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JavaTM 2 Platform Std. Ed. v1.4.0 |
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概要: 入れ子 | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド |
java.lang.Object | +--java.text.Collator | +--java.text.RuleBasedCollator
RuleBasedCollator
クラスは Collator
の具象サブクラスで、簡単な操作でデータドリブンのテーブルコレータを使用可能にします。このクラスを使うと、カスタマイズしたテーブルベースの Collator
を作成することができます。RuleBasedCollator
は、文字をソートキーにマップします。
効率化のために、RuleBasedCollator
には次の制約があります (さらに複雑な言語には他のサブクラスが使用される)。
照合テーブルは照合ルールのリストからなり、それぞれのルールは次の 3 つの形式のどれかをとります。
<修飾子> <関係文字> <テキスト引数> <リセット文字> <テキスト引数>ルール要素の定義は次のとおりです。
b c
は bc
として処理されます。
'@' : アクセントがフランス語のように逆方向にソートされることを示します。
'&' : 次のルールが、リセットテキスト引数がソートされる位置に続くことを示します。
これは実際よりも複雑に感じられます。たとえば次の例は、同じことを同等の方法で表したものです。
テキスト引数のすぐ後に次の項目がくるので、順序が重要です。次の例は、同等ではありません。a < b < c a < b & b < c a < c & a < b
シーケンスには、テキスト引数がすでに存在するか、そのテキスト引数の最初の部分文字列が存在しなければなりません (たとえば、"a < b & ae < e" は有効。シーケンスにおいて "a" は、"ae" がリセットされるより前にあるため)。この後者のケースで、"ae" は 1 文字として入力されず、そのようには扱われません。"e" は、2 文字 ("a" に続く "e") に拡張されたかのようにソートされます。この違いは、自然言語に見られます。従来のスペイン語の "ch" は単一文字に短縮されたかのように処理されます ("c < ch < d" と表現される)。一方、従来のドイツ語の a ウムラウトは、2 つの文字に拡張されたかのように処理されます ("a,A < b,B ... &ae;\u00e3& AE;\u00c3" と表現される)。[\u00e3 および \u00c3 は a ウムラウトのエスケープシーケンスです。]a < b & a < c a < c & a < b
無視可能な文字
無視可能な文字の場合、最初のルールは、関係文字で始まらなければなりません (上の例は実際には一部を表している。つまり、"a < b" は実際には "< a < b" であるべき)。しかし、最初の関係文字が "<" でなければ、最初の "<" までのすべてのテキスト引数は無視できます。たとえば、", - < a < b" では "-" が無視できる文字です。これは、前に "black-birds" という語で見たとおりです。他の言語の例を見れば、ほとんどのアクセントが無視できることがわかります。
正規化とアクセント
RuleBasedCollator
は自動的にそのルールテーブルを処理することにより、事前合成済みバージョンと結合文字バージョンのアクセント付き文字がどちらも含まれるようにします。提供されているルール文字列がベース文字と独立した結合アクセント文字からのみ構成される場合、ルール文字列の文字のすべての標準的な組み合わせに一致する事前合成済みアクセント付き文字がテーブルに入力されます。
これで、コレータが NO_DECOMPOSITION に設定されているときでも、RuleBasedCollator を使ってアクセント付き文字列を比較できます。ただし、注意すべき点が 2 つあります。1 つ目は、照合対象の文字列が標準的な順序にない結合シーケンスを保持している場合、コレータを CANONICAL_DECOMPOSITION または FULL_DECOMPOSITION に設定して結合シーケンスのソートを可能にする必要があるということです。もう 1 つは、文字列が分解互換の文字 (完全幅や半分幅などの形式) を保持する場合、ルールテーブルには標準的なマッピングのみが含まれるので FULL_DECOMPOSITION を使う必要があるということです。詳細は、「The Unicode Standard, Version 2.0」を参照してください。
エラー
次の場合は、エラーになります。
RuleBasedCollator
が ParseException
をスローします。
例
簡単な例: "< a < b < c < d"
ノルウェー語: "< a,A< b,B< c,C< d,D< e,E< f,F< g,G< h,H<i,I< j,J < k,K< l,L< m,M< n,N< o,O< p,P< q,Q< r,R< s,S< t,T < u,U< v,V< w,W< x,X< y,Y< z,Z < \u00E5=a\u030A,\u00C5=A\u030A ;aa,AA< \u00E6,\u00C6< \u00F8,\u00D8"
通常、ルールベースの Collator オブジェクトを作成するには、Collator
のファクトリメソッド getInstance
を使用します。しかし、ニーズに合わせた特殊なルールを持つルールベースの Collator オブジェクトを作成するには、String オブジェクトにルールを指定して、RuleBasedCollator
を構築します。たとえば、次のようにします。
または:String Simple = "< a< b< c< d"; RuleBasedCollator mySimple = new RuleBasedCollator(Simple);
String Norwegian = "< a,A< b,B< c,C< d,D< e,E< f,F< g,G< h,H< i,I< j,J" + "< k,K< l,L< m,M< n,N< o,O< p,P< q,Q< r,R< s,S< t,T" + "< u,U< v,V< w,W< x,X< y,Y< z,Z" + "< \u00E5=a\u030A,\u00C5=A\u030A" + ";aa,AA< \u00E6,\u00C6< \u00F8,\u00D8"; RuleBasedCollator myNorwegian = new RuleBasedCollator(Norwegian);
Collator
を結合するのは、文字列を結合するとの同じくらい簡単です。次の例は、2 つの異なるロケールの 2 つの Collator
を結合する例です。
// Create an en_US Collator object RuleBasedCollator en_USCollator = (RuleBasedCollator) Collator.getInstance(new Locale("en", "US", "")); // Create a da_DK Collator object RuleBasedCollator da_DKCollator = (RuleBasedCollator) Collator.getInstance(new Locale("da", "DK", "")); // Combine the two // First, get the collation rules from en_USCollator String en_USRules = en_USCollator.getRules(); // Second, get the collation rules from da_DKCollator String da_DKRules = da_DKCollator.getRules(); RuleBasedCollator newCollator = new RuleBasedCollator(en_USRules + da_DKRules); // newCollator has the combined rules
もう 1 つの例では、既存のテーブルを変更して新しい Collator
オブジェクトを作成します。たとえば、"& C < ch, cH, Ch, CH" を en_USCollator
オブジェクトに追加して、独自のテーブルを作成します。
// Create a new Collator object with additional rules String addRules = "&C< ch, cH, Ch, CH"; RuleBasedCollator myCollator = new RuleBasedCollator(en_USCollator + addRules); // myCollator contains the new rules
次の例は、非スペーシングアクセントの順序を変更する方法を示しています。
// old rule String oldRules = "=\u0301;\u0300;\u0302;\u0308" // main accents + ";\u0327;\u0303;\u0304;\u0305" // main accents + ";\u0306;\u0307;\u0309;\u030A" // main accents + ";\u030B;\u030C;\u030D;\u030E" // main accents + ";\u030F;\u0310;\u0311;\u0312" // main accents + "< a , A ; ae, AE ; \u00e6 , \u00c6" + "< b , B < c, C < e, E & C < d, D"; // change the order of accent characters String addOn = "& \u0300 ; \u0308 ; \u0302"; RuleBasedCollator myCollator = new RuleBasedCollator(oldRules + addOn);
最後の例では、新しい主要順序をデフォルトの設定より前に置く方法を示します。たとえば、日本語 Collator
では、英語の文字を日本語の文字より前にソートすることも、後にソートすることもできます。
// get en_US Collator rules RuleBasedCollator en_USCollator = (RuleBasedCollator)Collator.getInstance(Locale.US); // add a few Japanese character to sort before English characters // suppose the last character before the first base letter 'a' in // the English collation rule is \u2212 String jaString = "& \u2212 < \u3041, \u3042 < \u3043, \u3044"; RuleBasedCollator myJapaneseCollator = new RuleBasedCollator(en_USCollator.getRules() + jaString);
Collator
,
CollationElementIterator
フィールドの概要 |
クラス java.text.Collator から継承したフィールド |
CANONICAL_DECOMPOSITION, FULL_DECOMPOSITION, IDENTICAL, NO_DECOMPOSITION, PRIMARY, SECONDARY, TERTIARY |
コンストラクタの概要 | |
RuleBasedCollator(String rules)
RuleBasedCollator のコンストラクタです。 |
メソッドの概要 | |
Object |
clone()
標準オーバーライドです。 |
int |
compare(String source,
String target)
2 つの異なる文字列に格納された文字データを、照合ルールに従って比較します。 |
boolean |
equals(Object obj)
2 つの照合オブジェクトが等しいかどうかを比較します。 |
CollationElementIterator |
getCollationElementIterator(CharacterIterator source)
指定された String の CollationElementIterator を返します。 |
CollationElementIterator |
getCollationElementIterator(String source)
指定された String の CollationElementIterator を返します。 |
CollationKey |
getCollationKey(String source)
文字列を、CollationKey.compareTo で比較できる一連の文字に変換します。 |
String |
getRules()
照合オブジェクトに対するテーブルベースルールを取得します。 |
int |
hashCode()
テーブルベース照合オブジェクトのハッシュコードを生成します。 |
クラス java.text.Collator から継承したメソッド |
compare, equals, getAvailableLocales, getDecomposition, getInstance, getInstance, getStrength, setDecomposition, setStrength |
クラス java.lang.Object から継承したメソッド |
finalize, getClass, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait |
コンストラクタの詳細 |
public RuleBasedCollator(String rules) throws ParseException
rules
- 照合テーブルを構築する元になる照合ルール
ParseException
- ルールの構築プロセスが失敗すると、フォーマット例外がスローされる。たとえば、構築ルールの "a < ? < d" は「?」が引用符で囲まれていないので、コンストラクタにより ParseException がスローされるLocale
メソッドの詳細 |
public String getRules()
public CollationElementIterator getCollationElementIterator(String source)
CollationElementIterator
public CollationElementIterator getCollationElementIterator(CharacterIterator source)
CollationElementIterator
public int compare(String source, String target)
Collator
内の compare
source
- ソース文字列target
- ターゲット文字列
CollationKey
,
Collator.getCollationKey(java.lang.String)
public CollationKey getCollationKey(String source)
Collator
内の getCollationKey
source
- 照合キーに変換する文字列
CollationKey
,
Collator.compare(java.lang.String, java.lang.String)
public Object clone()
Collator
内の clone
Cloneable
public boolean equals(Object obj)
Comparator
内の equals
Collator
内の equals
obj
- 比較対象のテーブルベースの照合オブジェクト
public int hashCode()
Collator
内の hashCode
Object.equals(java.lang.Object)
,
Hashtable
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