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hp Pavilion dv4a その2

2016.06.23 04:17

ディスプレイの不具合から同モデルの hp ダイレクトモデルのジャンク機を購入。 AMD 機でよくある電源投入可でも起動できないジャンク機を部品取用に手に入れました。

その2台目となるジャンク機は当方の dv4a 機の上位機となる Athlon X64 QL-64 2.1GHz を搭載していたモデルで、この個体からディスプレイと CPU を移植し、オプションであった Bluetooth も載せられていたので、そちらも一緒に移植してグレードアップさせました。

そこから Windows7 をセットアップ。 仕上がった状態が以下の画像になります。

ファイル 575-1.jpg

当方が以前手に入れて仕上げた15インチモデルの dv5i と姉妹機となる為、外観やデスクトップの仕上げ具合は殆んど変わらずです。
続き
ファイル 575-2.jpg

今回の dv4a の個体は結構使用されていたものらしく、外装に施してあるメッキ部に少々禿げがあったり、タッチパッドのクリックボタン脇に僅かな凹みがありました。

車で例えると軽めの笑窪みたいな感じですかね。 言われて気付く程度のものです。

では、ここから簡単に外観を含めた装備類のレポ。

ファイル 575-3.jpg

右側面手前に光学ドライブを設け、その奥には USB 端子2個と DC ジャックが備わります。

めくら蓋の部分はオプション扱いであったモデムとテレビチューナーのアンテナ端子になります。

この頃から AMD 機や店頭販売機などはモデムはオプション扱いとなり、めくら蓋で塞がれている個体が多いです。

ファイル 575-4.jpg

左側面は画面左からアナログディスプレイ端子、エクステンション端子、LAN端子、HDMI 端子、eSATA USB 兼用端子、ExpressCard スロット、その下にメディアスロットになります。

筐体の奥行きの問題から USB 端子がひとつになってしまっているのは残念。 dv3000 シリーズのように ExpressCard スロットをハーフサイズにして USB 端子をふたつにしても良かったように思います。

ファイル 575-5.jpg

前面はリモコン受光部とオーディオ端子のみ。 端子に少々錆が出ているのが残念。 ただこの程度の錆でしたら『ピカピCAN』などで簡単に落とせますから問題無しです。

ファイル 575-6.jpg

底面は他のモデルと同じく HDD や無線LAN、メモリーに HDD とカバーを外すだけで簡単にアクセス可能となっています。

唯一の違いは14インチという大きさからモバイルを意識して光学ドライブが着脱式になっており、その脱着レバーが備わっていました。

ファイル 575-7.jpg

手持ちの15インチモデル dv5i と大きさ比べ。 dv4a は14インチモデルであることからちょうど一回り小さくなっているのが判るかと思います。

デザインも同世代のモデルであり、ZEN-design も“grid”と同じなので、見た目はまったく同じであります。

“grid”デザイン。 味気無いんで個人的にあまり好きではありませんが、シンプルなデザインが好みな方は良いかも知れませんね。

ファイル 575-8.jpg

こちらは仕上がったデスクトップ画面の様子。 まぁ、インストールするソフト類はみな同じですから、当方の他のパソコンとまったく同じであります。

但し、今回 Windows7 上で純正のメディア系ソフトである SmartMedia にある SmartMenu がワンタッチボタンで上手く動作せず起動させることができなかった為、この手の純正ソフトのインストールを断念してしまいました。

前期と後期では QuickPlay から SmartMedia に変更されてワンタッチボタンも小変更されていましたから Quick Launch Buttons との絡みもあって上手く動作していないのかも知れませんね。

よって SmartMedia 関係は一切インストールせず、DVD 再生ソフトは WinDVD をインストールさせてあります。

それと HDD は純正で積まれていた HITACHI HTS543216L9A300 をそのまま使っていますが、これ、160GB プラッタ1枚でありながら当方が以前お気に入りでよく使用していた 80GB プラッタ1枚の FUJITSU MHZ2080BH と転送速度が殆んど同じでありました。

当然、プラッタ容量の大きい HTS543216L9A300 の方が転送速度が速くなるのが当たり前なのですが、もしかしたら 80GB プラッタ1枚の2ヘッド構成なのかも知れませんね。(未確認なのであくまでも推測の話ですが…)

これなら同じプラッタ容量なので転送速度が同じっていうのも納得できます。

まぁ、未確認なんで何とも言えませんがね。

そうそう、バッテリーの消耗率は 12% とまだまだ使える状態でした。

ファイル 575-9.jpg

最後に Windows エクスペリエンス インデックスの数値。 GPU はチップセット統合型でありますが、 Mobile Radeon HD 3200 となるので意外に表示のストレスは感じられませんでした。(Intel のチップセット統合型よりも操作のレスポンスは良いかな)

それよりもやはり同じデュアルコアでも Intel との差が大きく CPU の処理能力に少々不満が残り、当方が動作の目安としている FLASH で動作するオンラインゲームのラスボスの場面でゲームスピードが著しく低下します。

この動きを見る限り Core2 Duo の低電圧仕様のレベル程度ですかね。 実際、 CPU の処理能力を数値に算出したサイトで確認しても Core Duo T2500 2.0GHz や Core2 Duo SL9300 1.6GHz と同等の数値でありました。

それと Intel のチップセット統合型グラフィックスと違って状況によってバリアブルにメモリーの使用量を変化させるのではなく、最初からメインメモリーの一部を占有してしまっていました。(実装メモリーの部分で確認できます)

AMD も同じように状況によってバリアブルに変動すると記憶していますが、最初から一定量を占有してしまっているのには少々違和感を感じました。

当方はネットや動画閲覧程度ですから 2GB で十分でありますが、このモデルで重い作業をさせるならば、最初から3GB以上を載せた方が無難かも知れません。

最後になりますが、分解清掃した時にチップセットの熱伝導シートが駄目になっており排除してしまったのが失敗。 チップとヒートシンクとの間に隙間ができて冷却が不十分となり、冷却ファンが頻繁に高速回転してしまうようになってしまっています。

現在、この隙間に挟める銅板を注文中。 Amazonでの購入でしたが、海外からの発送であった為、到着に暫く掛かりそうでお蔵入り状態であります。 熱対策に時間が掛かりそうです。

Turion の CPU を載せれば Athlon よりも処理能力が高くなりますからまた違った印象でしょうが、この世代の AMD 機はやはり Intel と比べて多少なりともハンデがあることを認識しておいた方がよさそうです。

ただ、チップセット統合型の GPU に関しては同クラスにおいて Intel よりもパフォーマンスの高いものが奢られていますから、どちらが優位?というのはなかなか定められないような気がします。

勿論、Core2 Duo 機でサードパーティの GPU チップを載せたモデルには到底敵いませんが、ネットやメールの閲覧目的でしたら十分実用可能なモデルだと思います。

まぁ、「今となっては…」のモデルではありますが。

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