JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

javax.swing
インタフェース CellEditor

既知のサブインタフェースの一覧:
TableCellEditor, TreeCellEditor
既知の実装クラスの一覧:
AbstractCellEditor, DefaultCellEditor, DefaultTreeCellEditor

public interface CellEditor

すべての汎用エディタが実装可能なメソッドを定義します。

このインタフェースを使用すると、JListJTree、および JTable などのエディタのクライアントである複合コンポーネントを汎用エディタで使用し、テーブルやツリーなどのセルの値を編集できるようになります。この汎用エディタインタフェースがない場合、JTableJTextFieldJCheckBox、または JComboBox などの指定されたエディタで編集する必要があります。また、JTable などのエディタのクライアントは、今後ユーザや Sun 以外の ISV (独立系ソフトウェアベンダー) が開発するエディタでは使用できなくなります。

このインタフェースを使うために、新しいエディタを作成する開発者は、その新しいコンポーネントにこのインタフェースを実装できます。または、ラッパーに基づくアプローチを選択し、CellEditor インタフェースを実装するコンパニオンオブジェクトを提供することもできます。例については、JCellEditor を参照してください。ラッパーアプローチは、ユーザが JTable で Sun 以外の ISV のエディタを使う場合に、そのエディタが CellEditor インタフェースを実装していないときに特に便利です。ユーザは、Sun 以外の ISV によるエディタオブジェクトのインスタンスが格納されているオブジェクトを生成し、CellEditor API をそのエディタの API に変換するだけでオブジェクトを生成できます。

関連項目:
CellEditorListener

メソッドの概要
 void addCellEditorListener(CellEditorListener l)
          エディタが編集の停止、または取り消しを行うときに通知を受けるリスナーをリストに追加します。
 void cancelCellEditing()
          編集を取り消して一部編集済みの値を受け付けないようにエディタに通知します。
 Object getCellEditorValue()
          エディタに保持された値を返します。
 boolean isCellEditable(EventObject anEvent)
          anEvent を使って編集を始められるかどうかをエディタに問い合わせます。
 void removeCellEditorListener(CellEditorListener l)
          通知を受けるリスナーをリストから削除します。
 boolean shouldSelectCell(EventObject anEvent)
          編集セルを選択する場合は true を返し、そうでない場合は false を返します。
 boolean stopCellEditing()
          編集を停止して一部編集済みの値をエディタの値として受け付けるように、エディタに通知します。
 

メソッドの詳細

getCellEditorValue

public Object getCellEditorValue()
エディタに保持された値を返します。

戻り値:
エディタに保持された値

isCellEditable

public boolean isCellEditable(EventObject anEvent)
anEvent を使って編集を始められるかどうかをエディタに問い合わせます。anEvent は呼び出し側コンポーネント座標系にあります。エディタ側では、getCellEditorComponent() によって返された Component が必ずインストールされることを想定していません。このメソッドは、編集が可能でない場合に、エディタコンポーネントの設定とインストールの手間を避けるために、クライアント側で使うことを目的としています。編集を開始できる場合、このメソッドは true を返します。

パラメータ:
anEvent - エディタが編集を始めるかどうかを検討するのに使うイベント
戻り値:
編集を開始できる場合は true
関連項目:
shouldSelectCell(java.util.EventObject)

shouldSelectCell

public boolean shouldSelectCell(EventObject anEvent)
編集セルを選択する場合は true を返し、そうでない場合は false を返します。編集セルはほとんどの場合に選択されるので、通常は戻り値は true です。ただし、選択領域を特定の種類の編集による変更から保護するには false を返すとよいでしょう。たとえば、チェックボックスの列を保持するテーブルでは、ユーザは選択領域の変更なしにそれらのチェックボックスの変更を要求する場合があります。この例については、Netscape Communicator を参照してください。戻り値を使うかどうかはエディタのクライアント次第であり、必要がなければ使わなくてもかまいません。

パラメータ:
anEvent - エディタが編集を始めるために使うイベント
戻り値:
編集セル選択をエディタ側で要求する場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
isCellEditable(java.util.EventObject)

stopCellEditing

public boolean stopCellEditing()
編集を停止して一部編集済みの値をエディタの値として受け付けるように、エディタに通知します。編集が停止されなかった場合、エディタは false を返します。これは、エントリの検証を行ない、無効なエントリであれば受け付けることができないエディタに有効です。

戻り値:
編集が停止された場合は true、そうでない場合は false

cancelCellEditing

public void cancelCellEditing()
編集を取り消して一部編集済みの値を受け付けないようにエディタに通知します。


addCellEditorListener

public void addCellEditorListener(CellEditorListener l)
エディタが編集の停止、または取り消しを行うときに通知を受けるリスナーをリストに追加します。

パラメータ:
l - CellEditorListener

removeCellEditorListener

public void removeCellEditorListener(CellEditorListener l)
通知を受けるリスナーをリストから削除します。

パラメータ:
l - CellEditorListener

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