楽天スーパーセールで手に入れた“AQUOS mini SH-M03”は“OCN モバイル ONE”のSIMを挿してサブスマホとして使用する為、最初の作業としてMicroSIMをnanoSIMにカットしました。
現在、サブ端末で使用する“GM-01A”がMicroSIM仕様で、MicroSIMで利用していたので。
まぁ、SIMサイズ変更手続をすれば有償で交換が可能なのですが、事務手数料並みの金額を支払うのは馬鹿らしいですし、カットに失敗して変更手続を申請しても手数料が発生するのは同じですから、どうせならとSIMカットに挑戦してみることにしました。
では、先ずはカットに必要なものを用意。
◆ 定規
可能ならば精度の高い定規をひとつと普通の定規とふたつあると便利です。 その理由は後述参照。
◆ カッターまたはハサミ
切れ味の良いものを用意すること。 カッターならば刃を新品のものに交換しましょう。
◆ セロテープ
SIM固定に使います。
◆ ヤスリ
サイズの微調整に使います。 爪切りでも構いませんが、可能ならばヤスリ掛けしやすいように、きちんとしたものを用意する方がよいです。
◆ Nano-SIM cutting guide
適性の大きさにカットする為に使うシートです。 PDFファイルで公開されていますから、予めダウンロードしてプリントアウトしておきます。
GoSoftWorksから『nanosima4.pdf』というPDFファイルを以下のサイトからダウンロードします。
http://www.gosoftworks.com/GoSoftWorks/NanoSIM.html
上図はプリントアウトしたシート。 プリントアウトの際はA4サイズに合わせるのではなく等倍で印刷するようにします。
またプリントアウトしたシートには適正に印刷されているか確認する為のスケールが描かれているので、定規で正確に印刷できているか確認します。
それではカット作業の開始です。
今回はMicroSIMからnanoSIMへのカットですから上図のようにMicroSIMのプリント位置に定規を沿え、SIMが適正な場所に収まるようにします。
画像のように定規を縦横と沿えれば、簡単にSIMをシート上に合わせることができます。
ふたつ用意する意味はこれです。
こんな感じ。 場所が決まったら定規を避けます。
シートとの位置がズレないように注意しながらセロテープで固定します。
ここからカット作業に入りますが、自信がない方はハサミで大まかにカットしてからヤスリでコツコツと削るとよいです。 ハサミでカットする場合はシートごとカットすることとなる為、正確なカット部分が判らなくなってしまいますから、マジックなどでカットラインに合わせて線を描いておくとよいです。
当方はカッターでカットラインに合わせて線傷を付け、そこに定規を当てて少しずつカッターで切れ目を入れてカットしました。
カット後はヤスリで微調整します。 可能ならばSIM変換アダプターなどを用意してアダプターにきちんと収まるように微調整すると作業が捗ります。
こちらがカットして微調整を終えたSIMカード。 上が“SH-M03”に付属していた楽天モバイルのデータSIM(nanoSIM)カードで、下が今回カットした“OCN モバイル ONE”の音声対応SIMカードになります。
最後にきちんと認識するかSIMサイズ変換アダプターを噛ましてサブ端末の“GM-01A”にて確認。 アンテナピクトと4Gが表示されて正常に認識されました。
この後、“SH-M03”にSIMだけ挿して確認し正常に認識。 カッティング成功です。
最初は認識しなくなったらとヒヤヒヤしながらカットしましたが、意外に簡単に認識されたので拍子抜けしてしまいました。 市販で売られているSIMカッターではカット面が大雑把且つ荒い為に失敗することもあるようなので、『Nano-SIM cutting guide』のシートを使って自分でカットした方が成功率は高いように感じました。
SIMカットをご自身でなされる方は、兎にも角にもSIMのカットは本来推奨されておりませんし、失敗して認識されなくなる可能性もあります。 また、SIM返却の際にカットしてあると損害金を請求されるMVNOもあるので、ご自身が利用するMVNOの規約をよく確認して、すべて自己責任にて行うようにして下さい。