドのコンテキスト内で使用して、そのオペレーションの呼び出しの対象となるオブジェクトを識別する POA と ObjectId を取得できます。

メソッドの概要

byte[]	get_object_id() コンテキストが呼び出されるオブジェクトを識別する ObjectId を返します。
POA	get_POA() コンテキストが呼び出されるオブジェクトを実装する POA への参照を返します。

メソッドの詳細

get_POA

public POA get_POA()
            throws NoContext

コンテキストが呼び出されるオブジェクトを実装する POA への参照を返します。

戻り値:

オブジェクトを実装する POA

例外:

NoContext - オペレーションが POA ディスパッチオペレーションのコンテキストの外側で呼び出された場合にスローされる

get_object_id

public byte[] get_object_id()
                     throws NoContext

コンテキストが呼び出されるオブジェクトを識別する ObjectId を返します。

戻り値:

オブジェクトの ObjectId

例外:

NoContext - オペレーションが POA ディスパッチオペレーションのコンテキストの外側で呼び出された場合にスローされる