Java

java.lang.* パッケージと
java.util.* パッケージの拡張

目次

JDK 5.0 での拡張

J2SE Development Kit 5.0 では、java.lang.* および java.util.* パッケージに、次のような機能拡張がなされています。

Java 2 SDK, v1.4 の拡張機能

Java 2 SDK v1.4 では、java.lang.* および java.util.* パッケージの機能に対して、次の重要な拡張が適用されました。

Java 2 SDK, v1.3 の拡張機能

バージョン 1.3 の Java 2 SDK には、次の拡張が適用されています。

java.lang.Math クラスと java.lang.StrictMath クラス

Java 2 プラットフォームには、次の 2 つのクラスが組み込まれ、一般的な数値演算を行うための API が提供されます。

新しい Timer API

次の新しい 2 つのクラスが、Java 2 プラットフォームに追加され、タイマー機能の API が提供されます。 この API は、アニメーション、ユーザ入力のタイムアウト、オンスクリーンの時計とカレンダ、ワークスケジュールルーチン、通知機能などの目的に使用できます。

Countdown.java は、新しい Timer API を使用した簡単なデモアプリケーションです。

Collections Framework の拡張

Collections Framework には、次の新しい簡易 API が組み込まれています。

次の特定目的の実装が追加されました。

仮想マシン のシャットダウンフック

複雑なアプリケーションでは、多くの場合、予期した終了または予期しない異常終了にかかわらず、仮想マシン のシャットダウン時に特定のアクションを実行する機能が必要になります。標準では、ネットワーク接続がすべて閉じ、セッション状態が保存され、一時ファイルが削除されます。主要なオペレーティングシステムでは、ネイティブアプリケーションに対してこの機能が提供されています。 ただし、機能の詳細は、プラットフォームごとに異なります。java.lang.Runtime には、3 つのメソッドが追加され、この機能に対して移植性のある簡単なインタフェースが提供されます。新しいメソッドは次の 3 つです。

また、Runtime.exit メソッドも改訂されました。詳細は、「シャットダウンフック API の設計」を参照してください。

新しい URL JAR ファイルキャッシュ

クラス java.util.zip および java.util.jar の API が拡張され、次のモードが追加されました。

ダウンロードされた Jar ファイルをキャッシュするときに、以前の実装では、長時間実行しているサーバアプリケーションおよび RMI で障害が発生していました。JarURLConnection を開くと、Jar ファイルの日付を保持する一時ローカルファイルがそれぞれ作成され、JarFile オブジェクトがその一時ファイルの先頭に作成されます。このとき、各一時ファイル上で開いているファイルハンドルおよび記述子が閉じなかったため、サーバアプリケーションを長時間実行している場合は、一時ファイルによってディスク容量がすぐにいっぱいになる可能性があります。この新しい API では、Zip ファイルおよび Jar ファイルを開くときに、新しい delete-on-close モードを使用できるので、この問題を解決することができます。


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