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第 2 章 |
印刷データをクライアントからプリンタに送信すると、使用する媒体 (用紙) と印刷部数など、印刷方法に関する情報も送信されます。クライアント上では、JavaTM 印刷サービス API の属性定義を使用して、これらの処理命令を指定します。Java 印刷サービス API には、javax.print.attribute および javax.print.attribute.standard という、属性を定義する 2 つのパッケージが組み込まれています。javax.print.attribute パッケージは、属性の種類とそれらを収集して属性セットにまとめる方法が記述されたインタフェースとクラスで構成されます。javax.print.attribute.standard パッケージには、この API 内の標準属性がすべて列挙されています。JPS API の属性定義のほとんどは、IETF の IPP (Internet Printing Protocol) によって定義された標準および拡張属性の実装です。
この章では、JPS API の属性の定義を詳細に説明します。「属性のカテゴリと値」では、JPS で使用する属性について説明します。「属性の機能」では、属性の種類について説明します。「属性セット」では、属性を収集して属性セットにまとめる方法について説明します。「標準属性」では、javax.attribute.standard パッケージに定義されている使用頻度の高い属性について説明します。