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Java Naming and Directory InterfaceTM

ドキュメントの目次
Java Naming and Directory InterfaceTM (JNDI) によって、JavaTM プログラミング言語で記述されたアプリケーションに対して、ネーミングおよびディレクトリ機能が提供されます。 ほかのネームおよびディレクトリサービスの実装と独立して動作するように設計されています。 新しいサービス、展開されつつあるサービス、すでに展開されているサービスなど、さまざまなサービスに対して共通の方法でアクセスすることができます。

JNDI アーキテクチャは、API (Application Programming Interface) および SPI (Service Provider Interface) で構成されます。 この API を使用して、Java アプリケーションからさまざまなネームおよびディレクトリサービスにアクセスすることができます。 SPI によって、さまざまなネームおよびディレクトリサービスが透過的にプラグインされます。これらのサービスには、JNDI テクノロジの API を使用して Java アプリケーションからアクセスすることができます。

JavaTM 2 SDK, v 1.4 には、JNDI と 4 つのサービスプロバイダが組み込まれています (以下のリストを参照)。 これらのパッケージは、JDK 1.1.x、Java 2 SDK, v 1.2 および v 1.3 で単体で使用することもできます。

バージョン 1.3 の拡張機能

DNS サービスプロバイダ
Internet Domain Naming System (DNS) サービスプロバイダが追加されました。 このコンポーネントによって、DNS に格納されたデータをアプリケーションで読み取ることができるようになります。

LDAP サービスプロバイダのセキュリティ機能の拡張
この機能拡張によって、LDAP サービスプロバイダが LDAP の標準的なセキュリティ要件 (RFC 2829) に適合するようになり、広く配備されている LDAP サーバとの連携が促進されます。

  • 「Start TLS (トランスポート層セキュリティ)」の拡張機能 (RFC 2830) および外部 SASL 認証機構のサポート。 既存の LDAP 接続経由でアプリケーションが安全なセッションを確立できるようになります。 この機能のために、次の新しいクラスが導入されました。
  • GSS-API/Kerberos v5 SASL 認証機構 (RFC 2222) のサポート。 この機能によって、Windows 2000 および XP Active Directory サーバへの、安全で認証されたアクセスができるようになります。
  • Digest-MD5 SASL 認証機構 (RFC 2831) のサポート。

詳細および例については、「LDAP サービスプロバイダ」および「JNDI チュートリアル」を参照してください。

corbaname および corbaloc URL のサポート
COS ネームサービスプロバイダでは、Interoperable Naming Service (INS) 仕様 (99-12-03) がサポートされています。 この機能を使用すると、アプリケーションで、初期コンテキストから「corbaname」の URL を使用したり、「corbaname」および「corbaloc」 の URL を使用してプロバイダを構成したりできるようになります。

JNDI チュートリアル

JNDI アーキテクチャのドキュメント

JNDI API および SPI 仕様
(javadoc) JNDI サービスプロバイダ
JNDI で特定のネームおよびディレクトリサービスを使用するときは、JNDI の「サービスプロバイダ」が必要です。サービスプロバイダは、ネームおよびディレクトリサービスにアクセスするために、JNDI API の下位にプラグインされるモジュールです。 JNDI の最新のサービスプロバイダは、Java ソフトウェアの Web サイトから入手することができます。

Java 2 SDK, v 1.4 には、次のサービスプロバイダが組み込まれています。

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