JavaTM 2
Platform
Std. Ed. v1.4.0

java.io
クラス PipedOutputStream

java.lang.Object
  |
  +--java.io.OutputStream
        |
        +--java.io.PipedOutputStream

public class PipedOutputStream
extends OutputStream

パイプによる出力ストリームをパイプによる入力ストリームに接続すると、通信パイプを作成できます。パイプによる出力ストリームは、パイプの送端です。一般的に、PipedOutputStream オブジェクトにデータを書き込むスレッドと、接続された PipedInputStream オブジェクトからデータを読み込むスレッドは別々です。単一のスレッドからこれらの 2 つのオブジェクトを使うことは、そのスレッドをデッドロックされる危険があるため、推奨できません。

導入されたバージョン:
JDK1.0
関連項目:
PipedInputStream

コンストラクタの概要
PipedOutputStream()
          パイプによる入力ストリームにまだ接続されていない、パイプによる出力ストリームを作成します。
PipedOutputStream(PipedInputStream snk)
          パイプによる指定の入力ストリームに接続された、パイプによる出力ストリームを作成します。
 
メソッドの概要
 void close()
          パイプによる出力ストリームを閉じ、そのストリームに関連するすべてのシステムリソースを解放します。
 void connect(PipedInputStream snk)
          パイプによる入力ストリームを受信側に接続します。
 void flush()
          この出力ストリームをフラッシュし、バッファに入っている出力バイトをすべて強制的に書き出します。
 void write(byte[] b, int off, int len)
          オフセット off から始まる指定のバイト配列からパイプによる出力ストリームに len バイトを書き込みます。
 void write(int b)
          パイプによる出力ストリームに、指定された byte を書き込みます。
 
クラス java.io.OutputStream から継承したメソッド
write
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

PipedOutputStream

public PipedOutputStream(PipedInputStream snk)
                  throws IOException
パイプによる指定の入力ストリームに接続された、パイプによる出力ストリームを作成します。これによって、このストリームに書き込まれたデータバイトは、snk からの入力として使用できるようになります。

パラメータ:
snk - パイプによる接続先の入力ストリーム
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合

PipedOutputStream

public PipedOutputStream()
パイプによる入力ストリームにまだ接続されていない、パイプによる出力ストリームを作成します。これを使うには、受信側または送信側がパイプで連結された入力ストリームに接続する必要があります。

関連項目:
PipedInputStream.connect(java.io.PipedOutputStream), connect(java.io.PipedInputStream)
メソッドの詳細

connect

public void connect(PipedInputStream snk)
             throws IOException
パイプによる入力ストリームを受信側に接続します。このオブジェクトがパイプによるほかの入力ストリームにすでに接続されている場合は、IOException がスローされます。

snk がパイプによる未接続の入力ストリームで、src がパイプによる未接続の出力ストリームである場合、2 つのストリームは以下の呼び出しのどちらかによって接続されます。

 src.connect(snk)
または
 snk.connect(src)
2 つの呼び出しは同じ効果を持ちます。

パラメータ:
snk - パイプによる接続先の入力ストリーム
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合

write

public void write(int b)
           throws IOException
パイプによる出力ストリームに、指定された byte を書き込みます。スレッドが接続済みのパイプ入力ストリームからデータバイトを読み出していたが、そのスレッドがもう生存していない場合は、IOException がスローされます。

OutputStreamwrite メソッドを実装します。

定義:
クラス OutputStream 内の write
パラメータ:
b - 書き込まれる byte
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合

write

public void write(byte[] b,
                  int off,
                  int len)
           throws IOException
オフセット off から始まる指定のバイト配列からパイプによる出力ストリームに len バイトを書き込みます。スレッドがパイプによる接続済みのパイプ入力ストリームからデータバイトを読み出していたが、そのスレッドがもう生存していない場合は、IOException がスローされます。

オーバーライド:
クラス OutputStream 内の write
パラメータ:
b - データ
off - データの開始オフセット
len - 書き込むバイト数
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合

flush

public void flush()
           throws IOException
この出力ストリームをフラッシュし、バッファに入っている出力バイトをすべて強制的に書き出します。これによって、パイプ内でデータが待機していることをリーダに通知します。

オーバーライド:
クラス OutputStream 内の flush
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合

close

public void close()
           throws IOException
パイプによる出力ストリームを閉じ、そのストリームに関連するすべてのシステムリソースを解放します。以降、このストリームはバイトの書き込みには使用されません。

オーバーライド:
クラス OutputStream 内の close
例外:
IOException - 入出力エラーが発生した場合

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