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FinePix F710

2012.10.22 00:00

引き続き届いたカメラ、F710を簡単に見て行きましょう。
今回は手に入れました4900Zの試写も兼ねて4900Zで撮影しました。

ファイル 280-1.jpg

大きさは海外煙草のスリムなハードケースを少し伸ばした程度の大きさで、厚みも同じように多少厚くした感じです。

昨今の小型のコンデジと比べるとひと回り大きく感じられますが、十分小型の部類に入る思います。

レンズの上には一丁前にフォーカス補助光があり、F710のロゴの上にはコンティニュアスAFのスイッチが設置されています。コンティニュアスAF装備なんて流石当時のFシリーズ最上位機ですね。

また珍しく光学ファインダーも装備されていて、フィルム時代のバカチョンカメラそのまんまです。視度調整が付いておらず、近眼の自分には全く見えませんでした。
続き
ファイル 280-2.jpg

ネオ一眼と同等の使い勝手ということで、Aシリーズのようなバカチョン感覚のカメラと違ってダイレクトボタンが幾つか設置されています。
また、液晶画面右のダイヤルはプリセットダイヤルとなり、プログラムシフトやシャッタースピード、絞り値などを変更できるようにと操作感覚はそのまんまネオ一眼といった感じです。

方向キーにマクロやストロボのモード設定を兼用したのは同社のコンデジと同じ。
更に専用の連射ボタンに露出補正ボタンを設けたのはSシリーズの流れになると思います。

ファイル 280-3.jpg

上部はモードダイヤルにレリーズボタン、メインスイッチと至ってシンプルです。

ちょっと気に入らないのがメインスイッチ。これ、カバンの出し入れの際に引っ掛けて電源を入れてしまう可能性があるので、ロックを付けてくれればよかったと思います。カバンに仕舞う際はハードケースなどに入れた方が良さそうですね。

ファイル 280-4.jpg

左の蓋部分はバッテリーとxDメディアカードの挿入口になります。

この厚みの筐体になるとちゃんと三脚穴も装備されています。センターから端にずれているのは、三脚に取り付けたまま電池やメディアの交換ができるように
工夫されているようです。

クレードルに接続されるUSB端子も下部に設置されています。

ファイル 280-5.jpg

操作系の集中する背面以外はシンプルな構成で左側面には電源端子があるのみです。保護をするキャップや蓋が無いので、水分や埃の混入には気を付ける必要がありそうです。

ファイル 280-6.jpg

電源を投入してレンズが迫り出したところ。

前モデルのF700よりもズーム倍率を欲張ったおかげで描写能力が後退したとのことですが、F700を所有しておらず、撮り比べたわけではないので当方では未確認です。

ストロボはボタンを押して機械的に跳ね上がるメカニカルポップアップ式です。発光を止める時は手で押し込んで格納しますが、電源を切るとメカニカル式に自動で格納されます。レンズの収納と一体になっているようです。

使いたい時は跳ね上げて使用後は押し込んで仕舞う。ストロボはやはり手動ポップアップの方が使い易いですね。

前オーナー様は女性の方だったのですが、大事に使われていたようで使用による小傷があるものの大きな損傷は無く綺麗な状態を保っています。この機種の欠点である塗装剥げも殆ど無く、中古市場では良品といったところでしょうか。まずまずの状態かと思います。

色々とまだ書き記したいことがありますが、詳細は当ホームページのカメラのページで改めて紹介します。試写したいので少々時間が掛かるかも知れませんが、カメラ本体の詳細撮影は終了していますので、その内に作成したいと思います。

4900Zの試写について

9年ぶりに4900Zを手にしたので露出の癖を全く覚えていなかったことから、オートブラケティングで±1/3の設定で撮影しました。

撮影画素は2Mピクセルでホワイトバランスはオート固定、絞り優先AEにてISO125。測光はその時の状況に合わせて、マルチ・スポット・アベレージと使い分けています。

以前使用していた時、晴天下での撮影では素直な発色にヌケの良いコントラストの高い画でしたが、今回撮影してみて気付いたことは室内撮影では少々アンダー気味に写るようで、場合によっては画素粒子のようなざらついた感じの画になっていました。

このざらついた感じが現れると、ハニカム構造の恩恵である滑らかな描写が損なわれ、尚且つ解像感も後退していたので少々気を遣って撮影をしています。

元々この世代のカメラはオーバーに撮影されると直ぐに白飛びを起こすので、当時状況によってアンダー気味に撮影していたことがあったことを覚えています。当方の所有していた4900Zは発売間もない初期のロットだった覚えがあるので、途中のロットから若干アンダー気味の設定に変更された可能性もあるような気がします。

撮影した±の補正を見比べたところ、1/3オーバーのものが良好だったことから、今回のF710の雑記帳画像は1/3オーバーのものをアップしています。

2Mピクセルですと210万画素、撮影したF710の画像を見てもらえばわかりますが、メモ帳代わりの撮影やブログ、ホームページなどに使用するなら十分な描画力かと思います。

今となってはレスポンスの悪いカメラですけどね。でも、当時写りに関しては高評価だっただけのことはあると思います。

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