普段使いのV10君、近接撮影が殆どでマクロしか使用していなかったので気付かなかったのですが、通常撮影時のワイド端でピントが合わない不具合が出ていました。
というわけで、その原因を探るべくジャンクの個体から部品を換装して検証してみました。
色々と弄ってキャパシタに電気が蓄電されてしまっている状態でしたので、細心の注意を払って作業を行います。
それに久々の分解作業でうっかり事故とかで感電死したくないですから、ちゃんとワークグローブを填めて作業をします。
手元機のV10はCCD不良でお蔵入りしていた個体。
撮影可能なジャンク機を手に入れ、CCDパネルを換装させて復活させたものですが、その時にもしかしたらスペーサーなどがうまく填まっていないのではないかと思って一度バラしてみました。
ですが、依然と症状が変わりませんから組み付けの精度の問題ではないようです。
次にレンズユニットの不良とみてジャンク機からレンズユニットの換装を行います。
CCDパネルを換装しなければならないので面倒臭いですね。
しかし、これでも症状変わらず。
手元機から換装したレンズユニットをジャンク機で動作させると問題なくピントが合いますからレンズユニットの不具合ではなさそうです。
とここで、CCDパネルの相性かな?と思い、そのままユニットごと元に戻すもこれまた症状変わらずで、なんかよくわからない状態であります。
残るはメイン基盤の不良。
手元機とジャンク機両方を全バラしてメイン基盤の換装に着手。
久々に大掛かりになってしまいましたよ。
その基盤を入れ替えて組み上げます。
で、結局のところ、基盤交換でワイド端でも一応はピントが合うようになりましたが、どうもしっくりこない感じであります。
ジャンク機も筐体がボロボロなだけで撮影に関しては正常品ですが、こちらの方が何故か調子が良いです。
なんなんですかねぇ?
個体差なのかなぁと思っているのですが、やはりちょっと納得が行かないです。
まぁ、一応正常に動作するようになりましたから暫しこれで様子をみてみますが、また症状が現れるならこの個体は処分してしまった方が良いように思います。
あと、これで正常なスペアの基盤が無くなってしまったので、またジャンク機が出品されたら手に入れておかなければなりませんね。
今回の教訓。
『ピント不良はメイン基盤も疑え』
です。
ほんとかよ?!