モノラルイヤホンが欲しかったので、試しにダイソーのハンズフリーイヤホンを買ってみました。
当方、カナル式が苦手なので、インナーイヤータイプを選びました。 インナータイプが未だに売られていることが当方的に嬉しいですね。
裏面の仕様を読みますと、
[イヤホン部]
- 形式 : ダイナミック型
- 再生周波数帯域 : 20Hz~20KHz
- インピーダンス : 32Ω
- 音圧感度 : 107dB±3
- 定格入力 : 0.3W
- 最大許容入力 : 0.5W
- コード長 : 約1.0m
- プラグ : 3.5mm 4極ミニプラグ
[マイク部]
- マイク形式 : エレクトレットコンデンサー型
- マイク指向性 : 全指向性
- インピーダンス : 2.2KΩ
- マイク感度 : -58dB±3
- 周波数特性 : 50Hz~10KHz
- 動作電圧 : 1.0-10V
- 最大消費電流 : 500uA
と、簡単に記載されていました。
まぁ、本当にこの内容の性能ならコスパは最高なんですけどねぇ… と、使用時の感想は後述。
パッケージから出した直後。 何も施されずに裸でそのまま入ってました。 100円ですから流石にラッピングにコストは掛けられないでしょうね。
外径は当方には少々小さく動いていると外れてきてしまう心配があります。 女性の方でしたらちょうど良いかも知れません。
次に材質ですが、ABS樹脂そのままでラバーなどの緩衝材は一切無いので、長時間の使用では耳が痛くなると思います。 同じ100均のセリアでイヤーパッドが販売されていますから、取り付けることをお薦めします(当方は外径等含めてパッドを付けた状態がベストでした)。 但し、パッドを付けると音質が大きく変わってしまうのと、外径が変わって装着し難くなることもあるので注意が必要です。
マイク部は円形型。 着信時の応答などの操作は一切できないので注意。 それと非常にチャチです。 まぁ、100円商品ですから致し方ないところですね。
安っぽいですがクリップがちゃんと付属されています。 コード固定部も可動式と使い勝手は良好です。
さて、素の状態で適当に音楽を聴いてみましたが、再生周波数帯域20Hz~20KHzというのはまったくの嘘。 低音はスカスカで音が全然出ていないです。 そのわりに直ぐ破綻して音が割れてしまいます。 高域はある程度出ていますが、全体的にシャリシャリ音なので出ているように聞こえているだけです。 低音域が出ていない為に全体に音の厚みもありませんし、このような音ですと長時間の視聴では耳が疲れてくると思います。 携帯ラジオとかに付いてくるおまけのモノラルイヤホンの方が遥かに聴きやすいかな。
で、試しにドーナツ型にくり貫いたイヤーパッドを取り付けて視聴してみましたが、低音は僅かに出る程度で殆んど変わらずでした。 ですから、『20Hz~』というスペックは嘘で下の音は最初から出ていないということになります。
加えて中高域は何故か抑制されて多少聴きやすいかな程度に変化しました。 多分、筐体自体が響いて鳴っていた部分がパッドの装着で共振されなくなったのではないかと思います。
パッドの使用で耳への負担も軽くなりますから、取り付ける方が当方的にお薦めかな。 ただ、どうしても外径が大きくなってしまうので、耳の小さな人や女性には不向きかも知れません。
とまぁ、100円商品なんで当然作りはそれなり。 実際問題、音楽用ではありませんから音質を求めるものではないですし、本来の機能は果してくれていますから、グダグダと文句を言えるものではないと思います。
因みに当方が購入した理由は、『ネットで調べものをしている時やブログ記事を書きながら情報動画を視聴したりする時に容易に使えるヘッドフォンが欲しかったから』です。