So-netから借用しているNURO光のONUの無線LANがどうも調子がおもわしくない。
元々NURO光の工事前からネットで情報を集め、その時から評判はあまり良くなかったことから、無線LANだけは既存のNECのものをアクセスポイントとして利用しようかと常々考えていた。
当家のNURO光工事後、暫くしてからファームウェアが更新されたので直ぐに書き換えて一応安定はしていたのだが、最近やはり無線LANに関してはイマイチ調子が良くない。
しかも、ある一定の装備を載せたパソコンだけが、とある症状に陥ってしまい他のパソコンでは問題無く繋がっているのである。
因みにそのとある症状はDraftNだけに発生する不具合で、54M通信ではまったく問題は無い。
その症状なのだが、例えばAのパソコンを使用していてそのパソコンのIPアドレスが仮に 192.168.**.3 でONUと繋がっているとし、そのパソコンがスリープや休止状態になって通信が途切れたとする。
次にBのパソコンを起ち上げてONUとの通信を始めるとAのパソコンと同じIPアドレスで繋がってしまう。
次にBのパソコンを起ち上げたままAのパソコンを復帰させると空いているIPアドレスでアクセスされずに重複してONUに繋がってしまうのだ。
勿論、OSでは“他のパソコンとIPアドレスが重複されている”と注意が促されるので、どちらかのパソコンを再起動させて空いているIPアドレスで繋がるようにするのだが、この時、他のIPアドレスでONUに繋がったとしても、そのまま使い続けていると稀にどちらかのパソコンの通信が不安定になってしまい、仕舞いにはONUが行方不明になって通信ができなくなってしまうのだ。
こうなった場合、再度通信できなくなったパソコンを再起動させるか、それでも駄目ならONUを再起動させないとならなくなってしまう。
この症状、実はdv6700のEU仕様と先日仕上げたdv6500のVista搭載機で起きる現象なのである。
両者のシステムボードは同じであり、搭載する無線LANカードもIntel 4965AGNと同じで、メモリーの搭載量からHDDまでもがみな同じ仕様で組み上げており、OSだけが違うのみである。
この2機種に300Mbps対応の4965AGNを搭載させても、制限が設けられているようで144Mbpsでの通信しかできずデバイスのプロパティで20MHzに固定する必要がある。
最初、dv6700で通信障害が出たのでこれに積まれた4965AGNの無線LANカードの問題かと思っていたが、日本仕様のdv6500での無線LANカードでも同じ症状が現れたことから、この2機種の持つ状況下でのみ現れる症状のようである。
因みに8510wに載せられた4965AGN(こちらは300Mbps通信可)、dv3500やdv5t、lenovo X200のIntel Link 5100、X200sのIntel Link 5300ではこの症状は現れない。
ONUではパソコンのどの辺りまでを識別して接続通信させているのかはまったく分からないが、少なからずdv6700とdv6500では同じ種の無線LANカードであってもMACアドレスは違うのだから、そこをきちんと識別、または無線LANカードのシリアル番号などを識別して同一のIPアドレスの使用を避けるように動作接続してもらいたいものだ。
うろ覚えで申し訳ないが、叔母に譲渡したDELL D430にも4965AGN(DELL純正品)に載せ替えて同じ144MHz通信であったが、このような症状は無かったと記憶している。
それとブロードバンド時代に入って通信速度が低下したり不安定になった場合、ONUやアクセスポイントなどの機器を再起動させるのは基本中の基本であるが、最近NURO光のONUを再起動させる周期が短くなってきたようにも感じる。(機器の劣化により再起動の周期が短くなるのはよくある話)
どのみちONUの不具合なのか、またはdv6700やdv6500の144MHz縛りの弊害なのか付きとめる必要がありそうである。
序ででの話であるがSo-netから借用されるNURO光のONUは支那ブランド支那製である。
まぁ、この辺りで大概の人は察しが付く事と思うが、兎に角、ファームウェアの更新はなかなかされないし、ログイン名が固定で変更できなかったり、設定方法も日本ブランドのものと違って少々ややこしかったり、機能の名称が分かり難かったりと、使いやすかったNECのものとは比べものにならないぐらいお粗末なGUIである。(機能面での不満はそう大きくはないのだが…)
やはりSo-netのONUの無線LAN機能を無効にしてアクセスポイントは別途設置した方が良いように感じた。