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カメラ小話

2018.07.29 11:49

先週、引越しで仕舞い込んであった手元用の“FinePix Z5fd”と“FinePix V10”を漸く引っ張り出してきました。

小物を撮影接写する際はレンズからの最短撮影距離8cm(実測ではもっと短い)のZ5fdが扱い易く、シャッタースピードを稼げない室内の撮影では、手振れを起こし難いV10が使いやすいことから、長らくこの2台体制でブログ等の写真を撮ってきました。

今時のスマホでしたらスナップや記録用写真程度なら十分な性能を持ち合わせているので手軽に写真を撮るならそちらでもよいのでしょうが、パネルの画素数が少なくてもその品位は写真を撮るという専用の道具には敵わないというのが現状であり、特に受光パネルの大きさやレンズの優位性を考慮してしまうと、幾ら有名処のレンズを使用していても大きなレンズを搭載できるデジカメには到底敵わないと当方は思っています。
続き
特に写りを良く見せる為に色々と補正を加えるスマホの画像は、階調表現などにシワ寄せがきており、素直な発色やグラデーションを出せないモデルが多々あります。(まぁ、今のコンデジも同じようなモデルが殆んどですが) まだまだ受像素子やレンズの性能で勝負していた時代のカメラに追い付き追い越すまでに至っていないと思います。

さて、仕舞い込んでいた両者を引っ張り出す前まではスマホやショルダーバッグに収めていた“FinePix Z300”で撮影して当ブログにアップしていましたが、Z300のレスポンスや画がどうしても馴染めず、“仔猫ネタ 四つ目”の記事からはZ5fdを再稼働し、前回の記事“IO-DATA LANDISK HDL-GXR 購入”ではV10も再稼働させました。

機動性や近接撮影(最低撮影可能距離)の面でZ5fdが扱い易く、階調面ではV10の素性が優り、特にV10の画には改めて驚かされています。

前回の記事の“HDL-GX320R”を撮影した画を見た瞬間、蛍光灯下にもかかわらずカラーバランスの正確さや素直な発色、無理のない階調表現と“HDL-GX320R”のプラスティックの色や質感、側面のアルミパネルのプレス部のリアルさなど流石だなぁと思いました。 小型NASの台に使っているA4用紙のプラスティック製収納ケースのアイボリーの色も文句無しです。

これが2006年発売のモデルですから更に驚きです。

多分、発色が素直すぎて今の世代の人達には面白味がないかも知れませんが、特に大きな補正も無くここまで表現できるのは物凄いことだということを知っておいて欲しいです。

兎にも角にも写真はその手軽さからコンデジからスマホに取って代わってしまいましたが、まだまだ使える内は手持ちのコンデジを使い倒してやろうと考えています。

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