はるの雑記林 新雑記帳

今年最初のお買いもの。

去年、久々に友人と電話連絡した際にカメラの話が出まして「ハニカムCCDではあと FinePix S9000 （以下 S9000）が欲しいかなぁ」と話すと「後継の S9100 があるんだから要らないでしょ」ってな話になりまして「そりゃぁそうだ」ということでスルーしていたのですが…

盆暮れの掘り出しもの商品をヤフオクで物色していたところ、良さげな S9000 を発見！

後継の S9100 も決して褒められた画質ではありませんでしたし、S9000 も価格コムのレビューでの評判があまりよくなかったのでどうでもよかったのですが、出品内容を見てから欲しい衝動を抑えきれなくなってしまい、とうとう入札して手に入れてしまいました。　(^^ゞ
続き

こちらが届いた S9000 の元箱。　付属品はすべて完備されており、その落札価格は4,100円也。　はこBOONにて県内発送でしたので、決済手数料を入れても5,000円を切っての入手でした。

しかも、これがおまけ付きなんですよ。　ですから、結構安価に手に入れたことになります。（おまけは以下に記述）

で、届いた元箱の表記を見ると…

英語表記のみ。　はい、日本仕様ではなく海外モデルになります。

前オーナー様がアメリカ滞在中に購入したものだそうです。

海外モデルですからメニュー画面に日本語表記は無くすべて外国語になります。　海外モデルの FinePix E900 （日本未発売　以下 E900）と同じですね。

そうそう、E900 は S9000 と同じCCDパネルでしたね。

こちらは S9000 の全貌。　クリーニング前の撮影で少々汚れが目立ちます。

目立たないところに線傷がある程度で中古レベルでいうと『良品』といったところでしょうか。　レリーズボタンに皮脂による腐食が少々見られますが、状態は悪くないです。

ズームリングのラバーが少々白っぽくなっていますね。　ただ、これはお得意の『よごれ一発』で拭き落とせますから問題はないです。

撮影枚数を確認すると600カウントを超える程度。　前オーナー様はあまり使用していなかった様子で操作ボタン類に文字消えなど無く綺麗な状態でした。

S9000 はコマンドダイヤルに欠陥があって使用頻度が高いと軸が折れてダイヤルが脱落してしまう不具合がありましたが（後期では対策済み）、この S9000 は新品時の渋さがまだ残っていましたし、モードダイヤルにもカチッとしたしっかり感がありましたから、オートでの撮影がメインでダイヤル類は殆んど使われていなかったようです。　当分は壊れる心配はなさそうです。（対策品なら尚良いですね）

操作系でここまで状態が良いと使用による小傷が少々悔やまれます。

元箱や付属品が完備されながら更におまけ付き。　画像にあるようにxDピクチャーカード 1GB + 512MB とそのホルダーケース。　更に 64MB の CF カードが付属していました。

S9000,S9100 は最高画質の9Mピクセルで撮影するよりも約半分の5Mピクセルで撮影した方がバランスが良いことが分かっていますから、通常撮影ならば十分な容量です。

さて、動作確認の為にちょこっと撮影した時の感想ですが、画にキレがなく少々ボケた感じでコントラストが低めなのも所有する S9100 と変わらないです。　色乗りも淡白で初期のハニカム機にあったコントラストの高い抜けの良さはまったく感じられませんでした。

晴天時の撮影ではありませんでしたからそのように感じたのかも知れませんので、機会がある時にでもリベンジしてみたいと考えています。

それとフォーカスの動作に機敏性がなく、ピントがなかなか合ってくれないのがとても不便に感じました。　特に望遠側が酷いです。（S9100 はこんなに遅かったかなぁ…）

この辺りは価格コムのレビューでも指摘されており、このカメラの仕様（性能）ですから致し方ないです。　用途を限定して上手く付き合うしかないと思います。

海外モデルということで画像のチューニングが日本仕様と異なると見込んで手に入れてみたのですが、S9100 の画と比べるとどうやら大きな違いはないように感じました。

日本仕様の S9000 を所有しておらず撮り比べたわけではありませんからはっきりとした違いは分かりませんが、メニュー画面の言語の違いだけであってチューニング自体は変更されていないのかも知れません。

当方としては同じCCDパネルを搭載する E900 の方がクリアで解像感もあり好みです。　E900 よりも大きなレンズを搭載しながらもそのレンズの優位性を生かし切れていないというのはちょっと考えものですね。

S9000 は甲乙付けにくいカメラだなぁ…　というのが第一印象でした。