使用するパソコンの環境によるようだが、6月1日よりWindows10の入手アイコンがタスクバー内に表示されるようになった。
これはWindows Updateで推奨される更新プログラムの『KB3035583』をインストールしてあると表示されるようである。
この更新プログラムをマイクロソフトで確認すると、その内容は、
この更新プログラムは新しい更新プログラムがユーザーに利用可能なときに Windows の更新の通知の追加機能を使用できます。
とあるので、更新通知の追加機能のようだ。
今回、Windows10の予約が開始されたことでマイクロソフト側が新プログラムとして更新通知に追加した為、エンドユーザーのPCに新しい更新プログラムとして表示されるようになったようだ。
簡単に言ってしまえば、「新しいOSが無償で使えるからダウンロードして使いましょう」というマイクロソフトのゴリ押し通知である。
さてこのアイコン、更新プログラムの『KB3035583』がインストールされているとタスクに常駐して非常にウザったい。しかもこのマイクロソフトゴリ押しアイコンは、なんとアイコンのサブメニューで非表示に設定できないのである。
コントロールパネルの通知領域アイコンで非通知にするも、これでも常駐してしまい、こいつを消す方法は『KB3035583』をアンインストールする方法しか今のところは無い。
この推奨する更新プログラムをアンインストールして問題があるかどうかはまだ未確認で、今後どのようなデメリットがあるかは未知数であるが、このような不要なアイコンが常時表示されるのは当方は大嫌いなので、今回はアンインストールして表示されないように対処した。
もしも同じようにこのアイコンが目障りと感じているならば、当方と同じくアンインストールすれば良いと思う。
但し、先程も述べたように今後どのようなデメリットがあるかは分からないので、アンインストールする場合は自己責任にて行って頂きたい。(まぁ、推奨する更新プログラムなのでインストールされていなくても問題は無いはず)
では、その方法。
- スタートメニューにあるコントロールパネルをクリックしてコントロールパネルを開き、その中にある『プログラムと機能』をクリックしてインストールされているプログラムを一覧表示させる。
- 左ペインに『インストールされた更新プログラムの表示』とあるのでそれをクリックして『更新プログラムのアンインストール』を開く。
- ウィンドウ右上にある『インストールされた更新プログラムの検索』欄に『KB3035583』と入力して検索し、検索結果に『Microsoft Windows (KB3035583)の更新プログラム』と表示されたら右クリックでアンインストールを選択してアンインストールを開始する。
- アンインストールが完了するとWindowsの再起動を促されるのでそのままWindowsを再起動する。
これで次回Windowsが起ち上がるとWindows10の入手アイコンが表示されなくなる。
次にWindows Updateを自動にしてあり、更に『設定の変更』で『推奨される更新プログラム』で『推奨される更新プログラムについても重要な更新プログラムと同時に通知する』にチェックが入っていると勝手にインストールされてしまうので、『KB3035583』がインストールされないようにする。
- 『KB3035583』のアンインストールが完了したらWindows Updateを開き、『更新プログラムの確認』を実行する。
- 確認が終了すると更新プログラムの結果が表示されるので、『x個のオプションの更新プログラムが利用可能です』をクリックして更新プログラムを一覧表示させる。(xは更新プログラムの数)
- すると先程アンインストールした『KB3035583』が表示されている筈なので、右クリックメニューから『更新プログラムの非表示』を選んでチェックボックスをグレー表示にさせ、チェックを入れられないようにする。
- [OK]をクリックしてWindows Updateに戻り、ウィンドウを閉じる。
これで次回Windows Updateで一覧表示されなくなり、インストールもされなくなる。
再表示させたい場合は、Windows Update内の左ペインに『非表示の更新プログラムの再表示』とあるのでそちらをクリックして開き、該当する項目にチェックを入れて[再表示]をクリックすれば、アップデート一覧に表示されるようになり、インストールも可能になる。