dv2200 のリベンジ。 というよりは第二世代の Pavilion の使いやすさと ZEN-design“ibuki”のデザインに惚れて思わずポチってしまいました。
AC アダプターなし、HDD及びマウンター、コネクターなしで落札価格1,100円也。 但し、メモリー 1GB 2枚が載せられての価格でした。
Special Edition としては、めっちゃ安いっす!
最初にモデルナンバーと P/N ナンバー。
Model : HP Pavilion dv2500
P/N : GP344AV#ABJ
底面ラベルの Product では dv2500 となっておりますが、P/N ナンバーで調べますと dv2705 となるようです。
さて、そのスペック。
CPUは前回 6535s に搭載させた『Athlon X2 Dual-Core QL-60 1.9GHz』の前世代となる『Athlon 64 X2 TK-57 1.9GHz』を搭載。 チップセットは NVIDIA MCP67M でグラフィックスはチップセット統合型の NVIDIA GeForce 7150M + nForce 630M となります。
お蔵入りした dv2200 に搭載される GeForce Go 7200 と同様にドライバーで不具合の出る問題を抱えたグラフィックスでありますが、動画再生直後に一瞬画面がチラつくぐらいで今回は大きな問題はありませんでした。
この程度でしたらドライバーバージョンの変更で修復できるように思いますが、幾つかのバージョンを探して検証するのが面倒だったので、そのまま放置してしまっています。
当方が使用する動画再生ソフトとの相性とも考えられますから、気が向いたら検証してみようかと思います。
その dv2705 の Windows エクスペリエンス インデックスは 3.1 と低く、AERO を利かせて動かせるギリギリのスペック。 インテルで例えると 965GM の統合型グラフィックスと同等程度であります。 先日の似非 dv6700SE をリフレッシュさせる為に手に入れた dv6500SE と同じぐらいです。
ただ、CPU の処理能力はやはり低く Intel Core2 Duo 1.6GHz 程度のスペック。 当時、使用していて少々物足りなさを感じていたと思います。
ですが、仕上げてから 720p の動画を再生しても特に苦も無く再生できていましたから、ごく普通のスペックであったと想像します。
では、ここから手に入れた dv2705SE の外観をちょこっとだけ見てみます。
ブラックとブラウンを基調としたそのデザインは高級感が溢れるもの。 当方はこの手のデザインは嫌いではないですね。 恰好良いですし、美を感じます。
後継モデルである dv4 や姉妹機 dv5 などに標準採用された“grid”よりもデザインは圧倒的にこちらの方が優れていますね。
ディスプレイを立ち上げて目に付くのはやはり“ibuki”の模様。 デザインは秀逸だと思います。
Special Edition はモデルによってはタッチパッドにも装飾されているんですよね。 この dv2705SE は“ibuki”デザインの芽の先端がタッチパッドにまで綺麗に描かれています。
dv2500 系や dv2700 系のデザインは、dv6000 シリーズと同じく標準のカラーリングは“shizuku”となり、キーボードはプラスティック素地そのままの黒いものとなりますが、Special Edition の場合は同じ黒でも塗装された特別のものとなっています。
Pavilion シリーズの塗装されたキーボードというのはキートップに指が触れた瞬間に適度な滑りがあって、実はこれが意外に打鍵しやすいんですよね。 これを嫌って無塗装の方が良いと話す方も居られますが、キーボードのアレンジ(ストローク量や硬さ)によってはプラスに転じる場合が稀にあります。 この世代の Pavilion はその範例と云える仕上げ方で、なかなか優れたタッチ感だと思います。
但し、キーボード自体にビジネスノートほどの作り込み(剛性感など)は無いので、過度の期待はしないように。
ちょっと気になるのは筐体と共に手垢が目立つこと。 これは Pavilion シリーズすべてに云えることなので致し方ないのですが…
今回の個体で残念なのが天板に線傷が目立つこと。 加えて前オーナーが角を強打したらしく天板とディスプレイベゼルの一部にクラックがありました。
これが無ければ非常に綺麗な個体なんですけどね。
仕上がった dv2705SE です。(撮影した自分が写っているのが恥ずかしいですがグレアパネルなんで致し方ない)
全体像を見ると本当にデザインが良いですね。 これで Core2 モデルが存在していたのなら無理してでも手に入れるのですが… 残念です。
ダーク系の Pavilion のデザインは総じて美を感じる良いデザインが多く、「よくデザインされているなぁ」と感心します。
今回の“ibuki”や他のモデルの“mebae”や当方が大好きな“kirameki”などコンセプトが洗練されていて Special Edition を目的もなくただコレクションしたくなってしまいます。
このデザインで少々困るのは埃と手垢が目立つこと。 やはり Pavilon シリーズは手元にウエスが必須ですね。
スペック的にはもう過去の遺物であり、この世代の AMD 機はいつ壊れるか全くの未知数(「壊れるなよぉ」と心から願うばかり)。 今更敢えて手に入れるモデルではありませんが、デザインに惚れて、また OS をインストールして遊ぶには手頃なモデルではないかと思います。
AMD 機は今回で三台目。 もうお腹いっぱいということで、この dv2705 Special Edition で AMD 機は最終と致します。