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Rec-POTの中身

2014.11.09 14:55

Rec-POTに関してはネット検索で幾らでも引っ掛かりますし、その内容も様々に記事にされていますので、今回は当方が手に入れましたHVR-HD250Mをクリーニングした際にカバーを開けた時の中身をお見せしようと思います。

ファイル 304-1.jpg
FinePix V10にて撮影

天板カバーを外して中身をクリーニングした後の画像です。

非常にシンプルな構成でMPEGデコーダーなど負荷が掛かって発熱するパーツが少ないので、余程のことがない限り壊れそうにないですね。(まぁ、電源周りは危ういでしょうが)
続き
内蔵冷却ファンが備わらないモデルなので中身は多少埃の混入がありましたが、塵や煤といった細かい汚れは付着しておらず画像の通りで非常に状態は良かったです。

加えてコンデンサーなどの膨張も無く、HDDが使える内はまだまだ使用できそうな状態でした。

この「HDDが使える内」と話したのには理由がありまして、このRec-POTは個人でのHDDの交換ができない仕様となっております。

価格COMのクチコミで書き込まれていた内容によりますと、

1.制御用ソフトがHDDに書き込まれているとのこと
2.著作権保護のデータが書き込まれていること
3.独自フォーマットであること
4.HDDとメイン基盤に同じIDが書き込まれており、一致しないと動作しない

だそうで、個人での交換はちょっと無理っぽいですね。

1や2に関してはディスククローンで対応できそうですが、3の独自フォーマットとなるとクローンコピーさせるソフトが対応していないと無理でしょうし、4のIDがソフトウェアでHDDに書き込まれているのか、それともHDDのROMに書き込まれているのか、将又HDDのシリアル番号をIDとして使用しているのか詳細が分からないので、やはり素人にはHDDの交換は無理なように思います。

ファイル 304-2.jpg

メイン基盤には『AVHDD Panasonic』とプリント。

Rec-POTの中身は元々、松下寿電子工業と米Quantum(開発当時は既にMaxtorに買収済み)とがハード及びソフト面で共同開発したMPEGストリーミング技術を搭載したもので、筐体の製造をIO DATAが担当してRec-POTという名称で販売していたようです。(詳細は不明)

勿論、家電メーカー製HDDレコーダーにも採用されていましたから、古いHDDレコーダーにMaxtor製のHDDが多く載せられていた意味がこれでよくわかりました。

さて、きちんと動作するか試しに10分ほどの番組を予約録画してみましたが(画像撮り忘れ、申し訳ないです)、外部入力でHDD/DVDレコーダーで録画した番組を視聴中にRec-POTで予約した時間になるとスーパーインポーズで『予約した番組が始まります』とかなんとか表示され、Rec-POTを見ると自動で電源が投入され録画が始まっていました。

録画時は勿論テレビの内蔵チューナーを使用しますから、録画する為に外部入力から内蔵チューナーに画面が切り替わるかのと思いきや、外部入力を視聴したまま裏録のような状態で動作していました。

おぉ、これは便利かも知れない。

実はこの件が非常に気になっていた部分でして、「Rec-POTで録画中は一切、他の入力を受け付けないのではないか?」、「もしもそうならばちょっと使いづらいなぁ」と思っていましたから嬉しい仕様でありました。裏録のように扱えますから便利ですよね。

Rec-POTによるディスクモードでの使用は簡易HDDレコーダーのような感じで細かい操作はできませんが、視聴して直ぐに削除してしまうような番組や、またHDD/DVDレコーダーのダブル録画が予約で埋まっている時などにトリプル録画的な使い方で重宝しそうです。

「ダブルチューナーのHDDレコーダーがもう一台あれば、クワドルプル録画ができるよ」という話は無しということで。(^^ゞ

因みにKD-32HR500のテレビの説明書を読むとRec-POTで録画した番組を視聴しながらも録画が可能なようです。

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 Rec-POT 買ってみた

コメント一覧

えんひろ 2014.11.10(月) 13:21 修正

追っかけ再生が出来ますね(^。^)

はるぼー 2014.11.10(月) 23:29 修正

本日、『家族に乾杯』を予約録画して食事時に視聴してみました。放映時間に電源が投入されてちゃんと録画されてましたよ。

今回のような観終ったら直ぐに削除するような番組の録画には重宝しそうです。何せテレビのリモコンひとつでみな操作ができますから手軽に録画ができて便利ですね。

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