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日本の映画、ドラマも良いかも その5

2016.06.10 20:58

orange-オレンジ-

これ、土屋太鳳が出演してたんで観たかったんですよね。 共演者に『まれ』で同級生且つ夫役であった山崎賢人も参加。 引き続きの共演となった。

原作は『高野苺』執筆によるコミック。 撮影終了直後に原作が終了した為、コミックとは少々異なるとのこと。 まぁ、このような事はよくある話なので、原作と大きくかけ離れていなければ、特に問題は無いと思う。

『うさぎドロップ』なんか酷くて観れたもんじゃなかったですからね。
続き
さて、ストーリーはネット上でネタバレされているので省くこととします。

土屋太鳳は現在日本テレビ系にて『お迎えデス。』にてヒロイン役を演じ中。 漫画チックな作品ながらも視聴率は平均8%台を保ち上々の様子。 芦田愛菜とシャーロット・ケイト・フォックスがダブル出演する『OUR HOUSE』(平均視聴率4%台)よりも視聴率が良く、テレビ離れの昨今ではまずまずなのではないだろうか。

『orange』では高校生役を演じたが、『まれ』での学生時代の描画は殆んどなく社会人になってからの演技が殆んどであった為、作中の若ぶった演技(というより作り声かな)に少々違和感を感じた。

『下町ロケット』で阿部寛の娘役で大学生役を演じてはいたが、『まれ』を演じた際の訛りが抜け切れずに僅かではあるがセリフを喋るイントネーションに「ん?」と思わせる部分があった。

『orange』では若ぶった声が功を得たか、『下町ロケット』時のイントネーションのズレは感じられなかったのは幸い。

勿論『まれ』以来、当方は土屋太鳳の演技を認めているのだが、無理に役柄に合わせた演技をさせるよりも、等身大の役を演じさせた方がこの娘の魅力を引き出せるように感じた。 この件に関しては山崎賢人も同じ。

まぁ、『まれ』がクランクアウトしたと同時にクランクインし、撮影期間も1ヵ月少々と短く準備期間や役のイメージ作りをする時間も殆んど無かったことが失敗だったように思う。

批判している部分が多いが、作品としては決して悪くはない。 原作がミリオンセラーを叩き出した程の作品であった為、もう少し時間を掛けて大事に制作してもらいたかったというのが当方の本音である。

因みに土屋太鳳と山崎賢人両者はこの作品で第39回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。 準備期間が無かったにもかかわらず、主人公の『高宮菜穂』と『成瀬翔』を演じきったのが認められた結果だと思う。

それとこの作品はアニメ化が既に決まっており、来月より放映開始予定。 原作の評価が高かっただけに、アニメ版も観てみたい作品である。

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