昨日の大雨で雷が発生。 距離はちょっと離れていたが、当家付近でどうやら落ちたらしく、ものの見事に停電となった。
雷による停電は久々ではないだろうか?
いつ復旧するかと懐中電灯を片手に外を覗くと、向かいの家は電気が付いていた。 「ん?」と思いブレーカーを確認すると“主幹用漏電遮断器”が落ちていた。 レバーを上げると何事もなく電気が回復。 どうやらサージノイズで落ちたようだ。
ネットで調べると主幹用漏電遮断器はものによってはノイズに敏感な製品があるとのこと。 何処のメーカーの製品か失念してしまったが、取り付けられている主幹用漏電遮断器はサージノイズに敏感なようである。
まぁ、パソコンや昨今のメディア機器などサージノイズで壊れる製品が多くなってきているので、直ぐに反応して落ちてくれるのはありがたいことなのかも知れない。 勿論、突然の電源断による故障も有り得るので、一概に利点なのかは難しい部分ではあるが。
さて、ここからが大変。
先ずはパソコン関連。
当家ではWindowsベースの家庭内ファイルサーバー一台に加えてNASが四台稼働中(一台は仮設置で撤去予定)。 これらのデータが壊れていないか検証する必要がある。
最初にファイルサーバーを確認すると無事にWindowsが起ち上っており、再起動でチェックディスクも大丈夫であった。 RAID1を組んであるが、どちらのドライブにも問題は無かった。
次にNAS。 Princeton PNS-30は電源断から復帰すると自動起動されてそのままチェックディスクが始まる仕様で、既にチェック中の状態であった。 続いて下位モデルのPNS-25ではこの機能が無いので、管理画面に入って手動でチェックを開始する必要がある。 管理画面からチェックを行った結果、こちらも正常に終了した。
次にHDL-GX320R(640GB仕様)も自動チェック機能が無いので、起動後に管理画面よりチェックを開始、問題は無かった。
一応、仮設置のNAS390も管理画面からシステムの状態を確認し、ディスクに問題が無いことを確認してNAS関連のチェックを終えた。
次にnuro光のONU。 こちらも正常に電源が起ち上っていたので特に問題になる部分はないのだが、Wi-Fiの固定チャンネルだけは勝手に変えられてしまうバグがある為、チャンネル周波数だけチェックを行った。
当家の環境ではW56帯の124chで現在は安定している為、このチャンネルで通信できるように固定してあるが、案の定、J:COMのWi-Fiと同じ108chで固定されてチャンネルが被っていた。(当然ながら通信は不安定)
これを調子の良かった124chに固定し直し再起動。 しかしまたバグが発生して108chで勝手に固定。 再度設定し直して漸く124ch固定で落ち着いた。(本当にnuro光のONUは糞である)
次に茶の間のメディア系。
今回は運良くRec-POTのメイン電源を切っていた為、REGZAとの機器登録を再取得するような不具合は無く正常に連携が保たれていた。 録画用のUSB HDDやLAN HDDのRockDiskもメイン電源を切ってからブレーカーを上げた為、こちらも特に問題無く連携はそのままであった。
次にJ:COMのルーターHG100R-02Gだが、こちらは設定値などはきちんと保たれるので特に問題なし。 但し、このモデルは自動DHCPでの家電製品とのIP取得が苦手の為、スマホ、タブレット以外は固定IPアドレスで設定してあった。
今回の停電でIPアドレスの取得に失敗してまた面倒なことになるのではないかと少々不安であったが、REGZAやJ:COMのHDR+やWR-8600など個別に電源を投入して再認識させ、個々にLAN通信のテストを行ったところ、正常に取得できてメディア関連のネット通信も可能となっていた。
と、停電後の作業はこのような感じ。
各ルーターやNAS、メディア機器などメーカーが違えば相性問題や個別での設定方法と様々。 試行錯誤して作り上げたネットワークを復旧させるには一苦労である。
苦労して構築した甲斐あってか、今回特に障害なく素直に連携を取り戻してくれたのは幸いであった。
これからのシーズン、前線の影響で大気が不安定になり雷雨が多くなる。 PCや家電製品が壊れないことを願う。