Java コンソールには次の内容がすべて含まれます。
Java コンソールは、System.out
および System.err
をすべてコンソールウィンドウにリダイレクトするデバッグ用の単純なツールです。Java Plug-in で動作するアプレットや、Java Web Start で動作するアプリケーションで利用できます。
Java コンソールでは、アプレットやアプリケーションのデバッグが容易に実行できるように以下に示す多様なオプションが提供されています。
アクション/オプションは、Java コンソールウィンドウがフォーカスを持っている間に該当の英字/数字を入力することによって選択します。
キー
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説明
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c: | Java コンソールウィンドウをクリアする |
f: | ファイナライズキュー内のオブジェクトのファイナライズをトリガしてから、メモリ情報を表示する。Memory は、JRE が使用する現在のヒープサイズを表す。Free は、ヒープ内で使用していない使用可能なメモリである。パーセント (xx%) は、全ヒープサイズに占める空き記憶領域の割合である |
g: | ガベージコレクションをトリガし、上記と同様のメモリ情報を表示する |
h: | ここで説明しているのと同じヘルプメッセージを表示する |
l: | Java Plug-in のキャッシュされた ClassLoader オブジェクトのリストを表示する (これらのオブジェクトは、ディスクではなく半導体メモリにキャッシュされたランタイムオブジェクトである。「アプレットキャッシュ」 で説明するキャッシュされた JAR ファイルとは異なることに留意すること)。クラスはキャッシュされるため、以前に表示したページに戻る際にも、ページを再度ロードする必要ない。最初にページを表示したときに、ClassLoader オブジェクトが作成され、ダウンロードされるクラスすべてがそのオブジェクトにキャッシュされる。これらのオブジェクトは、その codebase に従って作成され、キャッシュされる。ClassLoader オブジェクトを識別するため、「クラスローダリスト」に該当のオブジェクトの codebase が表示される。ClassLoader オブジェクトとともに表示される補足情報には、zombie 、cache 、および info が含まれる。zombie = true は ClassLoader オブジェクトが使用中でない (アプレットが現在ページにロードされていない) ことを示す。cache = true はアプレットがキャッシュされることを示し、false はページをそのままにしておくとアプレットが破棄されることを示す。info はデバッグに使用される値である |
m: | 上記と同様、ヒープメモリの使用率を表示する |
o: | ログ機能をトリガし、Java Plug-in コンソールからログファイルへの出力を指示する |
p: | プロキシ構成を再ロードする |
q: | Java コンソールをメイン画面から消す |
r: | ポリシー構成を再ロードする |
s: | システムプロパティを出力する。これは、主にデバッグに使用する |
t: | 既存のスレッドグループをすべて出力する。最初に示されるグループは Group main である。ac は active count の略で、スレッドグループとその子スレッドグループ内のアクティブなスレッドの総数。agc は active group count の略で、スレッドグループのアクティブな子スレッドグループの数。pri は priority の略で、スレッドグループの優先順位のこと。Group main の次に、他のスレッドグループが Group < name> という形式で表示される。ここで name は、アプレットと関連する URL である。スレッドの各リストには、スレッド名、スレッドの優先順位が示される。また、スレッドが実行中の場合には active 、スレッドが破棄の処理中の場合には destroyed と表示され、スレッドがデーモンスレッドの場合には daemon と表示される |
x: |
キャッシュ内のすべての 先に Java コンソールで「x」と入力してクラスローダキャッシュを消去しておくと、アプレットの含まれるページが更新されるか再表示されたときに、変更された jar ファイルがサーバからダウンロードされる |
0-5: | 次のセクションの「トレースおよびログ」で説明するように、トレースレベルのオプションを設定する |
Java Plug-in の実行中に、Windows ではタスクバーに、Solaris ではデスクトップにアイコンが表示されます。右クリックするとメニューオプションが表示され、[Open/Hide the Java Console] を選択できます。これによりユーザは、同じブラウザセッション内で何度でも Java コンソールを開いたり隠したりすることができます。
Java コンソールは、Java コントロールパネルの [詳細] タブでの構成にしたがって、起動時に表示したり、非表示にしたり、起動しなかったりすることが可能です。