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サポートされるフォントは、Java 2 プラットフォームの実装によって異なります。ここでは、Sun の J2SE Development
Kit 5.0 (JDK) と、J2SE Runtime Environment 5.0 (JRE)
におけるフォントのサポートについて説明します。ここで使用されている用語については、Font
クラスの説明を参照してください。
Sun の J2SE Runtime Environment は、TrueType フォントと PostScript Type 1 フォントをサポートしています。
物理フォントは、Java 実行環境で認識されている場所にインストールされている必要があります。Sun の J2SE Runtime
Environment では、JRE 内の lib/fonts
ディレクトリと、ホストオペレーティングシステムで定義されている通常のフォント格納先が検索されます。両方の場所に同じ名前のフォントが存在する場合
は、lib/fonts
のフォントが使用されます。
サポートされているフォント技術を使用している物理フォントであれば、JRE 内の lib/fonts
ディレクトリにインストールするか、ホストオペレーティングシステムでサポートされている方法でインストールすることができます。たとえば、
Windows では「Fonts」フォルダにコピーし、Solaris では pkgadd コマンドを使用します。
論理フォント名は、実装に依存した方法で物理フォントにマップされます。一般に、1 つの論理フォント名は、広範囲の文字をカバーするために複数の物理フォント名に割り当てられます。Sun の J2SE Runtime Environment では、フォント構成ファイルを使用してマッピングを定義します。
Java 2D レンダリングで使用する論理フォントの代替フォントとして物理フォントを追加するには、その物理フォントを JRE 内の lib/fonts/fallback
ディレクトリにインストールします。
Sun の J2SE Development Kit と J2SE Runtime Environment には、Lucida デザインファミリの物理フォントがいくつかバンドルされています。これらのフォントは、Java 2 プラットフォームの他の実装でも使用できるようライセンス付与されています。これらのフォントは物理フォントですが、Java 2 実行環境に付属しているため、ホストオペレーティングシステムには依存しません。これらのフォントを使用すると、さまざまなプラットフォームや実装、広範 囲な言語に渡って、一貫した Look & Feel と操作性が得られるという利点があります。
タイプファミリとしては、Lucida Sans
、Lucida Sans Typewriter
、
および Lucida Bright
の 3
つがあります。各ファミリに、プレーン、ボールド、イタリック、およびボールドイタリックのスタイルがあります。これらのフォントすべてが Java
2 のすべての実装に存在するわけではありません。たとえば、Sun の Windows 版 J2SE Runtime Environment
のデフォルトのダウンロードバンドルには、Lucida Sans のプレーンフォントだけが含まれています。ただし、アプリケーション開発者は、アプリケーションとともに再配布する
JRE にすべての Lucida
フォントを含めることもできます。
次の表に、各フォントファミリが対応している Unicode 文字ブロックを示します。
Unicode ブロック |
Lucida Sans |
Lucida Sans Typewriter |
Lucida Bright |
---|---|---|---|
基本ラテン |
はい |
はい |
はい |
ラテン 1 補助 |
はい |
はい |
はい |
ラテン拡張 A |
はい |
はい |
はい |
ラテン拡張 B |
一部 |
一部 |
一部 |
IPA 拡張 |
一部 |
いいえ |
いいえ |
スペ��調整文字 |
一部 |
一部 |
一部 |
結合分音記号 |
一部 |
いいえ |
一部 |
ギリシャ語 |
はい |
はい |
はい |
キリル |
一部 |
一部 |
一部 |
ヘブライ語 |
はい |
はい |
いいえ |
アラビア語 |
一部 |
一部 |
一部 |
デーバナーガリー |
はい |
いいえ |
いいえ |
タイ語 |
はい |
はい |
いいえ |
一般句読点 |
一部 |
一部 |
一部 |
上付き文字と下付き文字 |
一部 |
一部 |
一部 |
通貨記号 |
一部 |
一部 |
一部 |
文字様記号 |
一部 |
一部 |
一部 |
数字の形 |
一部 |
一部 |
いいえ |
矢印 |
一部 |
一部 |
一部 |
数学記号 |
はい |
一部 |
はい |
囲み英数字 |
一部 |
いいえ |
いいえ |
罫線素片 |
一部 |
一部 |
いいえ |
ブロック要素 |
一部 |
一部 |
いいえ |
幾何学模様 |
一部 |
一部 |
一部 |
その他の記号 |
一部 |
一部 |
いいえ |
装飾記号 |
はい |
いいえ |
いいえ |
アルファベット表示形 |
一部 |
一部 |
いいえ |
アラビア表示形 A |
一部 |
一部 |
一部 |
アラビア表示形 B |
はい |
はい |
はい |
Sun の J2SE Runtime Environment で一般に完全にサポートされている書記法のうち、中国語 (簡体字)、中国語 (繁体字)、日本語、および韓国語は、Lucida フォントでサポートされていません。
フォントは、J2SE Runtime Environment の lib/fonts
ディレクトリに、次のようなファイルとしてインストールされています。ただし、 すべてがインストールされているとは限りません。
LucidaSansDemiBold.ttf
LucidaSansDemiOblique.ttf
LucidaSansOblique.ttf
LucidaSansRegular.ttf
LucidaTypewriterBold.ttf
LucidaTypewriterBoldOblique.ttf
LucidaTypewriterOblique.ttf
LucidaTypewriterRegular.ttf
LucidaBrightDemiBold.ttf
LucidaBrightDemiItalic.ttf
LucidaBrightItalic.ttf
LucidaBrightRegular.ttf
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