当方お気に入りのX31です。
モデルナンバーは『2672-LJ7』でX31の中では後期モデル、最上位機最高スペックマシンになります。
古いものですのでスペック的には昨今のパソコンと比べると遥かに劣りますが、XPがまだ使える中、ネットやメール、テキスト編集程度の作業ではまだまだ十分に使えます。
このパソコンは英語キーボードに交換して枕元のミニテーブルに鎮座させてSkype専用、偶にネットやメールチェックなどに使っています。
旧IBM製品はキーボードの使い易さに定評があり、更に英語キーボードを使うことで余分なキーが無くなってシンプル且つ快適に打鍵できるようになります。
Skypeはチャットもできますから、当方の所有するパソコンの中でSkypeに使うにはベストなモデルです。
さて、土曜日になってCPUファンの異音が増大。負荷を掛けて全開で回ると轟音が響き渡るほど物凄い音が出るようになってしまいました。
元々カタカタと音が鳴り始めていたんですが、気になる程度の音ではなかったのでそのまま放置して使っていましたが、どうやらファンの軸受が摩耗して末期症状になったようです。
X31とX32は延命目的でジャンクパーツをストックしてあるので、早速日曜日に交換をしました。
IBMはメンテナンス性が非常に優れており、他社に比べて簡単にパーツの交換ができます。またメーカーサイトのサポートもしっかりしており、メンテナンスガイドなどのPDFを多く公開しています。15年以上も前のモデルのドライバーや説明書がダウンロードできるのですから、今もIBMの人気があるのがよく分かります。
このX31もCPUファンの交換は非常に簡単でキーボードを外せば容易にアクセスができます。あとは赤丸で記されたビス5本とコネクターを外してヒートシンクごと取り外せばOKです。
で、今回外したヒートシンクを見てみると、
Made in China です。
この頃は既にlenovoへの譲渡が始まっており、X31の後期モデルの一部が確か中国産だったと記憶しています。
このX31 2672-LJ7は、非常に綺麗な外装で使用感が殆ど無い状態。前オーナー様が大事に使っていたものらしいのですが、それでも調子が悪くなったということは、流石チャイナクオリティといったところでしょうか。
そこで手持ちのジャンクパーツを漁ってみたところ、同じX31の後期モデルである2672-BJ3のCPUファンが Made in Japan でした。
素晴らしい!
この2672-BJ3はSkype専用一号機だったのですが、既にシステムボード不良で起動不可能。結構使い込まれたボディでしたがファン廻りは正常に動作していました。
で、こいつに交換してお見事!のひとこと。未だに正常に動作しております。
流石!日本製。
これで快適動作、気分がいいですねぇ。
今回のこのX31は実はバックライトも劣化し始めていて起動時に赤身がかって表示されます。起動してから数秒で正常に戻るので気にせずそのまま使っています。
液晶パネルもあと1枚ストックしてあるので交換してしまってもよいのですが、輝度が十分な明るさを保っているので、使えるうちは切れてしまうまで使い込んでやろうと考えています。
起動しっぱなしの状態ですが、XPの省電力機能で時間が経つとモニターが切れるように設定してあるので、なかなか切れるまでには至っていないようです。
まっ、そのうち交換すればいいかなぁって感じですかね。