第十一回
日記 (2000/11/20)
ファーストフードの裏話
今回は少し志向を変えて私の働いているファーストフード関係の裏話をお話しようと思います。この話をするにあたって,企業のお名前を直に書くことは避けたいと思いますので,A社とかB社を言う風に書いていきます。そのあとはご想像にお任せいたしますので,それを踏まえてお読みください。
私は,とあるファーストフード店,L店でアルバイトをしています。高校のころに学校に見つからないようにバイトをはじめて受験勉強をはじめるまでの8ヶ月と,受験勉強が終わってから復活しましたのでそれからの8ヶ月のあわせて16ヶ月やりました。
この間に人様よりもファーストフードについて詳しくなりました。(そこで働いてるんだからあたりまえか)
たとえば,ハンバーガーひとつ取ってもたくさんありますよ。
ハンバーガーのパンのことをバンズといいますが,そのパンは作るときに内側をトースターで焼くこと,ハンバーガーの材料は,パン・マスタード・ケチャップ・ピクルス・みじん切りしたたまねぎ・肉 ということでしょうか。ここで,皆さんはハンバーガーは体に悪いイメージはないでしょうか。僕の調べた結果,この中で一番添加物の多いと思われるものが・・・・
ピクルスです。どうでしょう。きゅうりと酢以外ほとんどがカタカナ言葉で書いてありましたので(15〜20行くらい)一番体に悪いのではないでしょうか。その次はマスタード。次にケチャップでしょうか。
僕は噂話でハンバーガーの肉はミミズの肉だとかねずみの肉を使っているとか,そこまで行かなくても本当に牛肉を使っているのか,と聞いたことがあります。僕はその肉の入っているダンボールに書いてある原材料名を調べました。(さすがに原材料名を偽っていたら問題が起こるのでそこに書いてある事は信じられると思ってそれを調べました。)その結果,意外にも普通でした。ちゃんと牛肉を使っていましたし,つなぎとかある程度の味付け以外ほとんど変わったものは入っていなかったのです。
皆さん。肉は店が宣伝しているとおりですよ。信頼してもOk。牛肉を使用しているならば牛肉を,豚なら豚。そのとおりです。ただ,ひとつ。Lでは備長炭を使用して焼いたもも肉を使ったハンバーガーがあるのですが,その備長炭を使った肉の段ボールに「MADE
IN THAILAND」と大きく印鑑が押してありました。タイで備長炭を使って焼いているのか?とちょっと気になるところがあるんですけどね。
続いてポテトについてお話しましょう。
まず,Lでの基準をお教えします。
Sサイズ カートンを含め68グラム | |
Mサイズ カートンを含め100グラム前後 | |
Lサイズ カートンを含め150グラム前後 |
厳しいなあと思いますが,実際のところ数年やっている人でも昼の忙しい時間帯にぴったりと作れる人はそういません。たいていの人はすこ〜し多めに作っているような気がします。僕の周りでは。ちなみに参考としてポテト一本2〜3グラムです。塩加減は作る人によって変わってきます。いちおう,マニュアルはあるんですけど,実際のところ味見をして塩加減を調べてたくさん経験をつんで感覚をつかむのが現実的です。そのときにどんな風に感じたかによって変わってきます。
最後に今までに来た変わったお客さんを紹介いたします。
「てりやきマックバーガーください。」(わざわざLまできて マック はないだろう。) | |
「チキンナゲットください。」(ファーストフード店でから揚げといえばこれらしい。) | |
「ぶどうシェークください。」「チョコレートシェークください。」(ちなみにLではシェーキ。ぶどう味もチョコレート味もありません。) | |
「スマイルください。」(それもマック。しかもどうも罰ゲームで来たらしい。お客様も店員も大笑い。) |
どうでしょうか。少しはファーストフード店についてお分かりいただけたでしょうか。今度ファーストフード店に行くときはこの辺を考えていくと少しは楽しさが増えますよ。また機会があればお話していこうと思います。