メルカリで購入した“CV-DN22”の粗悪品を掴まされた前に、実はヤフオクでデットストック新品の“CV-PY22”という古いポットを手に入れていました。(ネット上で適当な画像を探せなかったので次記事で載せます)
新品と言っても元箱や同梱品など一切無く、到着した商品には擦り傷が結構多く散見されてましたから、未使用展示品ではないかと思われます。
その“CV-PY22”なのですが、これがポンプ内フィンの軸受部の樹脂が劣化により破損しており、沸騰や保温はきちんと機能するも給湯ができない、これまた不具合のある商品でした。
直ぐに出品者に連絡をし、相手はリサイクルショップできちんと保証期間を設けていてくれたので、送料を含めた全額を返金してもらいことになりました。
で、その壊れた“CV-PY22”をショップへ返送するとなると無駄な送料が掛かってしまうということで、可能ならば落札者側で処分して構わないとのことでしたので、当方で処分することにしました。
と、ここでジャンカーである当方としては黙って捨てるわけがありません。 なんとか修理できないものかとバラしてポンプの型番を調べることにしました。
こちらがポンプの型番。 ラベルに“CV-NX”とあるので、どうやら他のモデルとの共通部品のようです。
ここからが苦難の始まり。 この型番を基にネット上で調べるも殆んど情報を得られず、分解修理の情報が幾つか見付かったものの、メーカーのアッシー品番はまったく判らず仕舞い。 一応、メーカーのサポートへポットの型番とポンプの名称を伝えるも、在庫はあるものの個人への販売はしないとの回答を受け、修理できない状態に陥ってしまいました。
部品を手に入れられないなら同一部品を使用するジャンクポットを手に入れるしかありません。 暫しお蔵入りとなってしまいました。
実は以前に同型機の3L版を使用しており、装備される幾つかの機能が気に入っていたので、どうしても直したい衝動が治まらず“CV-DN22”の一件もあったことから、更に同一ポンプを使用している他のモデルを調べ上げ、そのモデルを辿ってとある部品供給業務を行うショップを探し当てました。
その探し当てたショップは、四国は香川県で家電製品の販売や修理、卸業務を行う総合商社“株式会社ティーブイシー”というところで“メロウハウス本店”にて販売を行い、部品供給は“メロウハウス本店部品センター”にて別途受け付けて販売しておりました。
ここの凄いところは部品の保有期限を過ぎた歴代の象印製品の見取り図が公開されており、それには部品番号と名称が記され、今回のポンプの詳細を知ることができました。
早速電話にて“メロウハウス本店部品センター”へ連絡。 モデルと部品番号を知らせると直ぐにメーカーへ問い合わせをしてくれて在庫確認と最短の納期まで教えて頂き、ゴールデンウィーク前に手に入れられることができることから直ぐに注文ページから部品を注文しました。
更に凄いのは、指定銀行へ振り込んだ際の振込確認とメーカーへの発注が物凄く早いこと。 加えて、発送業務も迅速で問い合わせた時に伝えてくれた期日にきちんと部品が届きました。
さすが部品を供給する会社だけのことはあります。
こちらが部品が届いた時の納品書兼領収書。 部品代金+送料で4,040円でした。
因みにメーカーに修理を出すと点検整備に加えて部品代と作業工賃で7,000~10,000円とのこと。 更に往復の送料が1,200円x2と合計で約3倍のお値段。 馬鹿らしくてメーカーに修理なんて出せませんよ。
ということで、次回はその届いた部品を利用して修理した内容を簡単にお伝えしたいと思います。
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