安価な急速充電器“NOKOKO-10”を手に入れて初期不良による返品に懲りずに、また安い急速充電器を購入してしまいました。
但し、今回は一応下調べしての購入です。
USAMS US-CC004
Amazonにて988円也。
安価な商品ながらもきちんと元箱ありなのが凄い。
さて、この充電器に対してAmazonでのレビューは1件もなし。 国内での情報も全くなかったことから海外で検索すると、EU圏で個人ユーザーのレビューが数件ありました。
そちらの内容をざっと見てみると、これといった悪い評価はなし。 突出して良いところもあるわけでもないようで、ごく普通の急速充電器のようです。
全くレビューの無いものを購入するのは、可成り危険な選択でありますが、失敗しても諦めの付く値段ですし、急速充電できないようなら初期不良で返品すればよいだけなので、思い切って手にすることにしました。
では、仕様を簡単に説明。
- Input 100V-240V 47-63Hz 対応 0.24A
- Output USB 2port 5V-2.4A 5V-1.0A
- 2ポート同時充電可能 最大出力 3.4A
- 急速充電対応
- 保護回路付き
- ACプラグ折畳式
- 動作用ブルーLED付き
と、こんな感じですかね。
元箱には『Quick Charge』と記されていますが、QC2.0やQC3.0対応ではなく、通常の急速充電器ですのでお間違えなく。
それでは本体。
丸みを帯びたボックスタイプで透明なアクリルパネルが外装に装飾されています。 持ち運びの際や使用時にアクリルに傷が付いてしまうでしょうから、取り扱いには気を遣ってしまいそうです。
今回、選んだ色はホワイト。 他にゴールドとローズゴールドが用意されています。 ホワイトを選んだ理由は、ただ単に3色の中で一番値段が安かったことと、Amazonに在庫があったからです。
他の色は1,000円を超えて尚且つ中国本土からの直送であった為、時間が掛かるので止めました。
正面の図。 USBポートを囲むラインが筐体の形状に合わずイマイチ。 筐体の形状に合わせて描くか、単に角を落とした長方形の四角いラインにすれば、また違った印象でしたでしょうね。
各ポートにアンペア表示は無し。 『AUTO MAX』の表記のみです。(この意味は後述)
背面の図。 型番と仕様が簡潔にプリントされています。
今回はプラグが折り畳めるタイプを選んでみました。 ただ、凹部が小さい為、指が太かったり深爪の方は少々プラグを起こし難いかも知れません。
プラグを起こすとノッチにカチッと掛かるので、安っぽさはないです。 但し、プラパーツは値段なりですが。
コンセントに挿すとブルーLEDが点灯します。 このLEDの灯りのお陰で一応暗がりの中でもUSB端子を視認できます。
コンセントに挿してからLEDが点灯するまで少々ラグがあります。 保護回路の動作と内部回路を通してキャパシタに蓄電されるまでの時間だと思われます。
各USB端子の出力を簡易チェッカーと先日購入のモバイルバッテリー“cheero Power Plus 3 mini”を使用して測ってみました。
先ずは上側。 “Power Plus 3 mini”のインプットは2Aですから、1.9Aですと“Power Plus 3 mini”の規定に合わせた電流できちんと出力されています。 電圧も5Vを超えてますから、作りはきちんとした商品のようです。 前回購入の“NOKOKO-10”とは大違いです。
下側もまったく同じ数値。 どちらか一方が急速充電対応とかではなく、両端子とも急速充電に対応されているようです。
だから正面のプリントにはアンペア表記が無く『AUTO MAX』表記なんですね。
多分、どちらも急速充電に対応していて、3.4Aを超えて保護回路が働くと2.4Aと1.0Aに振り分けられるのだと思います。
国内のサイトやAmazonのレビューなど一切情報が無かった為に少々不安でありましたが、これは意外にもなかなかの良品なのではないでしょうか。
電圧もきちんと5V+αで安定していましたし、電流も機器に合わせてきちんと出力されていましたから、これで988円なら掘り出し物だと思います。
あとは内部回路がどの程度保つか?耐久面での問題だけですね。
アクリルパネルで覆われている為に発熱が結構ありましたから、この発熱による内部回路やキャパシタへの影響が心配です。(ブルーLEDも実は発熱量が多い)
端末やアクセサリーなどひとつだけでの充電の際は、下側のUSBを使用して充電し、上側を開放して排熱させれば、多少は熱を抑えられるのではないかと思います。(気休め程度でしょうけど)
製品自体は結構気に入りましたから、安価に手に入れられる内に予備にもうひとつ手に入れようかと考え中です。
性能は文句無し。 今回は冒険した甲斐がありました。