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HP Compaq nw9440 ゲット!

2014.03.13 00:05

タイトル通りでございます。

ヤフオクで検索のショートカットを作成してから彼此半年以上経って漸く手にすることができました。

本来はこの後継であります8710wか、そのひと回り小さい8510wが欲しかったのですが、如何せんまだ高価なのと当方が所有します6910pと同じくイージーアクセスボタンがタッチセンサー式で、これが物凄く使い辛いことから敢えて前モデルであるnw9440を購入しました。

このnw9440は当方がノートパソコンでメイン機として使用しておりますnc6400と同世代であり、当時のフラッグシップであるワークステーションモデルとなります。

ファイル 51-1.jpg
FinePix F80EXRにて撮影

落札価格は9,300円也。(HDD及びHDDマンウター欠品)
ジャンカー曰く、中古やジャンク機としてはまだまだ高価な部類のパソコンであります。
続き
そのnw9440の詳しい仕様は、HPのサイトにまだ残っておりますので、そちら(サイト消失)を覗いてみて下さい。

nw9440の中でも手に入れました個体は最終型の最高スペックであるCore2 Duo 2.33GHzを搭載したモデル。
発売時期は2007年と既に7年が経とうとしておりますが、Windows7を動かすには十分なスペックであり、しかもサードベンダーの強力なグラフィックチップを載せて十分今でも通用するモデルであります。

では、先ずはこのパソコンを紹介する前に動作確認した時の内容をざっと話して参ります。

最初に搭載されていたメモリーを検証すべく付属していたACアダプターを繋げてメモテスでテストを開始しました。

テスト開始から40%付近で突然電源が落ち、メモリーの接触不良と疑って抜き差しするも状況は変わりませんでした。

次にスロットの不良と疑ってプライマリースロットからセカンダリースロットへ差し替えて再度検証するも、同じく40%付近で電源が落ちてしまいます。

これは完全にメモリーが逝っていると判断して手持ちのメモリーを挿して再び検証、それでも電源が落ちてしまいます。

勿論メモリーは正常品を使用しておりますから相性かなとも疑いましたが、メモリーを差し替える時にグラフィックチップのヒートシンクが異様に熱いことに気付いたので、思い切ってクーラーの清掃を施すことにしました。

ファイル 51-2.jpg

既にクーラーを外した状態。
案の定、ヒートシンクに埃が詰まっておりましたが、ファンの風を遮るほどのもののようには見えませんでした。

となると、チップからヒートシンクへの熱伝導が悪くなっているのかと思い、いつもと同じく純正のグリスを拭き上げて手持ちのシルバーグリスを塗り付けてみることにしました。

ファイル 51-3.jpg

こちらはCPU、綺麗な状態です。

ファイル 51-4.jpg

こちらはグラフィックチップ。
これも綺麗で熱による影響は無いように見えます。

ファイル 51-5.jpg

しかし、グラフィックチップの周りにはメインメモリーに加えてグラフィックのメモリーにチップセットと、熱の発生源が見事に集約されてしまっています。

これでシステムボードとか大丈夫なんですかね?

ファイル 51-6.jpg

グリスを塗り付けてヒートシンクとクーラーを戻したところ。

所有するnc6400はCPUとグラフィック兼用のヒートシンクでしたが、nw9440はそれぞれが独立しています。
nc6400よりも強力なチップが搭載されていますから、兼用だと間に合わないのだと思います。
それに冷却ファンもnc6400のものよりもひと回り大きいです。

ここからもう一度メモテスでテストを始めますが、やはり40%付近で電源が落ちてしまいます。

ここで頭を過ぎるのがシステムボードの不良。

「これは不動品を掴まされたか」と、駄目もとでスペアのnc6400からマウンターを拝借してHDDを取り付けてOSのインストールを強行します。

ファイル 51-7.jpg

問題無くOSインストールプログラムを読み込んで初期設定を済ませ、ファイルの読み込みを開始してインストールが始まった瞬間、またもや電源が落ちました。

ここでふと思ったのが電源の不良。

負荷が掛かりCPUの温度が上がってファンの回転が上がろうとしたところで落ちていたので、「これはもしかして」と付属していたACアダプターを確認すると、なんと『3.5A 65W』と容量が小さいものでありました。

パソコンが到着する前にメンテナンスガイドをダウンロードして、もしもの時に分解できるようにとひと通り目を通しており、その時にUSキーボードの品番やACアダプターの型番に容量を確認してあったので、直ぐにおかしいと気付きました。

所有するnc6400や6910pでグラフィックがチップセット統合型は消費電力が少ないことからACアダプターは3.5Aのものが標準。
サードベンダーのグラフィックチップが載る当方がメインで使っているnc6400は、グラフィックチップの分だけ消費電力が多いため、『4.7A 90W』と容量の大きなものが付属しており、今回のnw9440もこの90Wのタイプか更に大容量の120Wタイプが標準仕様であります。

メインのnc6400の電源が90Wタイプだったので試しにそちらを使ってOSのインストールを始めると、負荷が掛かって温度が上昇してファンの回転数が上がっても電源が落ちずインストールが続けられ、そのまま問題無く進行して正常にOSのインストールが終了しました。

ファイル 51-8.jpg

こちらがOSインストール終了直後の画像。

グラフィックのドライバーがまだあたっていないのでアイコン表示が大きいですが、パソコン自体は正常に稼働しております。

序でですからここから引き続きドライバーの検証を開始。
Windows7用のドライバー類がHPからリリースされていないので、Vista用を使ってインストール。
インストーラーを使った状態でも蹴られることなくインストールでき、必要なものは全てあてることができました。

その後にWindowsUpdateを行い、負荷を掛けても電源が落ちることなくアップデート終了。

やはりACアダプターの容量不足が原因だったようです。

ACアダプターの無理な電流量による発火を抑える為なのか、今のご時世のパソコンは保護回路が働いてパソコン側の電源が切れるようになってるんですね。
でなければ、ACアダプターの方でブレーカー機能が働いているのかな?
どちらにしても発火しないように対策されているみたいです。

今回のACアダプターの件で、矢継ぎ早にドライバーの検証までする羽目になってしまいました。(^^ゞ
まぁ、どのみち最初のOSインストールはドライバーの検証をする予定でいましたから、時間が省けて結果オーライといった感じかと思います。

ちょっと問題なのがサウンドドライバー。
これに関してはnx4820と同じくプリ出力が大きいようで、所々音が歪む時があります。
WindowsUpdateでWindows7用がアップされていたのでそれをあてていましたが、ドライバーのロールバックを使ってVista用に戻しても同じでしたから、nx4820と同じようにプレーヤーなどに付いているボリュームを少し絞ってプリ出力を下げてあげる必要があるようです。
この辺はもう少し検証してみる予定ですが、nx4820の時はどうにもならなかったことから、今回も同じ状況になるのではないかと思っております。

取り敢えずパソコンは正常動作。
動いてくれてホッとしました。

次回はHDDマウンタとACアダプターが届いた時に、nw9440の概要をお伝えする予定です。

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