オブジェクト直列化

オブジェクト直列化は、コア Java の入出力クラスを、オブジェクトをサポートするように拡張するものです。オブジェクト直列化は、オブジェクトとそこから参照されているオブジェクトを、バイトストリームにエンコーディングします。そして、そのストリームからオブジェクトグラフの補足的な再構築を行います。直列化は、簡易な持続性の実現や、ソケットや Remote Method Invocation (RMI) による通信のために使用されます。オブジェクトのデフォルトのエンコーディングでは、非公開データと一時データが保護され、クラスの展開がサポートされます。クラスは、独自の外部エンコーディングを実装することができるため、外部フォーマットについては単独で処理を行います。
新しく、オブジェクトの直列化されたデータを、クラスのフィールドごとに個別に指定するための API が新しく追加されました。また、既存のプロトコルを使って、直列化されたデータフィールドをストリームから読み込んだり、ストリームに書き込むことにより、デフォルトの読み込み/書き込み機構との互換性を保証することも可能になりました。

拡張

J2SE^TM 5.0 の拡張機能 - J2SE 5.0 のオブジェクト直列化の拡張機能および改善点に関する説明
以前のリリースでの拡張機能 - Java 2 プラットフォームの旧バージョンで加えられた、オブジェクトの直列化の拡張機能に関する説明

仕様

仕様 - オブジェクト直列化システムおよび API のアーキテクチャに関する説明。仕様は PDF 形式でも入手可能

API の仕様
(javadoc)

java.io パッケージ - すべてのインタフェースおよびクラスに関するドキュメント

例

使用例 - オブジェクト直列化の種々の特徴および使用法を示す例題

FAQ

FAQ - オブジェクト直列化に関する代表的な質問と回答

ツール

serialver - クラスの serialVersionUID を返す serialver コマンドに関する説明