マイクロソフトが2014年8月に発表したIEに関するサポートの方針が変更された為、Windows7に於いてIE9のサポートが2016年1月11日で終了することが決まってしまった。
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既存のWindowsのサポート(延長サポートを含む)が終了するまでは、インストール可能なIEも一緒にサポートを行っていたが、来年の1月12日からはインストール可能な最新版のみのサポートとなる為、KIKIの動作が可能であったIE9の継続が実質不可能となってしまう。
Windows7で例えるならば、今までは標準装備であったIE8に加えてインストールが可能であったIE9,IE10,IE11のサポートも一緒に継続されていたのだが、最新版のみとなった場合、Windows7ではIE11のみがサポートされるようになってしまうので、IE10以下のサポートは一切されなくなってしまうわけだ。
勿論、サポート期限を過ぎるとその日を境にIE9が突然使えなくなってしまうというわけではないのだが、セキュリティサポートが全く行われなくなる為、継続して使用した場合、ウィルスの感染やスパム、ハッキングなどといったリスクが日に日に高くなってくるので、継続使用が困難になってしまうということである。
実際の話、KIKIをIE9で動かしてもいてもレジストリでIE8モードに固定されてしまっている為、IE8のサポートを打ち切っているサイトなどではレイアウトが崩れてしまったり、フリーズを起こしたり、最悪は堕ちたりとしてしまっているので、既に継続が難しくなってしまっているのが現実なのではあるが、これ以上の継続は無理だと悟ってはいても、KIKIの使いやすさの呪縛からなかなか離れられず、また代替えブラウザも未だ見付けられずにダラダラと使い続けてしまっているのが現状である。
当サイトの表示テストに各エンジンのブラウザを幾つか使用し、多少ではあるが他のブラウザを使い慣れてきた観もあるので、そろそろ乗り換えを真剣に考えてもよい時期かも知れない。
ただ、やはりどのブラウザもKIKI並みの使い勝手はなく、メインブラウザとして使い気にはなれないのが正直な話である。