少し前に紹介した海外ドラマ『Pan Am(邦題:パンナム)』が、先週最終話の放映が終わり本日観終わりました。
このドラマなかなか良かったです。
男2人女4人のメインキャストでしたが、その中で一番印象深かったキャストは“カリーヌ・ヴァナッス”演じる“コレット・ヴァロワ”でした。
大戦時にフランスでレジスタンスをしていた両親がドイツ軍に殺された過去を持ち、(のちにユダヤ人だったことが分かり、囚われて収容所で死亡していたことが分かる)パンナム就航地であるベルリンに足を運べない心に傷を負った役柄です。
途中話で意を決してベルリン便に搭乗しドイツに足を踏み入れますが、ケネディ大統領の演説を前にして恐怖と不安で足がすくむシーンは非常に印象的でした。
実際にコレットと同じく仕事などでドイツへ足を運び、同じような思いをした人が数多く居たのではないかと思います。またドイツだけではなく、あの大戦で心に傷を負い、似たような経験をした人たちも多かったと思います。
コレットのエピソードを含め、各キャラクターのエピソードを放映し、なかなか感動させられる部分もあったにも関わらず、何故に本国では放映ごとに視聴率を下げたのかよくわかりませんが、歴史や60年代の良き時代を織り交ぜたストーリーを古き良き時代として懐かしむ余裕がいまのアメリカには無いのかも知れません。
因みに“コレット・ヴァロワ”を演じた“カリーヌ・ヴァナッス”ですが、このドラマを観てファンになりました。顔立ちも日本人好みで可愛らしく非常にチャーミングです。
画像を探したところ良さそうなものがこれしかなかったのですが、作中ではもっと可愛く魅力的な女性でそれをお伝えできないところが少々残念です。
このドラマ、放映終了が早く決まっていたようで多少尻切れな部分もありましたが、次回作打ち切りで話が中途半端で終わってしまうアメリカドラマの中では、上手く纏めて終了していると思います。
最低でも1クール、24話制作してくれればと少々残念な気持ちでおります。