オークションで大量にジャンク機を出品しているいつものリサイクル屋で、これまた珍しいモデルが出品されていましたので入手してみました。
因みに落札価格は1,736円になります。
ドライバー検証時に四苦八苦している際の画像で Vista がインストールされている時のものです。 その四苦八苦した話は追って記事にします。
先ずは今回の dv2200 の正式名称。
Series : hp Pavilion dv2000
Model : dv2297ea
P/N Number : GA728EA#ABV
底面のラベルにあります P/N ナンバーの末尾が“#ABV”となりますことから、このモデルは日本仕様ではなく海外モデルとなります。 また、15インチモデルの dv6000 シリーズの弟分となる14インチモデルがこの dv2000 シリーズになります。
最初に「珍しいモデル」と記載しましたが、その理由はパームレストに貼られたラベルにあります。
日本仕様の dv2000 シリーズは殆んどのモデルが AMD 機であり、唯一最終モデルであった dv2800 で Core2 Duo T8100 を搭載した Intel 機がひとモデルだけ存在していました。 ですが、実は海外モデルでは dv2200 から Core2 Duo T7200 を積んだモデルがリリースされており、今回入手した dv2200 はそのモデルにあたります。
よって、先日の hp Premium PC と同じく日本未発売の PC となります。
因みにグラフィックチップは GeForce Go 7200 が搭載されており、日本でリリースされた dv2800 よりもひと世代前のチップが搭載されています。
それと200番台となりますのでパームレストのデザインから確認できるように ZEN-design 初代の“samon”があしらわれています。
今回のモデルも日本未発売となる為、国内サイトでは全く情報はなし。 海外サイトで調べても何処の国で発売されたモデルなのかさっぱり分からなかった為、分解清掃時にメンテナンスガイドからキーボードの品番で調べてみると、サウジアラビアで販売されたモデルだということが分かりました。
どうりで馴染みのない文字がキートップにプリントされているわけですね。
因みにキー配列は英語キーボードと全く同じ。 ですから OS インストール時に英語キーボードを指定してインストールすれば、英語キーボードとして使えます。
海外モデルで問題となるのが無線LAN。 当家では固定電話の子機との干渉と近所での 2.4GHz 帯利用者が多く、空きチャンネルが無いことから 5.2GHz 帯の a チャンネルが必須なのですが、海外モデルですと 5.2GHz 対応カードであっても省かれている場合があるので、入手したら真っ先に無線LANカードの仕様を確認するようにしています。
案の定、カードを確認すると日本仕様なら 5.2GHz に対応されているカードが載せられながらも 2.4GHz 対応のみの仕様のものでした。
要交換ですね。
次にシステムボードの確認。
1GBのメモリーが一枚おまけで載せられていましたので、メモテスを利用してメモリーとともにシステムボードのテストを行います。 毎回申しておりますが、メモテスはシステムボードにも負荷が掛かるので、両者ともにテストするには一石二鳥のソフトであります。
夕食時にテストを開始してそのまま放置。 テレビを観ていたらテストしていたのをすっかり忘れてしまい、気付いたら3回パスして尚も 99% に達しおり、4回目を終えるところでした。
これだけパスすれば両者とも問題はなし。 一安心ですね
HDD を載せていないので UBCD から PARTED MAGIC を起動。 本来は HDD の消去やパーティションのサイズ変更やコピーなどを行うソフトですが、本体はLinuxベースの OS になっていますからインターネットなども可能である為、PC の簡易的な動作確認にも使えます。 正常に起動しましたからハード面での問題はなさそうです。
と、今回はここまで。 次回も引き続きハード面をお届けします。
関連記事
hp Pavilion dv2200 入手 そして断念 その2
hp Pavilion dv2200 入手 そして断念 その3
えんひろ 2016.02.19(金) 13:40 修正
キーがアラビア文字なんて初めて見ましたよ。
御多分に洩れず内部は埃の山でしたか?(笑)
今回も安価に手に入れた様で良かったですね。
次回の四苦八苦されたというレポを楽しみにしています。