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ThinkPad X200s ジャンク購入

2015.04.10 00:54

先日のX200に続いてX200sを手に入れました。

但し、今回のX200sは完全なジャンク機で、右角に打痕によるクラック有りのバックライト切れと見事に故障しております。

何故にこんなジャンク機を手に入れたかって?

それはX200へのパーツ流用が目的であります。
続き
では先ず最初にX200sについて。

末尾に『s』が付くモデルは低電圧CPUが載せられ、各部をブラッシュアップさせて軽量化。モバイル向けに作られたノートパソコンになります。

X200との大きな違いはその低電圧CPUの発熱量に合わせてヒートシンクは薄く小型のものへと変更され、このことによってボトムシャーシも専用設計の薄型のものとなり、X200よりも若干厚みが薄くなっています。

また当時、BTOにてディスプレイの変更が可能で12インチモデルとしては珍しいWXGA+(1440x900)の選択が可能。WXGA(1280x800)のバックライトが冷陰極管だったのに対し、WXGA+ではLEDとなり軽量化プラスバッテリーの持続時間も延長されていました。

因みにX200のディスプレイはWXGA一択のみでしたが、こちらのバックライトはLEDです。X200,X200s共にWXGAモデルにLEDバックライトが存在します。保守マニュアルで確認すると冷陰極管とLEDの両品番が確認できます。実際今回のX200sはWXGA装備でLEDバックライトでした。

X200sはX200のモバイル色を強くしたモデルでしたので外観こそは似ていますが、低電圧CPUに採用されるGS45 Expressチップセットの搭載や上記の違いなどによって別モデルに仕上げられています。

別モデルと言いながらも実は共通する部品も多く、キーボード周りやバッテリーなどアクセサリー類にあたるものはX200と共通となっています。

このふたつのモデルの違いは当時ネット上でも記事にされていましたから、更なる違いを知りたい方はネット検索して下されば詳細を確認できると思います。

さて、手に入れましたX200sのモデルナンバーは『7465-PT6』で前回のX200同様、lenovoのサイトに詳細な仕様は掲示されていませんでした。唯一、Amazonの販売歴で簡単な詳細がありましたので、そちらから抜粋して掲示します。

CPU         : Core2 Duo L9400 1.86GHz
Chipset : GS45 Express + ICH9-M
GPU : Intel GMA 4500MHD(チップセット統合型)
RAM : DDR3 PC8500 2GB (スロット数2空き1)
HDD : 2.5inch 250GB
Display : 12.1インチTFT WXGA(1280x800)
WirelessLAN : Intel WiFi Link 5100
OS : Windows7 Pro
WindowsXP Pro(ダウングレード)

システムでの違いは先に述べたようにCPUの違いによる差のみ。装備に関してはほぼ手に入れました先日のX200と同等であります。

次に手に入れたX200sの装備群について。

上記の詳細からメモリーがプラス1GB装備され3GBへアップ。バッテリーは9セルの大容量のタイプが装着されていました。勿論、ジャンク機では省かれがちなACアダプターも付属。

また、OSはダウングレードされずにWindows7 Proがインストールされ、HDDの中にはリカバリー領域も残っています。そのリカバリー領域はリカバリーディスクの作成を行っておらず、リカバリーディスクの作成も可能でありました。
DtoDからインストール時はディスク作成は1回のみ。リカバリーディスクからインストールしてリカバリー領域が再構築されるとカウントがゼロとなるので再度ディスクの作成が可能。ネットでの情報により確証が無い為、削除しました。

ちょっと不思議に思ったのはSATA2に対応されながらもHDDはWesternDigitalのWD2500BEVSとSATA仕様が載せられていました。HDDにはきちんとlenovoのFRUのラベルが貼られていましたから純正品だと思うのですが、この世代で敢えてSATA150とは驚きです。

「コストダウンなのかな?」とも思いましたが、ネットで同じ250GBを搭載されていたモデルを見てみるとFUJITSUなどの他社製ではSATA2でしたから、製造ロットによって違いがあるようです。(保守マニュアルではHDDはSATA、SSDはSATA2と記載されていますが、装備の詳細は不明)

で、今回のX200sから剥ぎ取ったパーツは以下。

 1GB 2GB メモリー各1枚
 250GB HDD
 9セル大容量バッテリー
 ACアダプター

となります。

X200のメモリーを増設したかったこと
大容量バッテリーが欲しかったこと
スペアのACアダプターが欲しかったこと

などなど、X200の強化を図る為の購入でしたから、今回のこの1台ですべてを満たせたのはラッキーでした。(単品で購入したら結構な値になりますよね)

それに最初に述べたようにX200sの動作に関してはバックライトの不良のみでシステムボードは正常。外部モニターに繋いでちゃんと動作も確認済みでありますから、システムボード不良のジャンク機を手に入れてニコイチにすれば、X200sの復活も可能というわけです。

しかもリカバリー領域のあるHDDを確保してあり、OSのインストールやドライバーなどの検証も必要ありませんから非常に楽ちん。何れはX200sも復活させようと考えています。

さてさて、これでX200は方はすべて終了。次回から仕上げましたX200をご紹介したいと思います。

因みに9セル大容量バッテリーの消耗率は17%。X200sでの稼働時間は6時間以上と表示され、まだまだ使える状態でありました。

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