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自動加圧式血圧計を買い換えた

2021.12.11 17:55

自分はA&Dの手動加圧式の血圧計を使用し、母親はもう17~8年前の松下電工の自動加圧式の血圧計を使用していたのですが、上腕カフのマジックテープがとうとう駄目になり、加圧するとバリバリと剥がれて計測できなくなってしまったので、安価な血圧計を手に入れてみました。

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dretec(ドリテック)”というあまり聞き慣れないメーカーですが(自分だけかも…)、簡単に沿革を述べると90年代後半に会社を設立し先ずはキッチンタイマーから販売を開始。 料理用計器や温湿度計や体重計などを次々とリリースし、10年程前に医療機器製造業に登録し、第二種医療機器製造販売業の許可を取得。 その後、培った測定技術を活かして血圧計や体温計といった家庭用医療機器の製造販売を開始したのだそうです。

兎に角、家庭用電化製品から各計測器やヘルス機器等々、多くの商品をリリースしているので、一度上記のリンクからホームページを覗いて見れば、量販店やネット販売などで目にしたという方も居られるのではないかと思います。
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今回購入した商品は“dretec BM-202”という普及価格帯のモデル。 機能は非常にシンプルで、誰でも簡単に計測ができるタイプのものです。

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では、早速その中身を確認。 箱を開けると最初にビニール袋に包まれた説明書が現れます。 最近の安価なモデルですとそのまま説明書が押し込まれているものが多い中、ここはきちんとビニール袋に入れられてしっかりしていました。 この些細な気配りだけでメーカーのイメージは大きく変わりますよね。 好印象です。

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次に本体。 カラーバリエーションは購入したブラックに加えてホワイトも同時販売されています。

今回ブラックを選んだ理由は、ホワイトですとディスプレイのバックグラウンドカラーが青く白文字表示と視力の衰えた高齢者には少々見難いのではないかと思い、ブラックですとバックグランドも黒く白文字表示なので、こちらの方が見易いのではないかと判断してブラックを選びました。

それと安価なモデルですとホワイトは紫外線焼けで変色してしまう可能性もありますから、長年使うなら埃は目立ちますがブラックの方が妥当かなと。 清潔感で選ぶなら断然ホワイトの方が良いです。

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こちらはカフ部。 ホールドの無い一般的なものなので、一人で装着するには少々慣れが必要です。 自分が使っているA&Dの手動加圧式は同じタイプなので慣れていますが、母親はずっとホールドのあるタイプを使用していたので、なかなか上手く装着できないようです。 その内、慣れてくれるでしょうが、うちの母親は無精ですから、何かしら理由を付けて測るのを止めてしまうかも知れませんね。

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一応、メーカーサイトで同梱物は確認していましたが、動作確認用に電池も付属されています。

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ビニール袋に包まれた説明書。 コスパ高いですね。

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開封すると日本語説明書に加え英語のマニュアルも同封されていました。 どうやら海外でも販売されているようです。 取り扱いも丁寧に記されていました。

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充電池でもきちんと動作するか当家雑貨用の充電池、セリアで販売されている“VOLCANO NZ”で試してみます。

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充電池のボルテージでもしっかりと計測できました。 大丈夫みたいですね。

先ずは購入価格。 Amazonにて税込送料込みで2,980円(9月購入時点)と血圧計の中ではかなり安価な製品となります。

安価な製品で問題となるのは計測精度。 当方が使うA&Dの手動加圧式の血圧計がコスパが良く精度が高いことで高評価を得ている商品なのですが、そのA&Dと殆んど変わらぬ数値を出していましたから、特に問題なく日常で普通に使える商品だと思います。

また、この価格帯では珍しく2人分の記録が可能。 その記録数も60回分と多く日時表示や直近の3回分の平均値や大きく見やすいディスプレイと不満点を打破するほどの内容で、十分満足のできる商品だと思いました。

それと計測方式ですが、一般的な加圧をしてから減圧時に計測するのではなく、加圧時から計測が始まり最高血圧が計測された時点で加圧が止まりスーっと送り込まれた空気が抜けるようになっています。 圧力が掛かっている時間が短く腕への負担が少ない為、高齢者には優しい仕様であるのに加え、加圧時間が長くカフの圧力が高い状態を維持されて計測時の血圧上昇を防ぐ効果もあるので、その機能と相まって家庭用医療機器としては正確な値を出せるようになっているのかなと思いました

あとは丸で囲まれた数値で計測した血圧が高いのか?低いのか?将又正常なのか?数字で指標してくれるのも高齢者には有り難く優しい装備が実装されています。 今日は正常だなとか高いなとか簡単に判断できるのが良いですね。

強いて不満点を挙げるとすれば、電池の残量計がいい加減なところ。 電池マークに残量が3ポイントで表示されるのですが、満充電された電池でも数日で1ポイントの“小”の表示となってしまいます。 最初は「えっ?」と思ってこんなにも爆食いするのかと思いましたが、その後も使えているのでかなり曖昧な表示のようです。 もしかしたら充電池を使用している為に、電圧の関係でこのような表示になってしまっているのかも知れませんね。 乾電池ならまた違った表示になるかも知れません。

そうそう、電池蓋が緩いのも最初は気になりましたが、移動や使用の際に外れることは無かったので、特に不便は感じませんでした。

さてさて、コンパクトな筐体である為、内蔵されるポンプが小さく加圧に少々時間が掛かりますが、精度の高いA&Dのものと同じ数値で測れていましたから、測定精度に問題はないと思います。 ディスプレイは大きく視認性が高く操作もシンプルでコスパは非常に高いものと感じました。

低価格帯でこの性能ならば当方的にお薦めなので、気になる方は他の装備等、下記のURLから詳細を確認してみて下さい。 高性能な血圧計は要らないという方には手頃で良い商品だと思います。

https://www.dretec.co.jp/medical/sphygmomanometer/bm-202/lang-ja