Sun JRE のインターネット/イントラネット配備


インターネットでの配備

作成したアプレットを Internet Explorer で実行するために、インターネットユーザに Sun の Java Runtime Enivronment (JRE) をダウンロードしてもらう場合は、Web サイトに Java(TM) テクノロジのロゴを載せることを検討してください。ロゴについての詳細は、次の Web サイトを参照してください。

http://logos.sun.com/logosite.jsp?Category=third#java

ユーザがいずれかのロゴをクリックすると、Java Plug-in をインストールして実行することを確認するセキュリティダイアログボックスが表示されます。この Java Plug-in は、Sun Microsystems によって署名され、配布されています。インストールすることに同意した場合は、インストーラがダウンロードされて起動します。いくつかのインストーラダイアログを操作すると、Java Plug-in が正常にシステムにインストールされます。インストールが成功したら、ブラウザに確認のメッセージが表示されます。システムトレイには Java アイコンが表示されて、Sun JRE が正常にシステムで実行されていることが示されます。

イントラネットでの配備

イントラネットユーザに Sun JRE を配布するには、内部 Web サイトに .msi ファイルを置き、ユーザに msiexec 経由でインストーラを起動するように指示します。Active Directory を介して JRE をインストールする方法もあります。Active Directory を使用している場合は、.msi ファイルをカスタマイズ (変換を作成) しなければならない場合もあります。

JRE インストーラ用の .msi ファイルを入手するには、JRE オフライン Windows インストーラをインストールします。インストール後に、LocalAppData\{CLSID} ディレクトリにある .msi ファイル (jre1.5.0.msi) を使用できます。LocalAppData はユーザーの「アプリケーションデータ」フォルダです。通常は、C:\Documents and Settings\username\Application Data のようになります。CLSID は、7148F0A6-6813-11D6-A77b-00B0D0142010 のような長い文字列で、リリースによって異なります。 IEXPLORER プロパティを 0 から 1 に変更するための変換を作成する方法を次に示します。これは、.msi ファイルを次のコマンドで実行することと同じです。

msiexec.exe /i jre.msi IEXPLORER=1

次の手順で行います。

  1. 元の jre.msi ファイルのバックアップコピーを作成します。
  2. Orca.msi をインストールします。なお、このファイルは、Microsoft Platform SDK に同梱されています。
  3. [スタート] メニューから Orca を実行します。
  4. Orca ツールで、[ファイル] > [開く] からバックアップコピーを開きます。
  5. [プロパティ] テーブルでクリックします。
  6. IEXPLORER プロパティを探し、その値を 1 に変更します。
  7. 新しい .msi ファイルを保存します。
  8. 実行可能ファイル MsiTran.exe を実行します。このファイルは、Microsoft Platform SDK に同梱されています。

    MsiTran.exe -g "C:/originaljre.msi" "C:/backupjre.msi" "C:/transform.mst"

  9. これで、次のコマンド行で変換を適用できるようになりました。

    msiexec /i jre.msi TRANSFORMS="transform.mst"

    または、Active Directory の「Group Policy」の「modification」タブを使用して適用することもできます。