OCNモバイル側では全否定しているバッテリーの異常消費。 これがバッテリー容量やタスクの仕様上から特にiPhoneとの相性が悪く顕著に現れるらしく、当方のiPhone8でもスタンバイ状態で丸2日程度しか保たない状態であった。
この件に関してYouTubeやブログ、某大型掲示板などでも検証した結果が報告されており、iPhoneならずとも当方がメインで使用するarrows F-01Kでも電源系アプリの計測集計結果をみると待機状態で1.9W/hも消費していることが分かった。
F-01Kの前にメインで使用していたZenFone2では、この異常消費問題は感じられなかったのだが、多分、海外メーカーの端末などで搭載されている管理アプリによって強制的にバックグラウンドで動いているアプリを停止させたり、タスク管理を細かく行っているアプリや昨今のOSやアプリ等による電源管理が上手くできている為、この消費問題にぶつからないのではないかと考えている。
ASUSも早くから管理アプリである“自動起動マネージャー”を開発インストールしてタスク管理をしていたことから、これが上手く働いて消費電力を抑えていたのではないかと思う。
実際、この手のアプリを搭載していないF-01Kでは、やはり異常消費問題にぶつかってしまい、充電サイクルが増えてしまっているのは事実である。
今年4月からMNPの予約番号の発行手数料が無料化したことで容易に他社へ移ることが可能となったので、iPhone8に使っているOCNモバイルのサブ回線を試しに他社に移転してみることにした。
ということで、堅苦しく語るのはここまでにして、後記からは緩く記載して行きます。
先ずは移動先候補となる条件を幾つか挙げて行きます。
- お試しなので可能な限り初期費用を抑える
- ポイントサイト経由で申し込みが可能
- 発番にプレフィックスが必要ない
- データ容量は1GB~2GB程度
- 月額1,000円(税込)以下
- MNP転入による端末購入割引あり
事細かく精査した結果、1GBのデータ容量で税込みで若干1,000円を超えてしまうのですが、この時期、安く端末を手に入れられたり、事務手数料無料に加え、当方が登録しているポイントサイトで10000Pも付与されることから、J:COMモバイルが妥当と判断して申し込みを開始しました。
が、一世帯ひと名義契約(ケーブルTVは親名義)とのことでサポセンと相談しながら遣り取りした結果、キャンセルすることにしました。 色々とこちらの要望に応えてくれたのですが、書面での契約となることからポイントサイトとの連携が取れなくなって付与されないことになるので、今回は縁が無かったということで諦めました。
次に初期費用を抑えつつ端末もタダ同然で購入できるとなると現時点ではIIJmioしか該当せず、プレフィックスが必要となってしまいますが、そこは妥協して申し込むことにしました。
6月6日の夜に申し込みを開始。 書類漏れなど不備は無く無事審査を通過し、3営業日後の10日に届きました。 予想に反して意外とここは仕事が早いですね。
早速中身を確認。 キャンペーン冊子とSIMと端末それぞれの明細書が同梱。 他のプロバイダーと同じく固定回線との連携割引などを行っているようです。
興味があったのは“LaLa Call”をIIJmio経由で申し込むと1年間基本料金無料キャンペーンぐらいでしょうか。 ただ、レビューを読むと“050plus”と比べて劣っている部分が多いようなので申し込むのは諦めました。
こちらがSIMを貼り付けてある台紙。 当方がMVNOを利用しだした頃は、申込時にSIMサイズを選択するようになっていましたが、今はもう何処もマルチカットSIMタイプに改められています。
eSIMが推進されて導入される端末や通信会社が増えれば、物理SIMを見ることも少なくなってくるのでしょうね。
それと前以って情報を得ていたのですが、IIJmioは電話での開通手続が必要なんですよね。 SIMの台紙は見開きとなっており、開くと開通手続の案内書が差し込まれていました。 今だに開通手続が電話と、旧体制を維持している意味が当方にはよく分かりませんが…
さて、肝心のOCNバッテリー異常消費の件ですが、現在検証中なので後日簡単ではありますが、こちらに結果報告したいと考えています。
次に契約したプランは最近登場した“IIJmioギガプラン”で、データ容量は一番少ない2ギガで契約しました。
そのプランの内容を探ると、データ量をシェアできたり、高速・低速通信の切り替えができたりとOCNと対立しているのがよく分かります。 金額面でもOCNには無いデータ量を設定して合間をカバーするようなデータプランを構成しており、プラスαでもう1ギガ増えますよ的な内容になっています。
但し、このご時世に今だ低速3日366MB規制が設けられていたりするのは如何なものかと。 加えて、高速通信でも過度に使用すると規制が掛かって低速通信になったりと、使い勝手は決して良くはないと感じました。
品質に関しても“みおふぉん”を使った通話の音質が他社より劣っていたり、データ通信の速度も当方が比べた結果ではOCNよりも遅かったりと全体的に低く感じます。 特にMVNOによくある混雑時の通信速度は他社と横並びで低下度合いが酷く、この辺りはキャリア並みの速度を叩き出すOCNよりも扱い難いと感じました。
それと音声通話の低価格化にプレフィックスが必要なのもMVNO大手とされる企業とは到底思えないです。 サブブランド化しつつあるOCNは既にプレフィックスの利用を止めましたし、同じくKDDIのサブブランドとして全国展開を始めたJ:COMは以前からプレフィックスの利用はありませんし、MVNOである日本通信でさえ無くしましたから、この辺りは1歩も2歩も出遅れている感じは否めないと感じました。
端末とのセット販売で契約したので一定の利用期間があるでしょうから年内いっぱいは利用する予定でいますが、ここにきて日本通信が更にお手軽な3キャリア対抗プランとしてデータ量6GB+無料通話70分付き(プレフィックスなし)の“合理的みんなのプラン”をリリースしてきましたから、そちらに移転する予定でいます。
まぁ、今現在は携帯料金の改革時期で各社色々と新プランを設け、今後も新しいサービスを付加したり、プランの見直し修正などを行ってくるでしょうから、暫くは様子見といった感じになると思います。
現段階では当方には使い難いIIJmioに居残る気は全く無いので、端末購入のペナルティが科せられなくなる時期になったら早々と転出したいと思います。